Beyond Borders ~国境を越えて~

身近な日常生活での新たな発見や出来事から、数々の国境を越えて
存在している私の愛する「人・場所・モノ・話題」などを紹介

人生の岐路  On se trouve a un Carrefour...

2007-06-26 02:12:46 | 日常 vie quotidienne
先日からの報道の通り、Thierryがバルサに移籍する事が正式発表されました。
彼は、「人生最大の難しく苦渋の決断だった。」と語っています。これは嘘偽りない真実でしょう

人間には、こうした苦渋の決断をしなければならない「人生の岐路」が必ずある。
そこにどんなに愛する人達が居ても、大事なモノがあっても、他の大事な人や目標に向かって人は旅立ち、向かわねばならない時もあります。
人によって岐路の回数は違うだろうけれど…。

例えば、愛する人を失って絶望したとき、救ってくれるのは、家族や大事な友人達、自分の夢や目標・目指すモノ(仕事など)や好きなモノ(趣味など)だったりする。もちろん、この逆もあります。
その反面、「後者のために前者から離れなければならない。」という結果を選択しなければならない事もある。辛くても…。

愛し愛されている人、大事にし大事にされている人達・目標・モノ、信じている事が多ければ多い人ほど、しばしばこの選択を迫られるでしょうね。
 
実際の所は、Thierryの言うように、
過去の繋がり、お互いが一生懸命支え合い、努力してきた事実があれば、「失う/捨てる」という発想ではなく、
「旅立つ」というだけで、今まで与え、与えられてきた関係は、「永遠にお互いの中に刻まれて行く」という事。
そして旅立ち後のお互いの価値観とその後の心持ち・思いやり、行動いかんなのだと思います…。←そういうThierryの考え方や価値観も私と一緒です。

(価値観が違えば、↑この意味が分からず、ただ相手の選択に一方的に裏切られたと考える方もいるでしょう。(実際そういう事もあります。残念ですが…。)
そう感じた方は辛いでしょう。一時的に悲観的になる事も、責める事があっても、それは仕方のない事だと思います。でもそれは相手の非だけなのでしょうか?
お互いに一緒に高め合えたのなら、学べたのであれば、それは自分や周りへのプラスとなって残っているはず。
もしこれからもず~っと、別れを受け入れられず、悲観的で、相手に対する一方的な恨みや裏切りばかりを感じ、それを訴えていたら、それは自分がした過去の決定と支持してきた事をも否定する事だと思うのですが…。まあ、価値観の違いは人それぞれですから…それで満足/幸せと感じるのでしたら、それはそれでいいと思います。これ以上何も言えません。
ただこれを読んで何かしらを感じ、変わりたいという方のためになれば…と。
なんだか冷たい言い方になってしまい、すみません。)

今回のThierryの決断は、このような状況下で「人生の岐路」に立ち、「愛するチームとの別れという選択」をここ3ヶ月ずっと抱えていたのでしょうね

そんなThierryが、苦渋の中で「愛するArsenalから離れて」まで、望み、選んだ道とは…
今までの彼のサッカー人生の中で、一緒にプレーし、戦い、絆が深く、本当に理解し合える仲間と一緒に築きたい新たな目標…だったのだと思います。
今回の報道の中でも「テュラム」や「ピレス」の歓迎の声は、過去からの互いの関係からしても、彼等の本当の意味での「絆」と「信頼関係」を感じましたし。こう言ってもらえるのも彼の人柄があってのこと。
彼の数ある中の大切な「財産」なのです。

新しい場所での出発は、期待と不安、そして困難な事もあるでしょう。当然その事も視野に入れて考え、決めたはずです。これも新たに何かを得るためのひとつの勇気、選択です。
でも自分が悩んで考え抜いて決めた道。成功しようが、失敗しようが、それが人生の道。
成功すれば、得るものは大きいでしょうし、もし結果的に失敗だったとしても、努力して進んできた道は、必ず成功とは違う景色が見え、考え方や心の幅も広がることでしょう。(成功者には見えない)失敗してからこそ見える景色というものもあるのです。そして、それを活かして、また新たな目標・道に進めばいい。それもひとつの「自分の財産」でしょうね。
努力して「ダメ」だったとしても、「ダメ」って事が分かっただけでも「収穫」。また新しい道を模索して、切り開いて行けばいいだけの事。
そして自分が好きで選んだ事、考え抜いて選んだ道は、苦しくても険しくても乗り越えられると信じています
Thierryの事も、Arsenalの事も、彼らが「私の好きな彼等でい続ける限り」・・・私の心は、いつも貴方達と一緒です。


今、私もちょうど1つの「人生の岐路」に立たされて、選択をしなければならない時期にあります。(差し迫っていそうで、いないから、決断に時間がかかってしまっています…) 渡米という…。

私がFranceを好きになって早21年。
どこが(何が)好きなのかを書き出したら、20冊くらいの本に出来るでしょう。(笑)
嫌いな所は、1~2冊くらいかな?(笑) 何にでも良し悪しがありますから…

渡仏するまでも何度も旅行では訪れていましたが、
渡仏する時の知り合いといえば、Parisに住んでいる日本人1人とスペイン人(フランス人と結婚していた) 二人だけでした
そして私が最初に住む事になっていたStrasbourgには知り合いは0(Zero)。
それでも単身で旅立つ勇気と自信がありました。もちろん不安も少しありました。でもやってみずに、ただずっと「あの時~していたら…。」という事だけはしたくなかった。(←そういうタイプなの知ってるでしょ???)

もちろん、それまでの「自分の財産」でもある、日本にいる家族や恋人や友人たち(特に「遠く離れていても、いつでも心は隣人だよ。」と言って、実際心の隣人で居てくれた親友)、Franceで知り合った今でも親交のある多くの人々、自分の好きなモノ達は、在仏中の辛く苦しい時でも支えてくれました。(いくら好きでも辛い事は多少あります)
実際は、充実していて、楽しく、幸せな時間が「ほとんど」でしたけど。
そして、仕事中のあの事故さえなければ、戻ってくる気持ちにはなりませんでした。(←1ヶ月間「1mm」も動く事ができなかった絶対安静期→約半年間の仕事&学業&リハビリ期→帰国、1年間の仕事&リハビリ)
(まだ体に爆弾は抱えているものの)普通の生活が送られるようになった今では、Sarkozy大統領が更に一層外国人の締め出しをしようが、実はFrance行きを虎視眈々と狙っている私なのです

その私が、「好きではないNY(アメリカ)」で、おまけに「彼は年間の3分の1は出張で居ない。しかも命の心配をしなきゃならない、危険地域への出張もある。」中で、やっていけるのか?辛く苦しい事があっても乗り越えられるのか?
正直、NYには「彼」以外に 重みは違えど好きなモノは「ミュージカル」位しかない、仕事をしたくてもそこでのキャリア(仕事)は0からのスタート。 
NYに居る時、私がそんな素振りを見せなくても(見せないようにしていても)、
彼には、「君は、アメリカや日本で会う時よりも、Franceに住んで一緒に過ごしていた頃も含めてEuropeで会う時が一番輝いていて、笑顔満開・幸せ&充実感いっぱいって感じで、楽しそうだよね!(笑)」と言われる始末…
(そんな彼もEurope派で、アメリカ人と日本人でも「仏語会話」の私達なのです…。)
この環境下、自分にとって「信頼」と「絆」を築ける、Thierryにとっての「テュラム」や「ピレス」、「ジュリ」といった、「精神的繋がりのある友人の存在」が、私には(NYに)必要なのかもしれません。

いつも「決断したら、実行…行動派の私」を皆んな知っているから尚更、今回の事は不甲斐なく思っている友人達も数多くいるはずですが(いや、実際いる!)。
決断までには、まだ少し時間が掛かりそうです。すみませぬ、時間を下さい。

最後にNYに居る時、この迷える子羊?!(笑)に
「何を選んだのかではなく、選択した道を(選択さえ出来なかった道でも)どう生きていくかが大事」。という事を教えてくれた方がいます。

私が今後どんな決断をしても、選択した道をどう生きるか…で、皆様はこれからも応援してくれますよね?


Dans le quelque jour, on parle beaucoup de transfert de Thierry a Barcelone.
Il a dit que c'etait le plus difficile la decision dans ma vie... J'ai bien compris qu'il explique honnetement son sentiment et qui c'est passe jusqu'au maintenant.

Quelque fois, on doit choisir sa decision difficulte pour se trouver a un Carrefour...S'il y des personnes et des choses ce qu'on aime!


...La continue ce texte francais a la prochaine fois...
C’est une longue histoire mais j'essaierai de traduire en francais!
Vous visitez encore une fois, s'il vous plait! Desolee!

  
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (祥平)
2007-06-26 23:20:14
我々も岐路にたたされましたね。
これからもアーセナルをサポートし続けないと。
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Re; (french-blue_12)
2007-06-27 02:58:24
>To;祥平さん

Thierryの移籍の件に関しては、Thierryには「岐路」でしたが、私にとっては「岐路」でも何でもありません。

「Arsenal」も「Thierry」も私の愛する彼等であり続ける限り、愛します。全身全力で応援し、サポートして行く事に何ら変わりはありませんから。

記事を読んで頂ければ分かりますが、この件に関しては、私には何の迷いも、選択する事も、何ひとつ存在しなかったのですから。
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応援しています (marimo)
2007-06-27 04:58:34
人と人、人と組織、いろいろな関係がありますが、お互いがお互いらしくいる為に、あえて離れないといけないこともありますよね。それはきっと岐路ではなく、ごく自然な一筋の流れなのでしょうね。ティティさんの今後も、応援してます♪
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Re; (french-blue_12)
2007-06-28 00:29:58
>To; marimoさん

有難うございますぅぅぅ~!!!

私、文章下手くそなので、纏まりがなくて、読み難いですよね。 だから、とりとめなく、やたら長文になっちゃう…。 修行を積みます!
うまくなるまで、お許しを…。

そういえば、marimoさんから頂いたお言葉、断りもなしに掲載してしまいましたぁ。すみません

そして、もしNYに行ったら(行かなくても)
上記の通り、marimoさんとは「NY」にいる「精神的繋がりのある友情」が築けたらいいな~。何て思っていた次第です…。

今後とも宜しくお願いします
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うわーっ (telur)
2007-07-07 16:19:12
おおおい、びっくりした!
いや~ブログを上から読んできたからここに辿りつくまで時間かかっちゃったよ。

移籍するんだね~事情はいろいろありそうだけど、今後も彼には頑張ってもらいたいよね。

ええーっと、バルサだって?
ロナウジージョいるところだよね?赤青縞ユニホームの。ってことは、ひょっとして試合とかはテレビで見れるようになるんじゃない?ちょっとユニホームも違うし違和感あるかもしれないけどね。

スペイン・・・行くか?!(笑)
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Re; (french-blue)
2007-07-08 02:09:00
>To; Telur

ごめんよ!長い文章ばっかで…

そうなんよ!バルサのユニ…ちょっと似合ってないような…
「ロナウジージョ」じゃなくて、「ロナウジーニョ」ね

スペイン…?!絶対行くさ! 
前回の訪バルセロナから8年空いたからね!(前に言ってた今夏は(NY行っちゃったから)金なくて無理そうだけど)

ただ、その前に8月に日本に来るかも???

私も4月から「スペイン語の勉強、フランス語で始めたじゃん!
今となっては、「予兆???」な~んて!

Thierryも私と「同じ言語で同じ言語を学んでいる」かと思うと、俄然頑張らんとな
当然、Thierryには敵わんけど
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