東京V、株式譲渡で交渉中=「複数で支えるのがいい形」と会長
Jリーグ2部(J2)、東京Vの萩原敏雄会長兼社長は19日、
「複数の会社と話をしているのは事実」と話し、
株式譲渡の交渉を進めていることを認めた。
同日、一部で東京Vが身売りすると報じられていた。
筆頭株主である日本テレビの株式保有率について、同会長は「引き続き、
ほとんどの株を持って経営する可能性はある」とする一方、
「複数で支えるのがいい形」と、
日本テレビが筆頭株主であることにこだわらない姿勢も見せた。
この件に関し、Jリーグの鬼武健二チェアマンは「去年の暮れから相談はあった。
現状は(株譲渡の)討議の最中だろう」と語った。
東京Vは読売クラブとして1969年に発足し、
Jリーグの年間制覇2度、天皇杯5度、
ナビスコ杯3度の優勝歴を持つ名門クラブ。
昨季は1部(J1)で17位に終わり、2度目のJ2降格が決定。
近年は経営の厳しさが伝えられている。