知事辞職要求勢力 狭まる包囲網、孤立深める斎藤氏

2024年09月09日 12時45分12秒 | Weblog

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題では、最大会派の自民をはじめ、既に複数の会派が斎藤氏に辞職を要求する方向で調整を進めている。今後の焦点は不信任決議案の提出へと移る見通しだが、維新が加わったことで辞職を求める勢力は、全議員が出席した場合の決議案可決に必要な65の「不信任案可決ライン」を超えた。孤立を深める斎藤氏。包囲網はさらに狭まる展開となっている。

県議会(定数86)では最大会派の自民が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定を明らかにしており、第3会派の公明や、立憲民主党議員らで構成する第4会派「ひょうご県民連合」も、こうした流れに沿う方向で調整が進む。9日午後に辞職と出直し選挙の実施を求めることを決めた第2会派の維新を合わせると、斎藤氏に対して県議会の4会派すべてが辞職を求める形となった。

ただ、9日午前に県庁で報道陣の取材に応じた斎藤氏は「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」と述べ、会派からの辞職要求には応じない構えを強調している。

議会が首長に進退の判断を迫る際には、辞職勧告決議案を提出して議会で採決するケースもあるが、会派からの辞職要求と同様、法的拘束力はない。議会が知事を失職させるにはまず、不信任案を可決させることが必要となる。

これまで、斎藤氏に辞職を求めたり、求める方向で調整を進めていたりする主な勢力は自民(37人)、公明(13人)、県民連合(9人)の3会派の59人に、共産2人を加えた計61人だった。これに第2会派の維新の21人を加えると、全議員が不信任案に票を投じたと仮定した場合の賛成票の数は単純計算で、可決に必要な65を大幅に上回ることになる。

                                                                         産経新聞

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【高市大臣の答え!?】絶対... | トップ | 【斉藤元彦】県職員アンケー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事