31試合無敗!! 伊代表リッピ監督、世界記録に並ぶ
現地時間19日(以下現地時間)に国際親善試合が各地で行なわれ、
イタリアとギリシャの一戦は1対1で引き分け。
この結果、イタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督の代表戦連続無敗記録は
31試合となり、スペインのハビエル・クレメンテ氏と
アルゼンチンのアルフィオ・バシーレ氏の持つ世界記録に肩を並べることとなった。
先月15日に行なわれた2010年W杯欧州予選のモンテネグロ戦で
2対1と勝利を収め、同国の名将ヴィトーリオ・ポッツォ氏の持つ
イタリア史上最多の30試合無敗記録に並んでいたリッピ監督。
04年からイタリアを率いて06年W杯を制し、
その後に一旦監督の座を退きながらも、
EURO2008後に復帰した名将は、
ギリシャ戦のドローで今度は世界記録に並んだ。
記者会見では無敗記録に関する質問が集中したが、
リッピ監督は「これからは毎試合に関わってくることだね。
喜ばしいことだけど、このすばらしい記録が続くことで最も幸せなことは、
非常に大切なものに繋がる。それはW杯だ。そのすばらしい勝利がなければ、
この記録自体は価値のないものだ」と語り、
再び世界王者に上り詰めるまで無敗を通す野心を覗かせていた。
試合はギリシャGKの奮闘もあって攻めあぐねていたイタリアが、
後半開始早々にギリシャFWゲカスに先制点を許すものの、
55分にデロッシのクロスをエースのトーニが押し込んで
1対1の引き分けに持ち込んだ。
ギリシャにとってはイタリアMFガットゥーゾの
ペナルティエリア内のハンドが認められずPKを1本損したり、
ゴールがオフサイドの判定で取り消されたりと、ツキのない試合となった。