余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

究極のモネ展

2016-02-28 | 美術館

マルモッタン・モネ美術館所蔵モネ展


究極のモネ展の最終日、H.28/02/21(日)にバスツアーで行ってきました。
最終日ということで混雑は覚悟していましたので、人の頭越しの鑑賞に落ち着かないなりにもそれほど気にすることなく観て歩くことが出来ました。
「さあ福岡の街だ」とカメラを取りだし車窓から証拠写真を・・・と、あれ! チカチカチカ?

車窓から                    福岡市美術館


  あれれれれ~~? やってしまった、電池切れだーー;;
車窓からの一枚と、辛うじて会場の福岡市美術館を撮っただけで写真は終了・・・ 福岡市美術館は初めてでしたが、大濠公園のすぐそばでした。
どうせ会場内は撮れないんだけれど、駐車場に入りきれずにズラ~っと並んでいる車の列とか、博多シティで見つけたロボットとか、・・・・・ そんな写真はいらないか 

ということで以下は、パンフレットの写真などです。

入口で全員に配られた クロード・モネのパレット・・・ を印刷したカード


入ってすぐのところに、このパレットの実物、
油絵の具のこてこてについたままのものが、その横の丸い眼鏡と共に
展示されていました。

(表表紙?)          パンフレット          (裏表紙?)


  今回の展示は、モネが、最後まで手元に残していた晩年のものを中心にした作品の遺贈を受けたという「マルモッタン・モネ美術館所蔵」の作品。  なので、こんなのもあったの?  と思える晩年の「睡蓮」や「日本の橋」を見ることが出来たのではないかと思います。

後に「印象派」と名付けられることとなった今回のメイン作品、
 ぜひ見たかった 《 印象、日の出 》 1872年

まだ決まっていなかったタイトルを聞かれ、
その場で「『印象』と名付けてほしい」と言ったという作品。
その空気感に少しは触れることが出来た・・・かな

ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅 》 1877年

こちらは、前期のみの展示で見ることはできませんでした。


《 小舟 》 1887年  ふっと気になった一枚


  この「小舟」の絵の中に、季語が隠れているとすればなんだろう? とふと考えた。 「青葉」「新緑」「緑陰」・・・うーーん思いつかない、、、「舟遊び?」「納涼?」・・・?  それとも春? いや「水ぬるむ」という感じではない。 舟には「日傘の女」のような女性がさっきまで乗っていたかもしれない。 下りて行ってどのくらい経つのか、、清らかな流れ、川の底で大きく揺れている水草・・・じっと待つ小舟・・・・ そしてナンと言ってもその小舟にやさしくかかる青葉、俯瞰するこの優しさに惹きつけられる。
あーーこのスキャンした写真では、実物の雰囲気が全然分かりませんね 

 プレバトではみなさん、こんな写真一枚を見て句を作ってるようだけど・・・ぜんぜん浮かばなーーい 


《 睡蓮 》 1917-19年 パンフレットのヘッド部分に使われてる

晩年、白内障を患ったことからタッチの変化とともに作品も大きくなっている

  モネは、1883年(43歳)にセーヌ川を下ったジヴェルニーに移り住み、「花の庭」を造り、1893年には「水の庭」をと、絵を描いていくように庭を育てていったということです。
そこからはじまった「睡蓮」の連作は死を迎えるまで続き、その数は200点以上にも上ったそうです。

晩年の作品は、白内障によってタッチが荒くなり形が変わってきただけでなく、色も黄色や赤が強調され、まるで抽象画のような「日本の橋」が何枚もありました。
白内障の手術は3度されたようですが、手術後は濁りがとれて今度は青い色が強調されるようで、青っぽく塗られたものもありました。

日本の橋 》 1918-19年        《 日本の橋 》 1918-24年


最晩年の作品には、見えづらくなった目で最後まで何かをとらえ、五体で感じた印象をどうしても表現したいという気持がほとばしり出てるようで力強く、感じるものがありました。

ファイル(A4)


 ファイル(A5)     .
             

yoshiへのお土産は、キッチンペーパー  とA5のファイル 


  

  絵画教室のほかに、一応(^^?)もうひとつ「ビデオ教室」にも席を置いているのですが、こちらの方は市の社会福祉協議会が管理・運営する「宇部ふるさと学園ふれあい塾」のうちの一つ。  毎年一区切りの年度末3月に全体の発表会があります。
二年目の今年もまたこれといって新しく作品にするほど録っていないので、以前に録っていた ときわ公園の白鳥 をまとめてみました。
5年前に発生した高病原性鳥インフルエンザのため、ときわ湖に今は白鳥はいません。 さびしい限りです。

白鳥のいたあのころ(宇部市ときわ公園)・2016/02編集 (4:02)

最初と最後のワイド映像以外は、ミニテープやコンデジで録ったものなので
画質はじらじら、 見づらいかもしれませんが・・・・今年の作品ということで。

BGMは、(テレマン室内管弦楽団) による
「哀愁のアンダンテ~ヴィオラ協奏曲ト長調より」を使わせてもらっています。

・ 元映像は 「Adobe Premiere Pro CS6」で作成、
  pm4で書き出し(1440×1080 ・ 692MB)
  このままYouTubeにアップすると重すぎてときどき映像が止まる。
・ そこで YouTubeの 
  ⇒編集 ⇒動画加工ツール ⇒自動修正をクリック
  ⇒新しい動画として保存
 それを公開してみました。
  (ダウンロードしてみると 1920×1080 ・ 149MB)
 私からはスムーズに流れて見えてますが皆さんからはどうでしょう?




12 コメント

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ナイスなムービー! (kotaro)
2016-02-29 20:37:56
こんばんは^^。
モネ展出ましたね!モネは1840-1926の人ということは、日本で言えば幕末の高杉晋作と同じ時代の人ですか!
印象派の画家の時代を改めて納得しました。パンフレットを貼っていただきどうもです。
じっくり読ませていただき、すっかりモネ展に行った気になりました^^。
印象派と言う言葉はこの絵が由来だったんですね。モノクロの画像に日の出の赤い太陽が印象・・ですかね。。
でもモネの絵を観て俳句を思い浮かべるとは、こりゃまたスゴイでしょう(^.^)
在りし日のときわ公園のムービー、これは貴重な資料じゃないですか^!^
最後の今のときわ湖と窓枠の白鳥の湖は中々ナイスなムービーですね~^^。
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Unknown (saganhama)
2016-02-29 21:02:18
こんばんは。
モネの印象派の絵は雲の様な霧の様な、フワッたした感じと柔らかな色遣いが好きです。絵画展は相当前にミレーの作品を観に行ったの最後です。上野へ行けば何時でも名作を見ることが出来る環境にいるのですが、中々足が伸びません。

ときわ湖のムービーをてると、返す返すもハクチョウがいなくなったのが残念でなりませんよ。動物園もリニューアルすることだし(先日テレビでお猿さんの事が流れてました)ハクチョウの復帰があっても良いのではと思いますよ。
鳥インフルエンザへの対応をした当時は色々と批判の声もあったようですが、一番つらかったのは処分の作業にあたられた方々でしょうね。

動画は私の処では画質を720Pにしてスムーズに視れました。流石に有料のアプリは編集の内容も濃くなりますね。視やすく、分かりやすくて、良くまとまってると思います。
私の方はMMを使って、windows7 タブレット MP4 720P(フレームサイズ 1080×720)で保存してます。これよりフレームサイズが大きくなるとPCの処理能力が追い付かなくて、編集に時間が掛かり過ぎるんですよ。それに、PC内で再生してもスムーズさに欠けるんで。。。
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kotaroさん こんにちは~ (ふじ)
2016-02-29 23:43:28
白鳥が殺処分になる前の月にたまたま、電池を使いきるためにだらだら録ってたんです。
ゐなくなってしまったので、これは大事にしなきゃですよね。 おまけに「ナイスなムービー?」褒められちゃった!  

あああそうなんですね、高杉晋作と同じ時代の人! そう考えると私の様な歴史音痴でも少し掴めそうな(^^。
画家でも音楽家でもみんな「大昔の人」の一括りでしか頭に入ってないけど、1840年と言えば私とたった?100年違いだ!!
このパンフレット、とても分かりやすいですよね。 すっかりモネ展に行った気に・・・言える言える^^ 会場にも説明書きはあるのですが、私は苦手です。 目は文字を追っていても全然頭に入らない(><;;
喜んでもらえてよかった! 折り目も付けないようにして持って帰った甲斐がありました。
fufufu俳句ね。 あの絵を見た時にいかにも 「一瞬を切り取った絵」 という感じがしてチラッと考えたんです。
なんとかならないかと思ったんですが、ナントモなりませんでした(^^ははは。
今日はまた雪が降りました。

  ふつと止みまたゆつくりと春の雪  ふじ(^^こんなんしか浮かばんですねぇ。
  春の雪退院の報駆け回る  ふじfufuこれはこの前のときの雪、駆け回るのは犬だけじゃない(^^v
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saganhamaさん こんにちは (ふじ)
2016-03-01 09:57:40
絵画教室の先生に誘われるお蔭で、最近は結構絵画展を見る機会が増えています。
見てもすぐに忘れてしまうので見た甲斐がないんですけどね(><;
とりあえず今回は忘れないように記事にしました。

ときわ湖には当然白鳥はいるもの、という感じでしたので、処分されてしばらくは行って見ることができませんでした。
仕方なかったとはいえ、可哀想なことをしたものです。
復活するかどうかは専門の皆さんで検討されるらしいのですが、どうなりますか・・・・。

動画はチャンと見られるようでよかったです。
ムービーメーカーでもいいのですが、カーソルが掠っただけでもすぐに自動で勝手に動いてくれるのがどうも好きでなくて、つい以前のソフトでやりたくなります。
CS6にもエフェクトなどMMにあるようなのがありますが、フェードイン・アウトぐらいしか使っていません。
スムーズに動くかどうかは、サイズだけでなくPCにもよるのでしょうが、とんでもないざらざら画質でもいやですね。
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どの作品も (べにお)
2016-03-01 20:55:54
すばらしい・・・・。水彩画塗り直すとぼこぼこになるの分かります~。赤色のポットすてき。いちごだっておいしそう~。

モネ見にいきたい~。またじっくり見てからコメントします。

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べにおさん こんばんは~ (ふじ)
2016-03-02 22:17:58
ぼこぼこになるの分かります(~~? 
塗り足すときにはどうしても怖くて、さぁ~っと、さぁ~っと と思って水をたっぷりつけてしまうのよね(--。。。
苺は途中で傷んでしまうんじゃないかとあわてましたよ(^^*
モネは見たいですよね~~? 
今回はマルモッタン・モネ美術館所蔵のモネで、去年、広島美術館で観たのはポーラ美術館コレクションの「睡蓮」、ずっと前に山口県立美術館でも観てます(^^v
べにおさんたちはこれからまだまだ、何度でも観られますよ
あ~今日は忙しかった。 
でもお天気はよくて少し暖かくなってきたのでよかった!! そちらのお天気はどうでしょうね。
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こんばんは (cosmos)
2016-03-03 20:47:52
モネ展、今京都の博物館で開かれてるようです。
見にいきたいけど、なかなか出かけられません。

「白鳥のいたあのころ」のビデオを見て、すっごいドラマを感じて感動しました。
映像を見ているだけなのに、いっぱい語りかけられた気がします。
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cosmosさん こんにちは (ふじ)
2016-03-04 19:59:46
モネ展、5月8日まで京都で、 そのあとは新潟の予定になってるようですね。
なかなか出かけられないときで、ちょっと残念、、、ですが、 ちょっとだけです^^ 観られるときに観る。
どこそこ所蔵・・・のものには同じものはないんだとあらためて思いました(^^あ~ったりまえのことですけど・・。

白鳥のビデオ、感動したとまで言ってもらえてうれしい限りです(^^v
見ていて見飽きることがないほどの白鳥たちですが、映像は音楽、BGMに助けられてるところ大です。
同じような映像の羅列なので、音楽に助けてもらいました 
どの曲にしようかと気を使います。 何曲かおいてみて選びました。
音楽って素晴らしいですね。  本当に語りかけてくれるようですよね。
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印象派 (Puuwai)
2016-03-10 23:14:19
モネと言えば、まず、睡蓮よね。睡蓮の庭園しか思い浮かばない。
「日の出」は、昔、観た記憶があるけど、レプリカだったのかな。
これが、あの睡蓮のモネとは想像がつかなかった。
全く、別物のようなおぼろな記憶しかないけど、
fuさんの記事ではっきり思い出したよ。

「小舟」に描かれている水草、きれい!
私は水の情景が好きだから、
(自分の中では水を一生のテーマにしている)富士山
の湧水池・忍野八海で揺らぐ水 透明な水 碧い映り込み水 
水草を激写しました。ここで時間をくって、富士山は
ちょっとだけね。これだけでMP3作れそうだけど。

「白鳥のいたあのころ」「春の雪退院の報駆け回る」
懐かしく拝見しました。いつ観ても胸に迫るものがある。

話が変るけど、今夜のプレバト観た?
ご飯食べながら3時間は長いからいつもなら切るけど、
水彩画があったので、だらだらと観ていた。
構図が凄い参考になったよ。写真と同じなんだなぁ!
出演者の水彩画観てたら、fuさん余裕で才能ありだね。
上手い!
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動画・・・いいですねーェ! (KEN16)
2016-03-11 12:14:20
黒鳥の賑やかった春を思い出します、懐かしです。
動画…素晴らしいですよ!!!あの頃は何もわからず、ガムシャラに”ノラさん”に教えていただきTRYしてみたころを思い出てます。
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