さきたま古墳群は県名発祥の地、埼玉県行田市埼玉(さきたま)に有ります。古墳群は5世紀後半から7世紀前半頃にかけて大宮台地の北端に連続して築かれた大型の前方後円墳8基、大型円墳2基、方墳1基および小円墳群で構成されています。台地上の狭い範囲に大型古墳が密集する全国でも屈指の規模の古墳群です。現在は古墳群を中心に「さきたま古墳公園」として整備、解放されています。特に春の丸墓山周辺は桜と菜の花で独特な風景が見られます。
石田堤と丸墓山古墳
石田堤は豊臣秀吉が天下統一を進める1590年に家臣の石田三成が忍城(おしじょう)を水攻めにする際に作らせた堤。丸墓山古墳はその際、忍城がよく見えるこの頂上に陣をはったといわれている。
稲荷山古墳
墳丘長107.6mの前方後円墳で円筒埴輪、土器が出土しており6世紀後半に作られたと推定されている。
将軍山古墳
全長90mの前方後円墳で明治7年に後円部より横穴式石室が発見され武器、馬具、銅わん(金偏に宛)など多数出土している。石室内供が見学できる展示館がある。
二子山古墳
墳丘長132mの前方後円墳で武蔵国最大規模を誇り二重の堀を含めて240m以上ある。
愛宕山古墳
長さ概ね53mの前方後円墳で人物埴輪、形象埴輪、馬形埴輪、円筒埴輪が出土しているが大型古墳に立てられた円筒埴輪に比べて小さいのが特徴。
瓦塚古墳
奥の山古墳
中ノ山古墳
鉄砲山古墳
この他にも前玉(さきたま)神社が祀られている浅間塚古墳等が有ります。
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