Beyond Borders ~国境を越えて~

身近な日常生活での新たな発見や出来事から、数々の国境を越えて
存在している私の愛する「人・場所・モノ・話題」などを紹介

「お花」の贈り物  ~お花のある生活~

2007-07-17 01:16:49 | 日常 vie quotidienne
先日、知り合いのBlogにて素敵なお話 がありました。

ご主人からの突然の「お花」のプレゼント。素敵ですよね~!

是非是非、世の男性陣も見習って頂きたいと思った次第です。

そこで、私も色々と思い出しました。

フランス(Paris)在住の頃、行きつけ?!の「お花屋さん」がありました。
いつも行っていたスーパー(の内の1つで一番近くにあった小さいスーパー)に行く途中にある「お花屋さん」。
(写真は、当時そのお花屋さんを写した時のもの)
ここのお花屋さんで、スーパーの帰り道によくお花を買っていました。
そうしているうちに、このお花屋さんの店長さん(男性)ともすっかり仲良くなりました。
それからというもの、スーパーの帰り道、その日はお花を購入しなくても
「今日、新種の薔薇が入ったから1本どうぞ。この薔薇の名前はね、○○といって…云々。」とか、
また違う日には、以前「記念日」にお花を購入した事を覚えていてくれていて
「今日は、貴方達の記念日だから、貴方の好きなカサブランカを。」 とか、
「今日は、5月1日だから、スズランを。」(←フランスでは、5月1日にスズランを贈る。) 
購入する時にも、「おまけ」を添えてくれたり…。
…などと度々お花を頂くようになりました。

  

こういうお付き合いって嬉しいですよね。
今もあの店長さん、「あのお花屋さん」で「とびっきりの笑顔」で働いているんだろうな~。と。
今度 France(Paris) に行ったら、顔出してみよ~!
私が Paris 在住中いつも利用していた、そして帰国してからも旅行で行くと買いにいく
「大好きな・美味しいパン屋さん」とも近いし。
(日用品のお買い物ルートは、スーパー → 花屋さん → パン屋さん → 家。という経路だった。時間がある時は、Place des Ternes までお買い物に出掛け、夜遅くなってしまった時や日曜日に必要なものがあった時は、Champs Elysees に歩いて出掛けていた。 でも、お花屋さんは、ほぼ100%ここで購入していた。)

  

日本では、「お花」の値段も高いから、なかなか日常的に「お花」を買ったり、贈り合う事は難しいかもしれません。
(お花の値段が比較的安い「農業国フランス」だから。「行きつけ」とか、ちょくちょく1輪ずつ頂いたり出来たのかもしれません。 Parisに住む前に住んでいた Angers は、お花の生産量が高かったので、Parisよりもっともっと安かった)
でも要はどんなものでも「気持ち」ですよね。
「お花」はあくまでも「演出」。
とはいえ、「お花」を嫌いな人はいません。(特に女性は。)
どんな関係でも、どんな形でも「さっ、と差し出されるお花」は、嬉しく、心暖まる気持ちにさせてくれます。

もちろん、恋人や結婚相手から(不意に)貰えるのが一番嬉しいのですよ!惚れ直しますよ。


そして、私が数年前「もう建築業界では絶対に働かない!」とまで思い、辞めた会社。
原因は内側(内部)の酷い醜い問題だった訳ですけど…。(まあ他の理由もあったが
辞める事を決心してから、私が心残りだったのは「お客様」の存在でした。
それまでに築き上げた信頼関係…。建物プランなど…の仕事の話以外のお話もいっぱいしました。
…なので辞める事をお客様達に伝える瞬間が一番辛かったのを覚えています。
そんな中、お客様達には本当に色々と暖かいお心遣いやお言葉を頂き、幾度も「涙」を堪えた訳なのですが、
ある日曜日の夕方頃だったか、仕事中に隣町に住むお客様がわざわざ尋ねて来てくれたのです。 
「花束と手紙」を持って…。本当に「涙」が出そうになりましたね。 (家族揃って来てくれて、代表して一番よくお話しをした奥様が渡してくれたのですが)

実際は、その日の深夜に仕事が終わって、家に帰ってから「手紙」を読んで、「涙」が出てしまった訳ですけど。←そうなると分かっていたから、あえて誰もいなくても、仕事中は「手紙」を読まなかったのです。
「○○を貰った」からではなく、その行為自体(手紙だけでも)が嬉しくて心が暖まる訳なのですが、その演出を「お花」がしてくれると、更に気持ちは高まりますよね!

最後に、「お花」は贈れませんが、今回の台風や地震で被害に遭われた方へ「お見舞い申し上げます。」

  
↑Ranking参加中、気に入ってくれた方はクリックください!



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (marimo)
2007-07-17 04:31:39
お仕事を辞める際、関係者から感謝の気持ちでいただくお花も、
涙が出るくらい嬉しいですよね。
お花の無垢な美しさと儚さが、贈る心そのものって感じがして
その他のモノを頂くときとは違う感動がありますね。
それにしても、パリのスーパー/お花屋さん/パン屋さん、
そんな素敵な日常生活、想像しただけでうらやましいです
返信する
Re; (french-blue)
2007-07-18 01:25:21
>To; marimoさん

>お花の無垢な美しさと儚さが…
↑marimoさんのおっしゃる通りです。さすがmarimoさん!言いたい事を簡潔にまとめて下さる!
やっぱり私、文章の学習した方がいいな~。「レジュメ」が一番苦手&嫌いだった

パリは、Franceで一番の都市なのですが、公園や森や街路樹やお花などが溢れていて、小さな可愛いお店もたくさんあるので、歩く事が本当に楽しい街です。

それに、「お花屋さん」だけでなく「他のお店」でも、とても親しみやすく、顔を覚えてくれると「サービス」が増えます。

パン屋さんは、美味しくて結構「人気店」だったみたいで、回転率が早かったので、お話する機会は少なかったのですが、それでも親切にして頂き、良い思い出があります。
返信する