goo blog サービス終了のお知らせ 

死して屍拾うものなし

日々の記録。

成田三樹夫も好きだ その5

2008-07-08 00:00:00 | 成田三樹夫
「岸田森が好きだ その15」
戦国自衛隊(1979年 監督:斎藤光正)
主演:千葉真一・夏八木勲

さて、成田三樹夫こと成サマはどこに出ていたっけ…?ということで
戦国自衛隊、後半です。その前に

前回までのあらすじ
ひょんな事から、武器や車もろともタイムスリップした千葉ちゃん率いる
自衛隊の小隊。いろいろな事があり、隊員もぽつぽつなく亡くなっていき
ますが、千葉ちゃんは、一目見るなり「同族じゃ!」と自分を認めた景虎
(夏八木勲)とふんどし一丁で男の友情を深めます。

好きだ       オレもだ

その後も、互いの服を交換して馬に乗ってみたり

キャッキャッ  キャッキャッ

海辺で逆立ちしてみたり

   V!  大股開き!

ウホッな男同士の愛情友情を深めていくのでした。

そんなウホッな中、千葉ちゃんは武田信玄との合戦に挑みます。
少々心配げな景虎ですが、千葉ちゃんは「大丈夫!絶対に勝ってみせる!」と
力強く言い「京都で再び会おうぞ!」と景虎と約束するのでした。

で、この映画最大の見せ場、武田信玄vs自衛隊の戦い。
信玄の息子役で、まだピチピチの真田広之が飛び立つヘリにしがみつき、よじ
登って(!)自衛隊員を殺害、自分はヘリから飛び降りる場面や、薬師丸ひろ
子の秒殺場面なんかも出てきます。
現代の武器を持つ自衛隊も、武田信玄の頭脳戦に苦戦。
なんとか、信玄の首を取った千葉ちゃんでしたが、ヘリも戦車も大破、武器は
底を突き、ガソリンもなくなり、本人達もボロボロ。
それでも何とか愛しい景虎の待つ京都を目指し、空っぽになった
ボロボロの古寺に泊まります。

愛ですな。。
この辺から後半・クライマックスです。(ネタばれあり)

一方、先に京都入りした景虎は、究極の決断を迫られていました。
どこの馬の骨とも知らぬ男(千葉ちゃん)と天下を取るなどもっての他!
彼とのムッハーな生活をとって一生地味に暮らすか友情を守るか、
戦国大名として名を馳せるか、選ぶがよい!とエラい坊さん光佐や、
九条義隆に迫られ、悩む景虎…。

この場面になり、坊さんが聞き覚えのあるドスの聞いたいいお声。。。
成サマ、お坊様の役だったのね!
つるっつるの坊さんヘアに、鼻息が荒くなっちまったぜ…
つるっつるの成サマ萌え…

萌えてる間に、成サマの出演場面も終了。
やっぱり2分位だったかしら…、ううう。
でもウホッな二人の話だし仕方ないか。。

で、ボロボロになりながら古寺に滞在する千葉ちゃん他数名の自衛隊員を
景虎は打ち、最後は愛した人として武人として丁重に葬るのです。

いやー、濃ゆい映画だったぜ。
ふんどしが頭から離れませぬ。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成田三樹夫も好きだ その3

2008-07-02 11:25:03 | 成田三樹夫
柳生一族の陰謀(1978年 監督:深作欣二)
主演:萬屋錦之介

どちらかというと「柳生一族の陰謀」というより「柳生但馬守の陰謀」って
感じだったなー。柳生但馬守を萬屋錦之介が演じています。
息子はあの柳生十兵衛(千葉真一)
…魔界転生だけじゃなかったのねー!と今更ながら初めて知りました。

徳川2代目将軍秀忠が毒殺されたことにより、長男家光(松方弘樹)を将軍に
と推す家光派と、次男忠長(西郷輝彦)を推す忠長派の争いに、これを機会に
と朝廷復活を望む京都の公家、それに一族復興を願う根来忍者などが入り乱れ
壮絶な争いが繰り広げられます。根来忍者の一人で、若い真田広之が出てます。
ものすごい美少年っぷりですw

ちなみに成サマは、あのドスの利いた低音の美声はどこへやら「オホホホホ」
と甲高く笑い、「~でおじゃる」と、マロ言葉を使う朝廷のブレインである公家
烏丸少将文麿の役です。

ミキ麿でおじゃる。

ちなみにこの役は大当たり役だったそうだ。
映画を見た後だとそれがよーくわかります。
とにかく優雅なマロ様なのである。
柳生十兵衛とその弟に会った時も「あな恐ろしや、あの長刀…さぞ切れましょう
なあ…おほほほほ」と優雅に去っていくのでおじゃる。
十兵衛の弟は「気持ち悪い奴だ、ヘドが出るぜ」などとのたまうのだが、
もちろん成サマだけあって、優雅なマロだけでは終わらないのでおじゃる。


実はめちゃめちゃな剣豪なのでおじゃる。

公家で剣豪。とりあえずありえないのだが、剣豪なのでおじゃる(笑)
(普通、公家さんというのは剣術を野蛮なものと忌み嫌うのでおじゃるよ)
十兵衛が率いる根来忍者から奇襲をかけられ、その中に十兵衛弟をみつけると、
「柳生の子息よな。烏丸少将文麿お相手いたしまするぞ」
と剣を抜き、公家のくせになんだと?!と向かってきた十兵衛弟を、
いともあっさり、バッサリ、しかも優雅に斬ってしまうのである。
…文章にしてもピンとこないが、この場面は相当かっこいい

その後、次兄を切られた柳生妹・志穂美悦子が、マロ様に向かっていくのだが
「まろはおなごを斬る刀は持たぬ!」と、さすが公家さん、紳士だったりする。
…結局、悦子のしつこさに負けて戦うのだが、時間切れとなり、悦子がひく場面
まろ様は「ほぉ、おなごなのに見事じゃ」と優雅に(笑)感心するのだが、それよりも
「あなた様こそ、マロなのに見事でおじゃるよ」
ってな感じです。ホント。

その後、こいつはタダ者ではない、とやっと気が付いた(遅いんだよ)千葉ちゃん
こと十兵衛によって、マロ様は斬られてしまうんだけど。。
この戦いは昼間だったんですが、十兵衛がかぶっていた笠に刃を仕込んで、それを
放り投げ、刃が太陽に反射して、マロ様がまぶしくて視界があやふやになったとき
に、十兵衛が斬りつけるんです。

…なーんかやり方が汚くないか?十兵衛のくせに!!
そして、成マロ様は森サマと違い、死ぬ間際に余計に一回転!とかしないのでw
あっさり死亡。

マロ様、物足りなさすぎでおじゃる。
そして、十兵衛、テメーは卑怯だ(笑)

と、思った人が多かったのかどうかは知りませんが、後のドラマ化で、成マロ様
続投。当たり前か(笑)
映画では、丹波哲郎に片目を斬られる千葉真一十兵衛ですが、ドラマでは成マロ
サマに射抜かれます。ざまあみろだぜ、十兵衛。オホホホホ。

ちなみに今、BSフジで毎週木曜日20時から「柳生一族の陰謀」ドラマ版やって
います。来週10話目だったかな?やー、地デジに変えて今回ほどよかったと思っ
たことはなかったよ(笑)

柳生一族ダイジェスト
おめめを射抜く場面が見られます。
射抜いた後、どれどれ?という顔をする成サマがステキすぎ…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成田三樹夫も好きだ その2

2008-06-26 00:00:01 | 成田三樹夫
「蘇える金狼」(1979年 監督:村川透)
主演:松田優作
「岸田森が好きだ その14」 とあわせてお読みになっていただければ(笑)
あらすじはここをご覧になってくださいまし。

で、この映画での成サマは東和油脂の幹部の中の一人。
小泉経理部長の役でした。
森サマのように怪物並みの怪しさはありませんが、やっぱり人としてどうよ?
という役柄で、…なんか笑っちゃうんだよねw
この映画の成サマはコミカルな面を沢山みせています。服部警部みたいだw

成サマ演じる小泉経理部長は、風吹ジュンを愛人にしています。
優作氏はこの風吹ジュンをターゲットにします。
ゴルフ場で偶然を装い、腋毛ボー(らしい。未確認)の風吹ジュンをナンパし
あっという間にナンパ性交、いや成功して、最後には性交に成功します。
ま、このシーンもすごかったねー。駅弁フ○○クとか、バックからフ○○クし
つつ、優作氏は朝飯食べてたりしますから。性欲と食欲を一緒に満たせるなんて
男の夢ではないでせうか?どう?w
(そんな写真も交えつつ、解説しているサイトがありました。ここ

話が優作氏にいってしまった。
…てか、怪物森サマのような「は?」っという見せ所はないのですが、
森サマを優作氏が始末したあと、狡さの塊のような東和油脂の連中は、優作氏を
処分しようとします。
東和油脂の社長の別荘に行こうとみせかけ、殺そうとする金子経理次長。
(金子は森サマの写真参照。メガネの人ね)
そんなんわかってたぜ、と言わんばかりに優作氏は
「銃ってのはね、セーフテーレバーを引かないと弾は出ないんだよ!」
金子「ゆるしてぇぇ~

逆に金子の腕をへし折り、脱臼させる優作氏。
かっこいいんだが、せーふてーって……
で、東和油脂の重役連中がいるところに優作氏が案内させるんですが、ここから
成サマの見せ場?です。

優作氏が「俺がナメられておとなしく引っ込んでるボウヤに見えたのか?
おれを殺ろうとする前にそのことを何度も何度も考えてみなかったのか?
どうなんだ!」とスゴむと、

        ↓社長(佐藤慶)

↑金子(小池朝雄)     ↑成サマ「わ、わるかった。僕がわるかった。
あやまる、あやまるよ。(…金子を指さして)かっ、金子がねぇどうしてもやらせてくれって! 
その口車に乗せられた、僕が悪かった」
金子「うそだぁぁぁぁ!!わたしゃ命令されてやっただけなんだぁぁぁぁ」
成サマ「何を言ってるんだ!お前はクビだ!クビだ!クビ!」

…最低、つうかセコすぎです

と、ここで個性派俳優のこれまたいい男、佐藤慶演ずる社長がおもむろにいい声で
「朝倉君、私はこの件に関しては最初から一切関係がないんだよ…」
成サマ、金子「しゃ、社長~!

という、個性派俳優3人(成田三樹夫、小池朝雄、佐藤慶)による最低な人たちを
これでもか、というほど見ることができます。
見ている側としては最高です(笑)

なんかこの場面、マネしたくなるんだよなー。
金子がねってww

他にも優作氏の死に顔やらなんやらかんやらとあれこれ突っ込みたくなる
場面が満載の凄い映画でした(笑)
さすが、角川映画。


優作氏の死に顔。なんかヘンww

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成田三樹夫も好きだ その1

2008-06-17 14:11:19 | 成田三樹夫
いや、なんかね、前のタイトルだとバカ丸出しっぽいし。
バカなのはわかってるけどさw
というわけで、森サマものと平行して見始めたミッキー(notマウス)もののその1。

「座頭市地獄旅」(1965年 監督:三隅研次)
こちらの座頭市の方が、森サマものより前やね。
回を追うごとにどんどんエンターテイメント性が高くなっていくそうだけど
まぁ、vs用心棒と比べたちゃマズいか。あれは娯楽100%だもんなー。

しかし、勝新の剣さばきは素晴らしい。

物語は、江ノ島へ向かう船の橋げたでおっこちそうになった座頭市を
成田三樹夫演じる浪人が助けるところから始まります。
船の中でイカサマ博打をやり、ヤクザから物語終盤まで延々追われる事に
なった座頭市ですが、船で意気投合したミッキーと一緒に旅をすることに
します。
詳しいあらすじはここを参考になさってくださいませ。

成田三樹夫の役柄が、将棋好きの浪人。
成田さん本人も、めちゃめちゃ将棋が強く、生前は教育番組でプロ棋士に
挑戦してたそうです。だもんでサマになってるなんてもんじゃない。
素敵です。というか、これは成田さんそのもの?ww
その、成田さん演じる浪人がね、王手かけると


こう、鼻をさわってね


パチンと指を鳴らすんです。

これがもう、かっこいいのぉ~
(わかってるよ、バカなのは)

鼻息が荒くなっちまいましたぜ。
途中、父の敵討ち!と現れた兄妹&召使いの一行が追っている敵が、成田サンだと
わかり、クライマックスで座頭市が成田さんを斬ってしまうんですがね、ここが
どうしても納得いきませんでしたよ。今まで旅していた時間の長さからいくと、
情とかわかないのかい?市さんよ、みたいな。
しかもいきなりばっさりいったからねー。ちょっとそこだけ腑に落ちなかった。。

そうそう、それから途中から温泉場に舞台が移るんですけど、んふふ、
温泉にけだるそうにつかる成田さんのシーンがあるんですよ。
もちろん、てぬぐい一つでっせ。
この場面になったときは、深夜だったにもかかわらず

ぬほーーーーーっ!

と鼻息が荒くなってしまいました。。
まさかのおヌード(正確にはセミヌードか?)頂戴できるなんて…(笑)

成田三樹夫ファンにはたまらない映画なんじゃないでしょうか?
Nじさまにもすすめとこう(笑)

そういや、市を追うヤクザ者の一人に戸浦六宏が出ており「うわ、懐かしい!」
と思って、ちょっとネットで検索したらもうお亡くなりになられてました。。
知らなかった、ダメじゃん、私(汗)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好き好きミッキー ・序

2008-06-06 14:14:17 | 成田三樹夫
といっても、カーチスでも吉野でもチャンでも、もちろんマウスでもない。
成田三樹夫さんのことである。通称ミッキー。ホントにそう呼ばれてるのよw

森サマと違い、成田三樹夫さんはちゃんと記憶にある。
松田優作の探偵物語で「工藤ちゃ~ん」とドスの聞いたとても良い低音ボイスで
服部刑事の役出ていたのも覚えてるし、何より眼光の鋭さがもう。。


睨まれたら固まりそうだ。。

「極道の妻たち」とか、ヤクザ物の映画を見ていると良く出てきてたしね。
学生の頃、ガンでお亡くなりになったと新聞で読んで「ええええっ?」と驚いた
のをどういうわけか覚えてます。

ま、その位の認識だったわけですが、先日、森サマ主演の「夢としりせば」
見ていて、江戸時代、改革によって文化は生活を堕落させるだけだと
歌麿(森サマ)の絵や、版元(ミッキー)の財産を没収されるシーンがあり、
「テメーらみたいのがいるから風紀がみだれるんだよ」と言い放ち乱暴に家財
を没収する町奉行に対し
「お前らが悪いんじゃぁぁぁ」
とミッキーがタンカ切った場面がありまして、見ていたこちらは「ミッキー!
なんてかっこいいんじゃぁぁぁ」
と思ったのです。
ちなみに、役柄はありますが、森サマはこの時ボーゼンと口開いてましたw

とりあえず、この辺の俳優さんの良さはNじ様ならわかってくれるだろうと
思い「成田三樹夫ってかっこいいねぇ」とメールしたところ「そうよ!かっ
こいいのよ!ちなみにおうちは○○だったのよ。高校生の頃、行こうかと思
って友達と相談したの」とメールが来ました。
…ものすごいファンじゃないかw
しかし良く知ってんねー。自宅の場所とか。。
Nじ様は、岸田森サマの話をしていると「いや、いい俳優さんだけどさ、ど
んだけ好きなんだよ…」って顔をしたりしますが、ミッキーだと果てしなく
食いついてきます。すきなのねー(笑)

話がそれましたが、森サマ以外で久々に気になる俳優さんが出てきたので
これはちょっと何か映画見てみるかなー、と思ってネットで検索。
とりあえず、ミッキーは(私にとって)敷居が高い。ヤクザものが多いのです。
わたくし、文字通り痛そうな映画は苦手で。。
ミッキーの代表作「仁義なき戦い」なんか、TVでチラっと見ましたが、もう
あのバイオレンスな効果音でダメ。指ツメシーンなんかもっての他だし。。
あんなに有名俳優さんばかりなのに、痛そうで痛そうで見られへん…

ただ、これと並んでの代表作ということで「柳生一族の陰謀」で演じた「烏丸少将」
はすごすぎ!という口コミをネットでちらほら見かけました。
そんなにすごいのか、というわけで、ちょいと前になりますが、TSUTAYAでレン
タルしてみたんですけど、いやー、すごかった!

…長くなるのでまた今度書きます(笑)


Nじ様は盛んに「キレイな顔なのよ!」と言ってましたw
怖いお顔、というイメージが先行してましたが、よくよく見ると確かにキレイな
お顔だね。
ちなみに、物凄く頭がいい(ここ参照
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする