こちらも昨日1月21日(水)の神奈川新聞地域面から
『カナロコ・市立川崎病院にNICU、4月開設へ/8年ぶりに再開』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
川崎市は、川崎市立川崎病院で2001年1月から休止していた
新生児集中治療管理室《NICU》を今年2009年4月1日(水)から
再開すると発表しました。医師7人、看護師15人の態勢で病床を
休止前より1床増やし6床とするということです。
今回の川崎市立川崎病院での『新生児集中治療管理室《NICU》』
の8年ぶりの再開は、NICUなどの設置による周産期救急医療の
充実は『安心してお産ができる社会』に向けての全国的な
課題であることと、慶應義塾大学が協力し小児科医6人、
産科医1人を派遣し、不足する看護師についても
昨年2008年に2回、今年2009年2月に1回と計3回の
採用試験を実施することで、人材確保のめどがついた
というのが大きいようですが、1月6日(火)には
『神奈川県内の地域医療を支える15の市立病院が、
医師不足から累積赤字が増加!!』
として取り上げたように、神奈川県内の地域医療を支える15の
市立病院の累積赤字が増え続け、最近5年間で約1.6倍に
膨らんでいるということだったので、当然川崎市立川崎病院も相当
赤字はあると思います。それでもこういった中で『新生児集中治療管理室《NICU》』
の再開を決めたというのは本当に地域にとって大きいことだと思います。
救急搬送中の妊産婦さんのたらい回しといった問題が相次いで起き、
痛ましい死亡事故も起きてしまいましたし、何としてもこれを防がないといけない
状況にあります。何度も書いてきているように、こういった問題の改善や、
医療環境の改善、医師の苛酷な労働環境・労働条件の改善
を防ぐためには、都道府県や市町村、医療機関、大学などで取り組むのには
もうとっくに限界が来ていて悲鳴を上げているわけですから、
国がしっかりと取り組まないといけないということです。
川崎市立川崎病院のNICUの再開で、かなり改善が見込まれるといってもやはり
限界があるわけですから・・・。
やはり2兆円を限度とする生活支援定額給付金は、医療・福祉・
子育て支援に使わないといけないと思います。国民の多くが望んでいるわけですから・・・。
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