訪日外国人、医療費未払いの懸念 値切られることも「日常茶飯事」

2024年07月23日 17時42分42秒 | Weblog

 昨年5月に新型コロナが感染症法上の「5類」へ引き下げられ、病院に運ばれる訪日外国人が急増している。

 東京消防庁によると、昨年1年間に東京都内(稲城市と島嶼(とうしょ)部を除く)で搬送された訪日外国人は3283人。前年の624人の5倍超で、コロナ禍前の2019年の2620人を超えた。

 相次ぐ外国人の搬送によって、新たに生じている課題もある。

 1年間で2千件を超える外国人患者を受け入れる聖路加国際病院(東京)では、訪日外国人による医療費の未払いが年間30件ほど生じている。

■値切られることは「日常茶飯事」

 訪日外国人が日本の健康保険証を持たない場合は自由診療となり、医療費は患者側が全額負担する。同病院は、こうした患者を受け入れた場合、病院の滞在中に何とか支払ってもらうよう働きかけているが、応じてもらえない場合は、患者が契約する保険会社に掛け合うこととなる。

 しかし海外の保険会社も様々で、値切られることは日常茶飯事。保険に入っていない患者については住所を聞き取って請求書を送るが、支払いに応じるケースはまれだという。訪日外国人患者に特化した医療費の補塡(ほてん)制度はなく、未払い分の多くは病院側が負担しているのが現状だ。

                                     朝日新聞

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 覚醒剤530キロ超密輸か ... | トップ | 「生活道路」最高速度60キロ→... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事