加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

介護保険の見直し2

2006-01-22 19:05:27 | Weblog
先日触れた介護保険事業の見直しについて。
「パブリックコメントという形で住民のみなさんの意見を聞く…」と書きましたが、資料配布されて目を通してみると、意見募集期間が1月25日から2月3日までとのこと。見て唖然としました。「本当に住民の意見を聞く気があるの?」
 先日書いた「CATVで概要を説明してみては」どころの話ではありません。合併を控えて時間的余裕がなくバタバタしているのはわかりますが、形だけ住民の意見を聞いたことにしても全く意味がありません。その上で役場の原案を「粛々と」認めてほしい、というホンネがありありと出ています。
 かなり前ですが、本会議で「役場の常識、世間の非常識」と言った議員に対し、血相を変えて怒っていた幹部職員(現在は退職されていますが)がいたのを思い出します。そのときは、結構プライドの高い公務員もいるもんだなぁ、などと横目で事を見守っていましたが、今回のこんな様子を見ると「役場の常識、世間の非常識」と私も言いたくなります。

 内容としては、住民のみなさんに直接かかわってくる部分として、現在の「要介護度1」の方を「要支援2」と「要介護1」に分け、現在の「要支援」の方と「要支援2」の方は「新予防給付」に移行。筋トレなどで介護度の悪化を食い止めると同時に、従来受けていた介護サービスは見直されます。

 また、予防給付の実施を行っても、総額として介護保険事業量は増えていく見込みであるため、平均月額3200円程度の介護保険料が3700-3800円に上がる見込みです。(個別には、所得等により差が出ます)

 こういった内容については、議員としてある程度理解していかなければならないな、と思っていただけに、「パブリックコメント」に関する行政の姿勢が残念でなりません。

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