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スペイン・スーパーカップ、レアル・マドリーが逆転優勝

2008-08-26 | 海外情報

スペイン・スーパーカップ、レアル・マドリーが逆転優勝

「レアル・マドリーは今季は新戦力を補強しない」などと誰が言ったのだろう。
少し遅れてやってきた新戦力はここにいた。
その名はアリエン・ロッベン。
ドリブルを武器に縦横無尽にピッチを駆け回るこのテクニシャンのおかげで、
レアル・マドリーは今季初の公式戦で鮮やかな逆転勝ちを収め、
通算8回目となるスペイン・スーパーカップのタイトルを手にすることができた。

けがのため、昨季は期待された活躍ができなかったロッベン。
だが、今季はそのうっぷんを晴らしてくれることだろう。
ロビーニョの反乱で頭の痛いシュスター監督に、
ロッベンは「心配するな、彼がいなくなっても僕がいる」という
明確なメッセージを伝えた。
バレンシアに先制された上、さらにファン・デル・ファールトと
ファン・ニステルローイの2人を退場処分で欠いたレアル・マドリー。
しかし、後半だけで4点を挙げる爆発力を見せ、
最後は4-2でバレンシアを下して、2試合の合計でも6-5と上回った。

前半、レアル・マドリーの攻撃陣はエリアの外からシュートを放ち、
バレンシアのGKヒルデブランドに揺さぶりをかける。
だが、先に得点したのはバレンシアの方だった。
中盤のアルベルダ、バラハが細かくつないだパスから、
前線で受けたシルバがシュート。
ボールはカシージャスの左横をかすめてゴールインとなる。
この時点で、第1戦を3-2で勝利していたバレンシアは、
さらにその差を広げた。
シルバは、このゴールのほかにも攻撃の起点となってチャンスを作りだし、
前半のMVPともいえる活躍を見せた。

レアル・マドリーにとってさらに悪いことに、
39分にはファン・デル・ファールトがマタへの悪質なタックルでレッドカードを受け、
一発退場となる。
中盤の柱を失ったレアル・マドリーは、
エインセが前線へロングボールを送るなど単調な攻めが目立ち、
目に見えて攻撃の精度が落ちていく。
この展開に、サンチャゴ・ベルナベウのファンも容赦ないブーイングを浴びせ、
場内は騒然となった。ファン・デル・ファールトは、
この日がサンチャゴ・ベルナベウでの公式戦デビューだったが、
この退場処分により、
リーガ開幕戦の対デポルティボ・ラコルーニャ戦には出場できなくなった。

後半に入ると、
レアル・マドリーはようやく流れの中からチャンスを作れるようになる。
48分には、レアル・マドリーのペナルティーエリア内で
アルビオルがハンドを犯しPKをゲット。
これをファン・ニステルローイが決め、
レアル・マドリーがようやく試合を振り出しに戻す。
1-1となると、ここからロッベンのショーが始まる。
右サイドから、リズムを変えたドリブルで果敢に攻め込み
シュートを打ってくるロッベンに対し、
バレンシアのディフェンスは翻弄(ほんろう)され、後方に追いやられる。

しかし72分、ファン・ニステルローイがバラハへのファウルで、
この日2枚目のイエローカードを受けて退場。
9人になったレアル・マドリーに対して、
バレンシアが再びボールを支配し始める。
そんな中、先に追加点を挙げたのはレアル・マドリーの方だった。
コーナーキックからのクロスに、
頭で合わせたディアラの強烈なシュートがクロスバーに当たり、
はねかえったボールをセルヒオ・ラモスが競り合いの末、
ゴールに押し込んだのだ。これで2-1。

その後もレアル・マドリーは、
カシージャスのミラクルセーブでバレンシアに追加点を許さず、
逆に85分には途中出場のデ・ラ・レッドが、
コースを狙い澄ました中央からのミドルシュートを決める。
さらにその3分後には、
バレンシアのDFアレクシスのGKへのバックパスをイグアインがカットし、
これをゴールを流し込んでダメ押しの4点目とした。
この連続ゴールに、熱狂に包まれるスタジアム。
バレンシアも最後には意地を見せ、
モリエンテスが古巣に1点を返したが、これが精いっぱいだった。

9人になっても、必ず勝つんだというレアル・マドリーの選手達の気持ちの強さ、
これが、日本代表にもほしいよね!?


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