Ｃ・ロナウド＆ルーニーは無罪
マンチェスター・ユナイテッド（イングランド）に朗報！
帰国後の長期出場停止が確実視されていた
ポルトガル代表ＭＦクリスティアーノ・ロナウド（２３）と、
イングランド代表ＦＷウェイン・ルーニー（２３）が無罪放免。
スッキリ気分で、１８日の準決勝・Ｇ大阪戦（横浜国）に臨むことが１６日、決まった。
川崎市内の競技場に現れた“悪童コンビ”の表情は、いかにも晴れやかだった。
Ｃ・ロナウドがファンの歓声に親指を立てて応えれば、
ルーニーも笑顔で同僚と談笑。
１２時間の長旅で疲れを見せた前日１５日とは、正反対の表情を見せた。
笑顔の秘密は“無罪放免”にある。１０日の欧州ＣＬのオールボー戦で、
故意に相手を踏みつけたとして欧州連盟が調査していたルーニーに、
「制裁なし」の連絡がこの日早朝、横浜市内の宿舎に届いた。
１３日のプレミアリーグ・トットナム戦で故意に相手を蹴ったとされたＣ・ロナウドも、
イングランド協会から「行為は認められない」と通達があったという。
いずれも今大会の出場には影響しないが、
疑惑が「シロ」だったのは朗報１６日付英紙サンも
「ロン＆ルーがクリアになった」と、精神的なプラス面を報じた。
単なる気持ちの問題と侮れない。
クラブ側は、集中を高めるために躍起になるほど、
選手の精神状態を重視している。非公開練習では入り口周囲をフェンスで囲み、
ファンや報道陣を隔離。会見以外のメディア対応も拒否し、Ｇ大阪戦当日まで、
２人のコメントはゼロというプレミア流を日本でも貫く。
「世界王者として帰国できれば素晴らしい功績になる。
優勝へ、全力を尽くしたい」。マンＵの公式ＨＰ上で、こう誓ったルーニー。
ストリート・サッカーを出自に持ち、
昨季リーグ合計４３得点を挙げた脅威のコンビが、
身も心もスッキリさせ、打倒・Ｇ大阪に集中する。
