２月３日（土） 「母子病棟～壮絶なる愛と別れの記録」

今日は朝から一日出かけていたので、夕飯は息子が大好きな近所の

中華料理屋に行って来ました。帰ってきたのが８時くらいだったので、

直ぐにお風呂の準備をして、妻が息子とお風呂に入っている時に、娘

の相手をしながらテレビをつけるとテレビ朝日でタイトルの番組を放送

していました。内容は白血病と戦う８歳の息子と、その母親と妹の話で

母親が４７８日におよび自分でビデオ撮影したドキュメント番組でした。

せっかく骨髄移植が出来たのに症状が悪化して、食事が出来なくなり、

全て点滴で栄養を取らざるを得ない状態になり、子供が母親に「わんわん

の食べ物でいいから食べたい」と泣きながら懇願するシーンは思わずぐっと

きてしまいました。人間の欲の一つである食欲を全く満たす事が出来ない自

分の息子に対して、何もする事が出来ない母親の気持ちがヒシヒシと伝わっ

て来て、辛くやり切れない思いと共に自分の子供でなくて良かったという思

いが正直ありました。

自分も３歳のとき交通事故で２ヶ月入院した経験があり、その後も何度か大

怪我をして通院した事もかなりありました。自分の子供にはそんな辛い思い

をさせたくないというのが本音です。普段何気ない当たり前のことが、当た

り前でなくなってしまう事は、もしかすると明日わが身に降りかかって来る

かもしれません。だからこそ、日々歯を食いしばって頑張る事が自分の信念

です。