2ZZGE VVTiスプロケット加工

忙しすぎて久しぶりの更新になりました。相変わらず濃い作業ばかりやってます。

普通は分解しないと思われる連続可変バルタイ機能付きのスプロケット。


エンジン停止時には最遅角状態でロックする為にこのようなピンが入っています。油圧が掛かるとロックが解除されます。最近は中間位置でロックするタイプも出てきています。


２ＺＺの場合、可変量の制限はノックピンで行っています。


追加加工してノックピンの位置を変更。


作動角を減らします。

なんでこんな事をやるのか？


使用するハイカムを仮組みして


データ取った結果


いずれこうなる事が明らかになったからｗ画像は他所で組まれた物で、残念な事になったエンジン。

ＥＣＵのデータ上で進角量を制限したところで、トルク変動や応答遅れで実バルタイは結構誤差が出るので、機械的に制限してやる必要があります。

壊れないエンジンを作る為にはそれなりの手間が掛かります。時間も…。ボスケテ。