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fu-koの小窓

旅と美味しい物、エンタメとSKIと浦和Redsを愛する管理人・fu-koの記憶代わりの日常記録☆

『レ・ミゼラブル』

2021-07-05 | Entertainment

7月エンタメ1本目は超有名な王道ミュージカル作品

過去にも再演があればたまに抽選申込はしていたんだけど、「この役はこの俳優さんで観たい!」っていう組み合わせ日程を選んでいるからなかなかチケットが当選しなくて

今回は濱田めぐみさんの出演日だけに絞って、やーっと久しぶりに当選しました(・・・これって、コロナ禍で行くのを控えている人が多いからかなー?とちょっと思ったり)

調べてみたらなんと2013年6月以来(←こういう時、ブログ継続していて良かったーと思う・笑

ストーリーについてはとにかく有名な作品なので触れませんが、あまりにも久しぶり過ぎてこのミュージカルってこんな感じだったっけ??
セリフはほぼ無くて唄だけ。こんなに本格的なミュージカルって久しぶりだったので最初は耳慣れなくて、唄の内容=セリフを聞き逃してしまい流れから置いて行かれる場面も。でも、慣れてきた2幕、バリケードを挟んでの戦闘シーンやラストシーンには泣けたわ~

演出も、きっと以前観た時よりもパワーアップしている。シーンごとに凝った舞台装置だったり、シンプルに何もない舞台だったり、場面を見せるのか、唄を聴かせるのかメリハリがあったし、舞台技術も進化してるようで音響とライティングがすごい迫力。プロジェクションマッピングを使用した動きを感じるシーンも多かった。舞台両端が客席側に結構せり出していてそこで唄うシーンも何回かあったので、両サイド席の人は嬉しかったかも

基本的に暗いシーンの多いこの作品だけどテナルディエ夫妻のシーンだけは楽しくて、客席全体から手拍子が起きて劇場内の雰囲気が和やかになってました。

あ。夜公演なのに子供が意外と多くてびっくり。あのストーリーって子供には難しくないの? 子役があるからかな?ミュージカル出演を目指す子供とその親って感じの子連れが多かったかも。

あ~、やっぱりレミゼは良いですね~ 

今回は濱田さん目当てで行ったけど、意外とあの役って出番少ないのね。次回行く時にはジャン・バルジャンとジャベールとエポニーヌの俳優さんの組み合わせを考えて日程を決めよう

◆キャスト◆

◆観劇記録◆
帝国劇場 S席
1階 O列 26番
<チケットぴあ先行抽選>

ちょーー久しぶりの帝劇1階席!やっぱり1階席っていいね~ でも、センター列のだいぶ後方だったので俳優さんの表情を見るにはオペラグラスが必要で、右前の席の男性の背が高かったので、上手側に俳優さんが立つと、み、見えないんだけどぉ キョロキョロと左右に動いたから、私の後方の人にはちょっと迷惑になってたかも?ごめんなさい


『マタ・ハリ』

2021-06-23 | Entertainment
今月のエンタメ2本目は、ミュージカル「マタ・ハリ」。第一次世界大戦下のヨーロッパに実在した女スパイがモデルのミュージカル。
2018年の初演は観に行かなかったので、私は今回が初めてでした。
 
◆STORY◆
ジャワ出身とのふれこみで、エキゾティックな舞でヨーロッパ諸国の観客を熱狂させるダンサー、マタ・ハリ。スターとして、魅力あふれる女性として、人々から熱いまなざしを浴びる彼女には実は秘められた過去があった。
その過去を知るフランス諜報局のラドゥー大佐は、ヨーロッパを自由に旅して回れる彼女にフランスのためスパイ活動をするよう迫る。一方、彼女はひょんなことから出会った青年アルマンと恋に落ちるが、彼もまた秘密を抱えており――。
 
マタ・ハリ:柚希礼音、ラドゥー大佐:加藤和樹、アルマン:三浦涼介
________________
 
ミュージカル界では有名な作曲家フランク・ワイルドホーンが手がけた作品で、戦争の悲惨さ、その中で生きる人々の苦しみをドラマティックに描き出してました。
元宝塚トップスターの柚希礼音さん出演の回だったので、明らかに宝塚ファンのセレブ風のおば様達がほとんど。私はあまり経験したことのない客層でした
柚希さんは背が高くてスタイル抜群、柔軟性のあるダンスシーンが印象的。国際的スターにふさわしいゴージャスな数々の衣装が似合っていたのはさすが
加藤さんと三浦くんは目鼻立ちがくっきりしているので本物のフランス人のよう。加藤さんの重厚な役と三浦くんの透明感のある儚げな役が対照的で良かったです。
 
ストーリーの背景が戦争なので、重いし暗いし、残酷なシーンも多くて、結局誰も幸せを掴めないという結末なので悲し過ぎた・・・
個人の好みもあると思うけど、今後再演があったとしても、私は好きな俳優さんが出演しない限りはリピはしないかなー?と思った
 
この作品の上演時間は休憩込みで3時間超え!!
夜公演、さらにコロナ感染予防のため規制退場だったので、劇場を出たらすでに21:30過ぎてた・・・。コロナ禍になってから1年以上夜遊びしてなくて(笑)、久しぶりの夜公演の観劇で帰宅が遅くなり若干睡眠不足。翌日の仕事中には何度もあくびが・・・(←マスクしているからバレてないと思う・笑)。
 
 
◆観劇記録◆
東京建物ブリリアホール
S席 2階 E列 12番
<東宝ナビザーブ先行抽選>
 
2019年11月に開館した新しい劇場。私は今回が初めて。劇場入口が建物の2階なのでやや分かりにくいけど、まだまだ綺麗だしスタイリッシュな印象の劇場でした。
2階席はトイレがフロアの一番奥にあり、案内板が少なくて分かりにくかった。劇場内は比較的大きくて帝国劇場の3分の2くらいの席数かな?2階席から舞台までは結構遠いのでオペラグラスは必須。
周囲はほとんどが柚希さんファンだったようで、彼女が登場するたびに一斉にみんながオペラグラスを覗いてました(笑)

『オペラ座の怪人』

2021-06-11 | Entertainment
5月が演劇続きだったので、6月はきっとミュージカルが観たくなるだろうな~と思って(笑)、ちょっと調べてみたら良席がポツンと1席残っていたのでチケットGET。
 
劇団四季の「オペラ座の怪人」はあいかわらず凄かったー
 
なんとなーくディズニーミュージカルに飽きてしまい、「四季の会」の会員も退会してしまったので長いこと行ってなかった劇団四季のミュージカル
調べてみたら2016年3月の「WEST SIDE STORY」以来でした!
 
とーっても有名な作品なので私があえて書くことは無いのですが、ストーリーと楽曲の素晴らしさ、舞台装飾&装置、衣装の豪華さ、キャストのダンスと歌唱のレベルの高さ、全てがさすが劇団四季のミュージカル 
だいぶ前ですが過去数回は観ている作品なんだけど、ところどころ私の記憶と演出が違っていたり、記憶に無いシーンもあったり。。。 ただ単に私の記憶力に問題あるのかもしれないけど(笑)、四季の作品はたまに演出を変えると聞いたことがあるので、そういう点がリピーターに繋がったり、ロングランになったりする理由なのかな。
 
チケットを取ったときにはまだ発表になっていなかったのだけど、先日、「来年1月10日千秋楽」の発表があったので、このタイミングで観に行けて良かった
 
 
◆観劇記録◆
清水建設ミュージカルシアターJR東日本劇団四季劇場「秋」
S1席 1階 11列 17番
<劇団四季公式サイトにて購入>
 
チケットがWeb上のQRコード!でも、PCから印刷できる仕様にもなっていたので、スマホ画面onlyではなく、一応、紙印刷もして行きました(←心配性のワタシ
・・・で、過去に何度も行っている劇場のはずなのに・・・ あれれ?劇場は何処? 一瞬迷子になったかと思った
四季のミュージカルを観に行くのはかなり久しぶりなので全然知らなかったのだけど💦、どうやら竹芝地区の再開発で新しく建設されたビルの中に2020年にリニューアルopenした新しい劇場のようです。
入口から深紅のカーペットが敷き詰められ、壁にはランプ風の照明が設置されていたりして、高級感のある劇場になってました。どうりでチケット代、値上がりしたハズだわ。。。
劇団四季の劇場にしてはちょっとこじんまり。でも、ちゃんと生演奏だったし、実質6列目で前の席が空席だったので臨場感を感じられ、オペラグラスも不要でした。
 
今回の公演は劇場の8割くらいが女子高校生の団体が入っていたので、駅から劇場までの道のり、劇場入口、ホワイエ、劇場内、あちこちでぺちゃくちゃ この御時世なのでスタッフさんが一生懸命「おしゃべり禁止」の札を掲げたり声掛けしたりしていたけど、まったく効果無し
学校行事でミュージカルを観られるなんて、田舎育ちの私からみれば「ホント羨ましい~~!」と思うのに、残念ながら隣の席の女子高校生は1幕も2幕も気持ち良さそうに熟睡しておりました(笑)。もともとこの作品、暗い場面が多いのでね。仕方ないかもしれないけど、、、もったいないよねー。

『容疑者Xの献身』

2021-05-29 | Entertainment

今月、演劇3本目です

福山雅治主演で映画化もされた東野圭吾の推理小説、ガリレオシリーズ第3弾の舞台化作品。

2009年に「演劇集団キャラメルボックス」が上演したので観に行ったことがあるのだけど、現在、劇団は活動休止中。その劇団の演出家さんと所属俳優さんたちが劇団の垣根を越えてメンバーを集めて作った舞台です。

絶望の底にいた数学者・石神が愛する人たちを救うために己の知恵を振り絞って練った完璧なアリバイ工作。しかし、そのアリバイは石神のかつての親友である物理学者・湯川に寄って解明されてしまう。石神の秘めた深い想いが観る人の心を打つ悲しいエンディング。。。

個人的には、、、いつもお笑い担当の筒井さんが無口でマジメな石神役だったのがちょっと違和感。めちゃくちゃ汗かいて熱演していたんだけど、どうしても過去の役柄のイメージが頭の中に残っちゃってるのでなかなか馴染めなかった 湯川役の多田さんのほうが石神役のイメージには合っていたかな~?とちょっと思ったり。。。(ごめんね、筒井さん!

前回観た時はエンディングでかなり泣けた記憶があるし、今回も周囲の人たちはほとんど泣いてたけど、、、今回、私の両側の席の人(片側はダンナだったんだけどネ・笑)が落ち着きが無くてじーっと座っていてくれなくて、おかげで舞台に集中できず感情移入がまったくできないまま終わってしまった こういうことがあると、一時のような前後左右空席の時をちょっと懐かしく思ったり。。。贅沢な悩みだけどね

カーテンコールで筒井さんが言っていた
「演劇を含めたエンタメは、不急だとは思うが、決して不要ではないと思っています」
という言葉が印象的でした。この言葉にはとっても共感。
エンタメの世界が無ければ私の日常は変化のない真っ平らな毎日が連続するだけで、たぶん私にとって働く意義さえ見い出せないと思う。エンタメを観に行く事で日常では感じない感情を感じ、テーマについて考えるという機会が増えて、人生が彩られ豊かになるのは間違いないと思っています。

 

◆観劇記録◆
シアター1010
1階 13列 10番
<チケットぴあ先行抽選>

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追記

6月3日。2019年5月末をもって劇団活動を休止していた『演劇集団キャラメルボックス』の活動再開の発表がありました
ほんと嬉しい~!待ってました!!年末のクリスマス公演から本格的に再始動するらしいです。
休止期間中は劇団員それぞれが別々の場所で俳優をやっていたのでちょこちょこ観に行ってはいたけど、やっぱりキャラメルボックスのメンバーで作る雰囲気・ストーリーは特別。年末の公演を楽しみしてまーす


『終わりよければすべてよし』2回目

2021-05-26 | Entertainment

前回の観劇から12日間開けて、2回目、観てきました!
前回聞き逃していたセリフも聞き取れたし、見逃していた細かい表情や動作も座席位置が反対側だったので再確認できたし、やっぱりシェイクスピアの戯曲は2回観ないとダメね

開幕から時間が経過して全てが熟成されて、今回は映像撮影が入ってたこともありキャスト全員の迫力が凄かったです

◆STORY◆
舞台はフランス。ルシヨンの若き伯爵バートラムと家臣のパローレスらは、病の床にあるフランス国王に伺候するためパリに向かう。バートラムの母ルシヨン伯爵夫人の庇護を受ける美しい孤児ヘレンはバートラムに想いを寄せているが、身分違いで打ち明けられない。
ヘレンは優れた医師の父から受け継いだ秘伝の処方箋で瀕死の国王を治療し、見返りに夫を選ぶ権利を与えられる。ヘレンはバートラムを指名するが、バートラムは貧乏医師の娘とは結婚しないと断固拒否、しかし国王に𠮟責されしぶしぶ承諾する。やむを得ず結婚したもののヘレンと初夜を共にする気のないバートラムは「自分の身に着けている指輪を手に入れ、自分の子を宿さなくては夫婦にならない」と手紙で宣言し、伊フィレンツェの戦役へ赴く。
ヘレンは巡礼の旅という口実のもと、彼を追ってフィレンツェへ。そこでキャピレット未亡人の家に身を寄せ、当地でバートラムが大きな戦功を上げたこと、そしてバートラムが未亡人の娘ダイアナに求愛していることを知る。ヘレンは真の妻となるためにダイアナとキャピレット未亡人に協力してもらい、ある計画を実行に移す…。

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シェイクスピアの戯曲の中でも「問題劇」と呼ばれることもある一筋縄ではいかない少々込み入ったこの作品。ストーリー自体に難解さはまったくないのに、いざ作品を解釈しようとすると深みにはまりかねないという点がいかにもシェイクスピアっぽい。

幕が開くと黒一色の背景の中に奥までびっしりと真っ赤な曼珠沙華が咲き誇る舞台。そこでで繰り広げられる身分違いの恋物語はスピード感ある場面転換で展開して行くのでかなり見応えありました。

石原さとみさんの生の演技は以前に「アジアの女」という作品で観たことあったのだけど(→CLICK)、役柄の差があるとはいえ、今回の熱演にはかなり引き込まれました。シェイクスピア特有の難解な長~いセリフもスムーズで聞き取りやすいし理解しやすくて初めてのシェイクスピアとは思えない演技。テレビドラマよりも舞台で観たほうが彼女の素晴らしさを実感できると思う。
藤原竜也くん、溝端淳平くん、横田さん、鋼太郎さんはシェイクスピア作品の常連俳優さんなので長セリフにも余裕があり、軽くアドリブも入れてたりして楽しませてくれました。

2幕はコメディ要素もあり笑って、ラストシーンでは今回も泣いて、カーテンコールは前回より1回多くて前回は無かったスタンディング・オベーションが起こりました 最後のカーテンコールで舞台奥に蜷川さんの写真が映し出されるとやっぱり泣いてしまう・・・。鋼太郎さんの演出も好きだけど、蜷川さんだったらどんな演出をしたのかな?って毎回考えてしまいます。。。

1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄さんのもと国内外に次々と話題作を発表してきたシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズも今作がラスト。
でも、実は昨年6月に上演を予定していたシリーズ第36弾『ジョン王』(主演・小栗旬)は新型コロナ感染拡大の影響で全公演中止を余儀なくされたため、結局上演されてません。私は2回分のチケットGETして、しかも1回は最前列センター席だったんだけど・・・

いつか『ジョン王』、上演して欲しいです

 
◆観劇記録◆
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
S席 1階 F列 3番
<SAF先行抽選>

余談ですが、、、
コロナ禍になってから1年以上ず~っと「ひとりエンタメ」で観劇に行ってましたが、今回は久しぶりにお友達と観劇しました。このご時世なので観劇前後の会食は控えましたけど、開演前に少しお喋りできて楽しかった 久しぶりにダンナと職場の人以外と喋ったのでめちゃくちゃテンション上がったもの(笑)。

早くコロナ前のように観劇後に美味しいお酒と料理を楽しみながら感想を話せるようになって欲しいですねぇ~、、、


『終わりよければすべてよし』

2021-05-14 | Entertainment
東京は緊急事態宣言の対象になり劇場閉鎖で公演中止が相次いでいる中、埼玉県は蔓延防止措置の対象。この舞台も公演中止になるかも?と覚悟はしていたけど、無事に初日から幕が開きました!
 
久しぶりの演劇&久しぶりのシェイクスピアの戯曲。シェイクスピアの数々の戯曲の中でも「問題作」と言われている喜劇。
藤原竜也×石原さとみ×吉田鋼太郎(出演・演出)という豪華な組み合わせで、その他のキャストも蜷川さん演出の時代からの欠かせない俳優さんばかり。
「彩の国シェイクスピア・シリーズ」のラストにふさわしい素晴らしい作品でした
 
幕開けの数分で完全に心を捕まれ、石原さとみさんの初めてのシェイクスピアとは思えない演技力・迫力に驚き、ストーリー展開と演出がめちゃめちゃ良くて、笑って、そしてラストシーンでは泣けた・・・ 演劇のラストで泣いたのは久しぶり。
めちゃくちゃ良い舞台だったので、念のため2回分のチケット取っておいて正解だった
まだ開幕して3日目なのでたくさん書くとネタバレになっちゃうし(笑)、再来週もう一度観に行く予定なので感想等はまとめて次回の観劇後に。。。
 
◆観劇記録◆
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
S席 1階 F列 30番
<SAF先行抽選>
 
前方の最上手側席、通路沿いだったので、もしも客席降りの演出があれば劇場入口ドアからのキャスト出入りや、通路を走り抜けるシーンとかあっただろうから、近くで体験できたのにな~
開演後に左隣席の人がやって来たり、2席左のオジサンは1幕のほとんど爆睡してイビキをかいていたりと、周囲が気になって一部集中できなかったのが残念
________________
 
番外編
劇場の最寄り駅前の公園の薔薇がちょうど見頃で(今まで駅前にバラ園があるなんて知らなかった・笑)、改札を出た途端にいい香りに包まれました
私がひとりでエンタメに行く日が快晴☀️ってかなり珍しい。写真撮影に夢中になって、危うく観劇のために来ていることを忘れるところだった(笑)。


『浦井健治 20th Anniversary Consert ~Piece~』

2021-04-20 | Entertainment
ミュージカル界のプリンスのうちの一人、浦井くんのデビュー20周年記念のコンサート。
 
ずーっと ”ミュージカル俳優さんが演技無しで歌うだけのコンサートってどうなのよ?” って思っていたので、『ミュージカル関連のコンサート』というものには一度も行ったことなかったのだけど、このコロナ禍で旅行に行けないならエンタメに注ぎ込んでやるーっ!(笑)という気分で行ってみたら、想像以上に良かったです
 
今までミュージカルや演劇の舞台で観ていた彼とは全く違う。
2時間で歌った曲は最新アルバムの収録曲を含め、今までに演じたミュージカルの楽曲や、J-POPのカバー、オリジナル曲などなど多種多様。曲に寄って発声も表現も変わるので、「ミュージカル」と「歌手」と両方を楽しめるようなコンサートだった。
 
ミュージカルや演劇には無い「MCコーナー」があるのもコンサートのいい所かも。
普段のラジオ番組のようなちょっとふざけた軽い感じになるかと思ってたけどかなり真面目で、ゲストで来てくれた井上芳雄さんにかなりいじられてたし、芳雄さんと一緒にいることで緊張がほぐれたのかそのコーナーではちょっとはしゃいでいた(笑)。
芳雄さんと唄った2曲『闇が広がる(「エリザベート」より)』『世界の王(「ロミオ&ジュリエット」より』は豪華で迫力あって感動~。二人とも声量がスゴイのでマイクは要らないのではないか?と思った
今やお互い主役級なので、この二人が同じ作品で共演する姿はなかなか観ることはできないからかなり貴重な時間でした。
トークで二人が話していたけど、以前、山崎育三郎くんと3人で組んでいた「StarS」というユニット。ぜひ復活して欲しい
 
舞台作品では俳優さんの役に入っている姿しか見られないけど、コンサートって素の姿を見られるし、特にソロコンサートだと好きな俳優さんだけをずっと観ていられるという魅力があることを再認識。
たぶん、私の場合は好きな俳優さんが出るということが前提になりそうだけど、今後はミュージカル関連のコンサートにも行ってみたいナ~
 
◆鑑賞記録◆
東京国際フォーラム ホールA
2階 8列 22番
<ぴあ特別先行抽選>
 
この劇場には何度も来ているけど2階席は初めて。予想以上に遠かった~~~~っ オペラグラスでもちっちゃい。今回はコンサートだったから大きなモニターが舞台に3ヶ所あり結局そっちを見たほうが良く見える感じだった。
 

『the PROM』

2021-03-22 | Entertainment

今月のエンタメ2本目は、地球ゴージャスプロデュース ブロードウェイミュージカル「the PROM」。

ストーリーも分かりやすく、明るく楽しくとにかく賑やかなミュージカル
アメリカの高校の卒業生のためのダンスパーティー「PROM」が舞台なので、とにかくダンスシーンが多くてノリの良い楽曲が多かったので、
こういうご時世でなければ客席も巻き込んで、みんなで立ち上がってダンスが出来そうな雰囲気だった
舞台装置や装飾はシンプルだけど、照明とプロジェクションマッピングでたくさんのシーンが演出されていました。最近こういう映像を用いた舞台演出って、多いですね~。

W主演の葵わかなちゃんと三吉彩花ちゃん。この二人はTVドラマでしか見たことなかったけど、二人とも演技も歌唱もとっても良かった
岸谷さんと寺脇さんは相変わらず自由で(たぶんアドリブ有り・笑)楽しそうだった~。ただ、年齢的にダンスシーンはちょっときつそうだったかな(笑)
地球ゴージャスとしては初めての海外作品への挑戦で、今までのオリジナル作品とは違う感じ。
2018年にブロードウェイで開幕したばかりという比較的新しい作品だし、LGBT問題が主題だし、しかも今回が日本初上陸
こんな難しい条件の揃った作品の訳詞、脚本、演出をした岸谷さんって、ホント素晴らしい才能の持ち主だわ~

追記・赤坂の桜は満開ちょっと前でした

◇キャスト◇
エマ:葵わかな アリッサ:三吉彩花 D.D.アレン:草刈民代 アンジー:霧矢大夢 バリー・グリックマン:岸谷五朗 トレント・オリバー:寺脇康文

 

◆観劇記録◆
赤坂ACTシアター
S席 1階 L列 32番
<ぴあプレリザーブ先行抽選>

オケピがあったので実際には8列目やや上手側。オペラグラスを使うと大きすぎて(笑)キャストを追い切れなかったので使用せず。それでも充分肉眼で表情は確認できました。
前後左右1席空きの座席配置だったけど、私から見て左前方が舞台中心。その位置にやや背の高い男性がいたので、センターでの歌唱シーンはその人の頭がとっても邪魔だった 
私の左側3席が空席だったので移動したい気持ちも山々だったけど、コロナ禍の今、勝手に座席移動すると周囲の観客の反感買いそうだからできなかった、、、


『日本人のへそ』

2021-03-10 | Entertainment

3月~5月は観たいエンタメが目白押し
でも、さすがに全部見に行くには休みもお金も足りないので自主的に月2回に制限しております

今月1本目は井上ひさし先生の劇作家としての処女作で〈日本人による日本人のための和製音楽劇〉という見出しの作品。

1幕は、小劇場の舞台を借りて行われる吃音矯正の告白劇。「日本語」だからこそ出来る慣用句や言葉遊びが面白い音楽劇だけど日本人作家のミュージカル(しかも50年くらい前に作られた作品)なので、やっぱりブロードウェイミュージカルとか比較すると全体的に地味だったかなー。でも、一人の役者が数人の登場人物を演じていて、早替えもあったりの2時間なので役者さんはめちゃくちゃ大変かも。
ストーリー&演出は私好みではなかったので、もしも2時間もあったこの1幕だけで終わっていたら私の印象はイマイチだったかも・・・

で、15分の休憩を挟んだあと、約1時間の2幕。

1幕の劇中劇のラストで起きた殺人事件の推理劇。いきなり純粋な演劇作品に変わり、ストーリーは続いているのに出てくるキャラクターが全く違うのでまるで別の作品のよう。2度3度とどんでん返しがあり、とうとう犯人が判明‼️・・・と思ったら、最後にさらなるどんでん返しがあり幕が降りました。私的には2幕のほうが好み

いろんな要素が入ったものすごーく凝った構造のはちゃめちゃな作品だけど、基本的に笑い満載の喜劇。「吃音」という難しい主題だけど深刻にならず面白い舞台でした。
 
井上芳雄さん。1幕ではミュージカル俳優×1人数役、2幕では演劇という演じ分けが素晴らしかった。彼の演技の幅・多面性の魅力を感じられる作品。本人が自分のラジオ番組でも言っていたけど、ミュージカルと演劇では発声方法が違うし、今までの「プリンス」というイメージとは全く違う役柄もあるので、精神的にも体力的にも、喉にも大変な3時間だと感じた。最近ミュージカル以外の芳雄さんを観る機会が増えてるので、俳優・井上芳雄にやっと慣れてきた(笑)。
小池栄子さんも1幕と2幕と全く違うキャラクターで、その演技力は素晴らしかった。あと、1幕はストリッパーの役だったのでほぼ下着のような衣装(笑)もあったんだけど、スタイルがめちゃくちゃ良かった。・・・ほんと羨ましい~
 
予想に反して芳雄さん目当ての観客は少なくて(笑)、全体的に観客の年齢層が普段私が観に行っているエンタメと比較するとかなり上で杖を付いた方も多かったけど、劇場の構造上、移動も大変そうだった。
 
 
◆観劇記録◆
紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA
21列 21番
<ぴあプレリザーブ先行抽選>
 
上手側の最後列。500席程度の小さい劇場なので舞台までそんなに遠い感じはしないけど、役者さんの表情を見るにはオペラグラスは必要。座席のクッション性がイマイチだったので計3時間は腰が痛かった。背もたれに何か欲しかったかな
座席の肘掛けは二人でひとつ、座席幅も狭いのでちょっと窮屈だったし、左隣のオジサンは1幕ほとんど熟睡してこっちに倒れ込んでくるし、右側のお兄さんは息が荒いしで、ちょっと集中出来なかった。・・・観劇って、やっぱり周囲の環境が大事

『マリー・アントワネット』

2021-02-16 | Entertainment

 

今月のエンタメ2本目 「マリー・アントワネット」。久しぶりの王道ミュージカル作品でした。

チケットを引き取った時に1階席6列目ほぼセンターと知って「まあまあかな~」と思っていて、実際に行ってみたらなんと6列目が最前列

オケピはすぐ目の前、舞台までほんの数m。自分と舞台の間に座席がない、誰もいないという解放感。そして臨場感、迫力が半端なかった
今まで演劇で最前列の経験は何度かあるのだけど、ミュージカルでの最前列は初めて。オーケストラの音が上から降ってくる感じ、俳優さんの声もマイクを通してではなく生声も聞こえてくる感じ。今までのミュージカルとは違った印象。後方席だとステージ全体が見えるのでそれはそれで面白いんだけど、やっぱり最前列の迫力はスゴかった。。。 

舞台装置・演出は、天井からステージのかなり奥にあるスクリーンまでを幅広く使用していて空間の奥行きを感じられ、草原のシーンやマリーが斬首台に向かっていくシーンなどは臨場感がすごかった。そして、宮殿内のセットはベルサイユ宮殿のような豪華さ(←実際に行ったことはないけど・笑)。そして豪華絢爛な装飾品や衣装の数々。貧しい農民役のキャストさんたちの衣装も数種類あって凝っていたし。

最前列だったので、久しぶりに最初から最後までオペラグラスは不要
初めて至近距離&オペラグラス無しではなちゃんを見たけど、同性から見てもホント美しい~ああいう王妃の役が一番似合ってる女優さんかも。そして、貧困にあえぐ民衆が立ち上がるシーンで、群衆の中心で熱唱するマルグリット役の昆さんには鳥肌がたって涙が出るほど感動 この2役はWキャストだったんだけど、この2人の日をチョイスして良かった
マリーの愛人フェルセン伯爵役の甲斐くん、唄はうまかったと思う。けど、フランスという大国の「王妃の愛人」ってあんなに若いものなの(笑)? もうちょっと年上でちょっとクセのあるような人物像のほうが「愛人」のイメージには合っていたかな?と個人的には思ったけど、実際の伯爵って何歳くらいの人だったんだろうね??

そんな感想でした

たぶん、私がこの作品を観るのは今回が初めて。席位置のおかげもあるかもしれないけど、ストーリー、キャスト、演出、音楽、全てがパーフェクト 大満足のミュージカルでした。再演があったらまた観に行きたいけど、、、今回の最前列の印象が強すぎて、他の席だと感動が減少したりして?

余談ですが、私は南仏には行ったことあるけどフランス・パリ周辺って行ったことがないので、マリー・アントワネット関連の施設を含めてパリの街を歩いてみたいな~と思った。コロナが収束して海外旅行が解禁されたら行きたい場所がまた増えてしまったー(笑)

 

◇観劇記録◇
東急シアターオーブ S席
1階 6列 19番
<東宝ナビザーブ先行抽選>

今回先行抽選で当選したチケットで、自分で座席位置を選んで買った訳ではなかったので、劇場入口のこの看板で自分の座席位置を確認して心拍数が一気に上がったからね~赤丸が私の席) 最前列のド真ん中の席だとオケピからちょっと飛び出ている指揮者さんの動きが気になりそうだったので、少し左にズレていて正解だったかも。手数料をたくさん払った甲斐があったわ(笑)。今後こんな席が当たることは当分ないだろうな、、、


『Endless SHOCK -Etenal-』

2021-02-06 | Entertainment

首都圏の緊急事態宣言が1ヶ月延長されたので、ホントは不要不急の外出は自粛すべきところですが、家から劇場まで直行直帰してるので許してください

だってだって!昨年3月にやーーーっと「Endless SHOCK」20周年、しかも1階S席センターのチケットをGET出来たと思ったら、コロナ感染拡大の影響で公演自体が中止になってしまって・・・

今年も懲りずに申し込んだら「A席」が当選しましたー ただ、日本のこの現状だといつ急に公演中止になるか分からないので当日までドキドキでした。

今回の作品は長年上演されて来た「Endless SHOCK」のスピンオフ作品。主人公コーイチが亡くなってから3年後が舞台で、各キャストが当時を振り返りながら今の自分を見つめ直し、そして未来へ向かって進みだす、といったストーリー。

結局、昨年観に行けなかったので本編を一度も観てない私ですが、半透明スクリーンや大型モニターに過去の映像が映し出されつつストーリーが進んで行くので、ストーリー的にはまったく問題無かったです。ミュージカル、演劇、コンサート、どのカテゴリーにも入らない「ジャニーズ」というオリジナルのカテゴリー。

ブロードウェイのショービジネスの世界が舞台なので、煌びやかな歌とダンスのシーンが多かったかな。特に印象に残っているのは、レーザー光線を使ったりして照明がかなり凝っていたのと、衣装と舞台装置が豪華なのと、光一くんの有名な「命綱無しの布フライング」。あと、カテコの光一くんの挨拶が意外と長くてびっくり。

・・・ところで。

今回の私のお目当てはドラマー&パーカッショニストの石川直さん。’19年夏の「blast!」で観たのが最後かな?久しぶりに見たスネアドラムや和太鼓の腕前に釘付けでした(笑) 実は「Endless~」の最初の頃からずーっと出演しているのだけど、ジャニーズのチケットはなかなか入手出来なくて今まで行くことできなかったんだけど、やーっと念願が叶いました

劇場に入った瞬間、舞台の両端の客席にはみ出している部分に数種類の和太鼓やシンバル等がセットされたパーカッションエリアを見つけたので、きっとこのどちらかに石川さんが来る!と期待していたら(笑)予想通り しかも私の席から近い上手側が石川さん

もうねー、舞台の手前で上田くんが歌っているのにその後方でスネアドラムを演奏しているのが気になるし、舞台センターで光一くんと上田くんがストーリー山場の殺陣シーンを演じているのに、上手側のパーカッションエリアで演奏している姿をオペラグラスで見ちゃうし(笑)。明らかに隣の人とオペラグラスで見ている方向が違ってたからきっと不審に思われていたかと・・・

石川さんはジャニーズじゃないので(笑)歌とダンスはやらないから出演シーンは少なかったけど、久しぶりに生のドラム演奏を見れて大満足 2年前に卒業宣言した「blast!」だけど、もし今後再公演があるなら復活して欲しいわ~。そうじゃないとなかなか見る機会が無い・・・

そうそう!

今回初めて「電子チケット」だったんだけど、開演2時間前までスマホ画面にチケットが表示されないし、劇場地下ではネットが繋がらずエラー出るし、入場するまで座席が分からないし、とにかく席に着くまでずーーっと不安だった
やっぱり昔ながらの「紙チケット」が安心だわーと思った

 

◆観劇記録◆
帝国劇場 A席
2階 K列 40番

2階席最後方の1列前。やや上手側とはいえほぼセンターだったのでステージ全体は見えたけど、やっぱりキャスト個人個人を見たいと思うと遠い~~~っ。オペラグラスは必須。公演中止になってしまった昨年の席だったら、きっとオペラグラス無しで見れたのにな、、、。


『スルース~探偵~』

2021-01-22 | Entertainment

2020年最初のエンタメは演劇。

年始に緊急事態宣言が発出されてからも感染者は一向に減少せず、いつ急に公演中止が決まってもおかしくない状況なので日々公式サイトをチェックしていたけど、当日無事上演されました。エンタメが不要不急の外出なのかどうか?・・・厳密にはそうなんだろうけど、俳優さんを始めスタッフや劇場関係者には飲食業と違って補償が無いし、演じる側も観る側もきちんと感染対策をしていれば自粛する必要はない。と、個人的には思ってます。

さて、話を観劇レポに戻します!

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1970年に英国で発表されブロードウェイ版はトニー賞を受賞。1972年にはローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインの主演で映画化され話題をさらった作品。

◆STORY◆
著名な推理小説家アンドリュー(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたマイロに対し、アンドリューは意外にも、「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。
さらにアンドリューはマイルに、自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案する。そうすることでマイルは宝石とアンドリューの妻を手に入れ、アンドリューは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。
提案に乗ったマイルは、泥棒に扮しアンドリューの屋敷に侵入するが…

セットはシンプルな2階建ての古い1軒家のみ。この家の中で繰り広げられる二人芝居で、ゲームのような騙しあいが連続するミステリー小説やサスペンス映画のようなストーリー。
 
あの鋼太郎さんと二人きりのお芝居ってかなりのプレッシャーだと思うけど、柿澤くんの繊細でときに大胆な動きやセリフ、表情、歌唱シーン(そこはさすがミュージカル俳優)。鋼太郎さんの演技を上回るような迫力のあるシーンもあってホント良かった。特に2幕の一人二役は素晴らしくて、今まで演劇では見た事なかったんだけど、今後気になる俳優さんになった。
 
鋼太郎さんはシリアスもコミカルも自由自在。とっても生き生きと演じていて楽しそうだった。演技はもちろんだけど、鋼太郎さんの舞台演出は私好みなのでとにかく面白くて、久しぶりに前後左右に人がいる事を忘れるくらい内容にのめり込んだ。
 
『二人芝居』って俳優vs.俳優の力の見せどころ。これぞストレートプレイの醍醐味!!って感じでかなり見応え・満足感あり。演じている側も観ているこちらも力が入る。2時間ふたりきりなのでセリフの量も膨大だけど、俳優さんとしてはきっとやり甲斐のあるお仕事なんだろうな~と思った。
 
私が観に行った回は終演後にアフタートークショー付きの回で(←チケット取ったあとに知ったんだけど)、たまたま見学に来ていた横田栄司さんがサプライズ出演!同じ俳優としての立場からの質問をしてくれたりして、30分間のトークショーだったけど興味深い話が聞けました。
「あの場面はどういう気持ちで演じてるの?」とか「回を重ねるごとにあのシーンは長くなったよねー?」とか「セリフとはいえ鋼太郎さんから言われるあのセリフは傷つくよね~」とか(笑)。作品の裏話・俳優さんの本音が聞けたり素顔が見られるのでトークショーって私は好きだわ~
鋼太郎さんはコロナ禍になる前は二日酔いで舞台に立って手抜きをしてたこともあったらしいけど(笑)、昨年、舞台が急に中止になり自宅で何ヶ月も自粛生活をすることになって改めて「俳優」という仕事の魅力を再認識し、今回の公演も稽古中に感染が拡大したので「こんなに稽古しても上演できないかもしれない」などと考える日々で、普通に舞台に立って演じられることの尊さを感じたので毎公演これが最後かもしれないと100%心を込めて演じるようになったそうです。
このコロナ禍の中、同じように感じている俳優さんはきっと多いんだろうな~。
演じる側も観る側も、なんの心配もなく心から100%エンタメを楽しめる日が1日も早く戻りますように・・・
 
 
◇劇場記録◇
新国立劇場小劇場
S席 1階 D2列 12番
 
「彩の国さいたま芸術劇場」と同じくらいの演劇向きサイズの劇場。マイク無しでも充分最後列まで声は届くと思う。各座席に座布団があったのでお尻が痛くなったりはしなかった。傾斜もそこそこあるので中央列後方でも視界は良好だった。
座席の前後間隔は広めだけど、座席の幅が狭かったので体型太めの方はきついかも?(汗) 最初座った時は隣の人がものすごく近く感じて嫌だな~と思ったけど、内容にのめり込んだので途中からまったく気にならなかった(笑)。周りの人ものめり込んでいたのかもしれないケド

『成井豊と梅棒のマリアージュ』

2020-12-26 | Entertainment

2020年最後のエンタメは演劇。今回は珍しく一人ではなくダンナも一緒。でも、長いこと隣に人がいない観劇が多かったので、例えダンナといえど隣に人がいるとちょっと気になったりする・・・(笑)。コロナが収束するまではなかなか友人も誘いづらいから、もうしばらく一人エンタメが続きそうかな~・・・

今回の作品は、数年前から活動を休止している劇団「キャラメルボックス」の俳優さんたちが現在多く所属している「NAPPOSユナイテッド」主催の舞台で、

キャラメルボックスの脚本・演出を担当していた成井豊さんと、「ストーリーはあるけど、セリフがないダンス芝居」というダンスエンターテイメントグループ「梅棒」とのコラボレーション作品。演劇主体の「plat de 成井」とダンス主体の「plat de 梅棒」の2Ver.があったのですが、もちろん成井さんVer.で観劇。

キャストも「キャラメルボックス」のメンバーが多かったので、7編のオムニバス作品は全体的にキャラメルっぽい「人が人を想う気持ち」を大切に表現した心温まるストーリーで、所々笑いもあり、「キャラメルボックス」というワードも出てきたりして(笑)、楽しい舞台でした。

20代の頃からずーっと年末はキャラメルボックスの舞台を見て来たので、やっぱりこの時期はこのメンバーの舞台を見たいと思った。キャラメルボックスという劇団が早く活動を再開するのを期待したいけど、、、

新型コロナウィルスの影響でエンターテイメント業界はかなりの打撃を受けているし、ウィルスはまったく収束していないし。。。

先月からの急激な感染拡大で俳優さんたちの間にも感染者が増えているらしく、「公演一部中止」とか、お稽古が出来ないので「一部内容変更」とかの話も聞くので、以前のような「エンターテイメントの世界」に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。。。

 

◆劇場記録◆
サンシャイン劇場
SS席 1階 3列 20番

1列目はコロナ感染予防のため使用されてなかったので、実質2列目のほぼド真ん中という今年一番の良席
最前列の人にはフェースカバーを渡されていたので2列目で良かった。オペラグラス無しで表情や汗まで見える距離なのに、目の前にフェースカバーがあったらやはり気になると思うので。セリフのあるキャストはマウスシールドを使用していた。
今回の公演、後方の座席は「ゆったりシート」という名称で「前後左右に人がいない席」が販売されていた。たぶん完売しなくて残席を少しでも販売するためなんだろうけど、コロナ感染予防で前後左右に誰もいない観劇になれてしまった人には良い座席販売方法かもね。


『プロデューサーズ』

2020-12-02 | Entertainment
1968年の同名映画をもとに、2001年にブロードウェイで舞台化され、その年のトニー賞においてなんと史上最多の12部門で最優秀賞を受賞した大ヒットミュージカル。
 
【ブロードウェイミュージカルを題材としたブロードウェイミュージカル】であり、【史上最低のミュージカルを作ってボロ儲けすることを夢見る二人の顛末】を描いたコミカルな作品。
 
オープニングから一気にブロードウェイ陽気で明るくて、場面とセットがコロコロ変わって賑やか。衣装も鮮やかで種類豊富だった。
笑えるセリフやシーンが非常に多くて、ミュージカルというよりお笑い要素多めの演劇に、唄とダンスが加わった感じの作品。あとから知ったけど演出が福田雄一さんでした。そう分かるととっても納得できる演出(笑)。
 
ミュージカルでの佐藤二朗さんは初見だけど、意外と歌上手~。でも、セリフ部分でアドリブ炸裂していて脱線しそうになり、やっぱりいつもの佐藤さんだった(笑)。ミュージカルを見ていて涙が出るほど笑ったのは初めてかも!!
 
Wキャストは大野拓朗くん。ホントは、初ミュージカル挑戦の吉沢亮くんを見たかったのだけど・・・ハズレました(笑)。で、大野くんになったのですが(彼も初見)、背が高くて顔ちっちゃい&カワイイ顔、演技も歌も良かったです。ミュージカルに不慣れな役者さんがいると心配で集中して見ることができない性格なので、彼の日で良かったかな?
 
井上芳雄さんのコミカルな役柄は初めて。今まで重厚な役でしか見たことなかったのでちょっと印象違うけど、安定の演技と歌唱力はパーフェクト。こういう軽いキャラクターも演じられるのね~!さすがでした!!
 
その他、出てくるキャラクター全員がとにかくみんなクセが強くて笑いっぱなし(笑)。かなーり楽しい作品。いずれ「客席降り」が再び可能になったら、客席も使っても~っとおもしろくなりそう!そんな再演を見てみたいな~
 
・・・客席降り演出、大好物なんだけど(笑)、一体いつになることやら・・・
 
 
◇キャスト◇
マックス:井上芳雄、レオ:大野拓朗、ウーラ:木下晴香、ロジャー:吉野圭吾、フランツ:佐藤二朗
 
◆観劇記録◆
東急シアターオーブ
S席 1階21列37番
久しぶりに前後左右に人がいました!(笑) 長いことコロナ感染予防で前後左右に人が座らない公演が続いていたので、久しぶりに周りに人がいると、、、非常に気になる 特に後ろの席に大声で笑うオバチャンがいたので、笑えるシーンが多いこういう作品ではうるさくて困る。

『NiNE』

2020-11-20 | Entertainment
城田優と8人の女優で描く“愛”をテーマにしたミュージカル。
 
イタリア映画界の名匠フェデリコ・フェリーニの自伝的作品「8 1/2(はっかにぶんのいち)」を原作に、アーサー・コピットが脚本、モーリー・イェストンが作詞・作曲を手がけたミュージカルの日本上演作品。
 
初見の作品だけど予備知識を一切入れずに行ってみた。ストーリーはシンプルで大人向きのミュージカル。分かりやすいはずなんだけど、、、私には「Nine(9)」の意味が分からないまま終了・・・(後日、NETでいろいろ調べてなんとなーく理解したけど・笑)。
 
とりあえず、演出と楽曲が良かった 俳優さんがみんなベテランさんだったので安心して観ていられたからかなー。
人力でゆっくり動かす円形の舞台装置も珍しいし、舞台前方の半透明の幕が映像が映るスクリーンになったり、日本語以外のセリフや歌の時は字幕が映し出されたり。あと美波里さんの観客いじりもあったりして面白かった(笑)。
 
城田優くんの多彩な魅力、前田美波里さんの美脚(笑)、すみれさんの英語歌唱が印象に残った。あまり明るい雰囲気・内容の作品ではないので、好き嫌いが分かれそうな感じの作品かも。
 
個人的には、、、イタリアのベネチアが舞台なのでセリフにイタリア語が混ざったり、和訳をせずに英語の原曲のままの楽曲だったり、他にもフランス語やドイツ語のセリフもあったかな?(笑) 終始ヨーロッパを感じられたのが嬉しかった
 
そして、あーーーー、早くヨーロッパ行きたーーーいっという結論に至る(笑)
 
◇キャスト◇
グイド:城田優、ルイザ:咲妃みゆ、クラウディア:すみれ、カルラ:土井ケイト、ラ・フルール:前田美波里
 
◆鑑賞記録◆
赤坂ACTシアター
S席 1階T列41番
上手の一番端、通路沿いの席で、ちょうど舞台方向を見るとド真ん中に斜め前の女性の頭(髪をアップにしていた!)が掛かってしまって見にくくて、簡易座布団使用+通路側に少し身体をはみ出る感じでの鑑賞になったので身体が痛くなった。観劇の時は後の席の人のことを考えて、髪をアップにしててっぺんに盛るのだけはやめてくださいっ!!(怒)