昨日1月22日(木)の神奈川新聞トップ面&社会面から
『カナロコ・体力調査全種目で全国平均以下/神奈川県』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
文部科学省が公表した、全国の国公私立の小学5年生と
中学2年生の全員を対象に初めて実施した『全国体力テスト』の結果、
神奈川県内の公立中学2年生は男女とも、すべてで
全国平均以下の記録に。一方で、小学5年生は男子が握力と
長座体前屈以外の6種目、女子が長座体前屈以外の7種目が
いずれも全国平均を下回ったそうです。
特に女子はソフトボール投げが全国ワーストを記録したということです。
この結果を受けての学校現場の反応が神奈川新聞の社会面に出ていましたが、
困惑していましたね・・・。学校現場にしてみれば『全国体力テスト』の結果が
出る前から、子どもたちの体力の状況というのは日ごろの保健体育の授業を
通じて把握していますからね・・・。目新しいものは特にないというのも、
この結果が出たことを受けて子どもたちの体力が上がるよう
努力するようにといわれても、限られた中でどうしろというのか?という
困惑の声が上がるのは当然ですね。今回の結果というのは、当然というか
必然的な結果ですからね・・・。先の1月17日(土)には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
として取り上げたように、横浜市教育委員会が発表した、2008年度の
横浜市立小中学校の『体力・運動能力調査』では、
敏捷《びんしょう》性や持久力が2007年度より
やや向上したものの、ほとんどの種目で2007年度の
全国平均を下回ることが分かっていますが、全国的にも都市部に
こういった傾向が現れているのではないでしょうか?
これは以前から何度も書いてきているように、生活習慣の見直しはもちろんのこと、
子どもの遊び場《公園や広場など》が不足していること、
都市部に多く見られるアスファルトの校庭のグラウンド、その他の
地域の硬いアスファルトの上に土が盛られ、さらにその上に砂が
乗っているだけのグラウンドの改善に取り組まないことには
子どもの運動能力の向上にはつながらないでしょう。年々、学校内での怪我が
増えているのもこれが要因といわれていますからね・・・。
公園や広場などの遊び場の整備は、子ども議会などを通じて
子どもたちからの要望が各地で多いですし、
子育て中のママさんやパパさんからも要望が多く出ているので、
整備は急務だと思います。子どもの体力が上がるように
学校や家庭で努めよという前に、国や都道府県、市町村などの
各自治体・行政がすべきことがあると思います。
朝食をとらない子の体力ととっている子との体力との差が
顕著に出ているというのは、もちろん家庭の責任として朝食をとるように
取り組むべきことでしょう。これは脳が上手く働くことを考えても
当たり前のことだと思いますしね。ただそれ以外のことは、やはり率先して動くのは、
国や都道府県、市町村などの各自治体・行政だと思います。
子どもの体力向上を願うなら、すべきことは目に見えているんですから・・・。
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