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Performance Engineering

1ZZ 純正コンロッド

2013-08-06 20:38:33 | ニュース
前回はピストンだったし、コンロッドでも見てみましょう。

様々なメーカーの車両を触っていると、トヨタの凄いところが見えてきます。生産技術、メンテナンス性を考えた設計、そしてコストカットへの執念w

生産技術…下請け企業さん、ご苦労様です。高品質な部品で助かっております。
メンテナンス性…設計屋さん、ご苦労様です。整備がし易く助かっております。
コストカット…最近のエンジン、ライン組み用のメタルは爪がないんだぜ。コンロッドのオイルジェットは?まだあったら馬鹿にしちゃうよwあれこそ無い方が良いです。

ちと脱線気味ですね、失礼しました。コストに拘るなら無くせよと。


なかなかバランスの良い設計だと思います。でも、ボルト細いよ。一番下のが純正用。軸部6.57mmとかでした。締め付けは20N・m+90度の展性域締め付け。最終トルク30n・m程度でした。コンロッドボルトで展性域締め付けとか勘弁してほしい。アルミとかチタンコンロッドなら分かるけど。
8500回転も回せば伸びてメタル焼き付き→コンロッド破断かと。上のがH断面コンロッドで使っているものARP2000の3/8”。これの軸部が8.2mm。断面積だと純正比156%くらい。締め付けトルクがエンジンオイルだと約80N・m(銘柄によって適正トルクの変動が大きいので、付属のモリブデングリース使ってください)。材料の強度も考えると強度は2倍近いと思います。真中のが一サイズ下の5/16。これでも締め付けトルク40N・m程度は掛けるのに。




チューニングベース、特に高回転化を伴う場合には使わない方が良いでしょう。

今回はHなのぶち込みます。ノーマルエンジンですけど。あわよくばターボもテストしようかと思っていますw

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