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マラドーナ氏「再びアルゼンチンのジャージを身にまといたい」

2010-09-27 | 海外情報

マラドーナ氏「再びアルゼンチンのジャージを身にまといたい」

前アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏が、
同国の監督を解任されて以来続けてきた沈黙を破り、
ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会での舞台裏を洗いざらい話した。

『FOXスポーツ』の取材に応じたマラドーナ氏は、
準々決勝でドイツに敗れたW杯・南アフリカ大会の期間中ずっと、
「優勝しなければ」という強迫観念にさいなまれていたことを明かした。
「優勝を目標にしていた。スペクタクルなチームを作った後、
わたしは棚から落ちてしまった。
われれは、スペインとの決勝までたどり着かねばならなかったのだ」

さらに同氏は、現在の代表への自身の強い思い入れを強調した。
「これはわたしのチームだ。わたしのすべてと言ってもよい。
代表のためなら死ねるぐらいだ。この思いをぬぐい去ることなどできない。
わたしはずっと悲しみにくれていた。
なぜなら、大きな希望を失ってしまったのだからね」

さらに、“世界一の選手”と言われながらもアルゼンチン代表では
力を発揮できなかったリオネル・メッシについても触れたマラドーナ氏は、
同選手を擁護した。
「メッシには、86年のメキシコ大会の時にわたしにあったような運がなかった。
だが、W杯では素晴らしいプレーを見せてくれたと思う。
彼はイニエスタと並ぶベストプレーヤーだったと思っている」

一方、ハビエル・サネッティが同大会のメンバーに招集されなかったことが
アルゼンチン国内で論議を呼んだことについては、
その理由が同選手の体力不足にあったことを明かした。
「あのリストはすべて本音で作られたものだ。
サネッティは真のプロフェッショナルだが、
(南米予選の)パラグアイ戦でもろさを露呈した。足がついていかなかったんだ」

マラドーナ氏は加えて、同国代表の監督に再び戻る可能性についても言及した。
「わたしは今も電話を待っている。再びアルゼンチンのジャージを
身にまといたいという意欲に溢れている。この状況には絶望している。
再び代表を率いることができるなら、歩み寄ってもよい」

W杯後、アルゼンチンサッカー協会との意見の相違から
解任されたとされるマラドーナ氏だが、
同国代表サッカー協会(AFA)のフリオ・グロンドーナ会長を名指しで非難した。
「グロンドーナは、わたしが人気を欲しているとか、
会長のいすを狙ってるいると考えていたようだ。
今、彼が何を考えているのか分からないがね。
たった1試合負けてすぐに、AFAの幹部はもう新しい監督の話をしているのだから」

(C)MARCA.COM


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