骨折から2週間過ぎてギプスから「バディテーピング(隣の指と一緒にテーピングする固定法)」になり、痛みもほぼ無くなり、サンダルではなく緩めの靴なら履けるようになったので

、ミュージカルを観に行って来ました

・・・雪予報

でしたけど

(笑)(←雪に関しては結果的には昼の回だったので全く問題なかったです)
Drから「まだくっついた訳ではないので、なるべく人混みには行かないように!」と言われているけど

、今回、どーしても行きたい理由があった。
今回の舞台、3日が初日だったんだけど、開演20分前に関係者のコロナ陽性が判明して1週間の公演中止(以降の上演は未定)が発表。私は6日のチケットを取ってあったけど中止になってしまい

(6日の時点ではまだギプスだったので実は中止で助かったのかもしれないけど・汗)、一時は諦めようかと思っていたけど、、、
いつから上演できるのか不明だったけど「濃厚接触者は1週間待機」なので、「たぶん9日頃からOKになるかな?」と予想して急遽チケットを探し、今日の昼の回のチケットをGET!(^^)v
そして、前日(9日)に「10日から上演再開」と発表され、それでもこのご時世本当に幕が開くかどうか不安なまま劇場入りし、無事に実質「初日」の幕が開きました!
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『レ・ミゼラブル』のヴィクトル・ユゴーが自身の最高傑作と評した不朽の小説のミュージカル化。『マリー・アントワネット』の演出を手掛けたロバート・ヨハンソンが脚本を担当、フランク・ワイルドホーンの音楽とジャック・マーフィーの歌詞でつむいだミュージカル。
3年前の日本初演は日生劇場だったのだけど、今回は装いも新たに帝国劇場に登場。
<金持ちの楽園は 貧乏人の地獄によって造られる>
ヴィクトル・ユゴーらしい重めのストーリーだけど、「人間の価値は、見た目や身分では決まらない」「貴族という身分や富や名誉よりも、愛する人と一緒に生きていくことがどれほど大切な事なのか」を魂に訴えてくるようなミュージカルでした。
3年前よりも劇場が大きくなったので舞台セットもかなり大掛かりになり、そのセットが舞台中央で回転しながら奈落から出たり入ったりいろんな場面へと転換。楽曲もワルイドホーンなので壮大で心に響く曲が多かった。
序盤の見世物小屋のシーンでの山口さんのセリフ「初日のご来場、誠にありがとうございます!」には、実際に困難を乗り越えての初日だったので大拍手

。初演の時の山口さんはもっと重たい役のイメージだったけど、今回の1幕ではちょっと笑えるようなオチャメなシーンもあった。
デア役の熊谷さんの透明感のある歌声と儚い演技も良かったし、議会のシーンでは多少アドリブがあったのかキャスト達にくすくすとした笑いが起こっていたりしてみんなが舞台を楽しんでいる様子。
もちろん主演の浦井さんはコメディタッチのシーンと熱い演技との緩急は素晴らしく、ファンの私としては「茶髪ゆるふわヘア」×「純白キラキラ王子様衣装」×「ロングコートを翻しながらのキレキレの殺陣」という私の「大好き

」が全部詰まったシーンが大満足でした


無事に幕が上がって、主演の浦井さんを含めた全てのキャストの方の気持ちのこもった熱い演技・歌唱を見ていたら、いろんな感情が入り交じって最初から最後のカーテンコール挨拶(浦井さん&山口さん)までずーっと涙が止まらなかった

改めてこの状況下で、「舞台の幕が上がる」という今まで普通だった事がとっても貴重で奇跡的なことなんだと感じました。。。
◆キャスト◆
グウィンプレン:浦井健治、デア:熊谷彩春、ジョシアナ公爵:大塚千弘、ウルシュス:山口祐一郎
『笑う男 The Eternal Love-永遠の愛-』2022PV【舞台映像Ver.】→ YouTube
◇観劇記録◇

<チケットぴあ一般販売>
無事に開幕するかどうか微妙だったのでギリギリまでチケット引き取りはせず、前夜にMOALA Ticketで受取。最初は不安だった電子チケットも最近主流になりつつあるので私もだいぶ慣れたし、こういう時は便利だわ~
久しぶりの帝国劇場の1階席。やや下手側よりだけど9列目
なので、オペラグラス無しでも表情や動きを確認できるのはやっぱり良い。
ちなみに、公演中止になった6日のチケットはe+貸切公演で「2階B列38番」だったので
、取り直したチケットのほうが断然良いという、、、こういう事ってあるのね~

私の観劇経験の中で「初日の初回」に入ったことなんてたぶん今まで無かったし、ちょうど当日は111年前に帝国劇場が完成した日でもあったらしく、いろんな意味で私にとって特別な観劇となりました。
ってことで、私が入った回のカテコ挨拶がYouTubeに上がっていたので→CLICK