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Performance Engineering

Lotusラッシュ

2014-09-12 22:51:06 | ECUセッティング
最近、ロータスのエリーゼ&エキシージ系の仕事が結構ありました。

手前のエンジンはエキシージ用の2ZZのNAフルチューン仕様。こちらはエンジン単体での製作でした。

その奥に写っている車両はエリーゼ&エキシージ系で一番激しい車両2-Eleven。屋根なし、窓なし、フロントウインドウも無し、ドアも無し。エアコンなんて当然無くてパワステも無し。車重はノーマルで700kg台、ゴーグルやヘルメットが必需品で乗ってる感じはまるでバイク。ステアリングレスポンスはまるでフォーミュラ。

先日紹介したブーストアップ用のプーリーはこれ用でして、本日無事納車いたしました。プーリーは比較的簡単に手に入りますが、ECUの書き換えを行わないとエンジン壊れます。純正のデータはそういう嫌らしいMAPになっていました。燃料、点火時期に加え他のMAPも変更することで特に中速のトルクを分厚くすることが出来ました。

今回、作業時間に余裕を持たせてもらえたので、解析をしっかりと行う事が出来たので内容を紹介いたします。純正状態でも一般的な車両と比べるとかなり攻めたMAPなのですが、高回転での盛り上がりを演出する意図なのか6500回転以下では点火も燃料も変更の余地が大きいようです。スロットルMAPも万人向けの至って普通の味付けなので、レスポンス重視でBIGスロットル的な味付け等にも対応できます。吸排気系の変更、プーリー変更でのブーストアップ、エンジン本体の変更(圧縮比調整等)にも純正ECUで対応できそうです。

効果的なチューニングメニューなので、ホームページ上にブーストアップメニューとして掲載いたしました。興味がありましたらご覧下さい。


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