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Performance Engineering

Elise SC ECUセッティング

2014-10-09 22:31:17 | Lotus Elise
最近当店でHOTなLotusのECUセッティングが本日完成。作業内容をまとめて紹介。


車両はエリーゼ、エンジンはトヨタの2ZZのスーパーチャージャー付き。オーダー内容としてはエアクリ、マフラーの変更に合わせるのに加え、アクセルを踏んだ時のもたつきを無くして動きを軽快にして欲しい、と。確かに加速のレスポンスがイマイチで気持ち良さがスポイルされていました。


セッティング前にプラグを交換。NGK製の中心電極がイリジウム、接地電極がプラチナの物。HKSブランドで販売されてます。プラグ変えてる?チューニング車両の場合、2万キロ毎程度での交換を推奨します。D社製はチューニング向きでは無く、ブローしても責任持てないので取り扱っていません。


マフラー、フロントパイプをまとめて取り外し。


フロントパイプに空燃比センサーボスを取り付け。これでセッティングの準備が完了。


セッティング後のセンサー。良い焼け具合w

燃料、点火時期は勿論、スロットルマップを大幅に変更しアクセルペダルへの応答性を上げたり、軽量フライホイルに合わせて加速補正を変更したり。マニアックなところではアクセルペダル無しで発進できるよう、アイドリング付近で粘りを出したり。

結果、車重が15%くらい軽くなったかのような軽やかな感じに仕上がりました。出力としては15PS程度の向上だと思いますが、どこでも気持ち良く乗れるようになりました。

ついでに点検を頼まれた箇所で幾つかトラブルが…。


サイドブレーキの警告灯が消えにくい状態だったのですが、内装を剥がして見てみるとマイクロスイッチの先端が曲がっており、戻そうと軽く触れた途端に事件が。


頭が取れた。スイッチの位置が悪く、アームが毎回曲げられていたようで金属疲労で限界まで弱っていたようです。


裏表からSUS板をあて、接着して補修&補強。


シフトフィールがイマイチとの事で確認したところ、支点のボールが割れてガタが出てました。後日対策することに。このまま悪化するとレバーが折れて走行不能になります。参考までに走行距離は3.5万km程度。エリーゼ&エキシージのオーナー様はシフトフィールの変化にご注意下さい。


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