ようやと荷造りが終わった。
重い。荷物の3/4は本だ。数えると40冊以上あった。広辞苑や英語・ベトナム語の辞書の他、経済、歴史、観光などベトナム関連の本を詰め込んだ。衣類やPC機器などは現地で購入できるが、日本語の本は入手不可だと思ったのだ。ホテルにたどり着くまでにぎっくり腰にでもなりそうだ。
持って行く本の中に「ベトナムの昔話」(加茂徳治・深見久美子 著)がある。斜め読みしただけだが面白かった。日本の昔話に似ているものがいくつかあった。
たとえば「浦島太郎」に似た昔話がベトナムにもある。ベトナムの場合、主人公が助けるのは亀ではなく、海蛇である。海蛇だけでなく、犬と猫も助ける。主人公は海蛇に連れられ、海の底の竜宮城へ行き、もてなされる。そしておみやげをたくさんもらって帰ってくる。
日本の場合、玉手箱を開けると白い煙が出て青年はおじいさんになってしまう。
ベトナムの場合、白い煙は出てこず、おじいさんにもならない。代わりにその高価なおみやげを盗まれてしまう。しかし以前助けた犬と猫が協力しておみやげを取り返し、めでたしめでたしとなる。
勝手な想像だが、この話は元々中国の昔話ではないだろうか。中国から日本へ、あるいは中国からベトナムへ伝わる過程で各国独自のアレンジが施されたのではないかと思う。
時間があれば中国の昔話から浦島太郎のオリジナルを探したい。
荷造りを終えて一息ついていると親から「気持ち悪いからベトナムへ行く前にあれを処分してくれ」と言われた。あれとは、クチトンネルで購入して部屋に飾ってある蛇の酒である。透明な酒瓶の中に一匹の蛇がとぐろを巻いている代物だ。そういわれても、どう処分すればいいのだろう。
写真:処分に困っている蛇の酒
重い。荷物の3/4は本だ。数えると40冊以上あった。広辞苑や英語・ベトナム語の辞書の他、経済、歴史、観光などベトナム関連の本を詰め込んだ。衣類やPC機器などは現地で購入できるが、日本語の本は入手不可だと思ったのだ。ホテルにたどり着くまでにぎっくり腰にでもなりそうだ。
持って行く本の中に「ベトナムの昔話」(加茂徳治・深見久美子 著)がある。斜め読みしただけだが面白かった。日本の昔話に似ているものがいくつかあった。
たとえば「浦島太郎」に似た昔話がベトナムにもある。ベトナムの場合、主人公が助けるのは亀ではなく、海蛇である。海蛇だけでなく、犬と猫も助ける。主人公は海蛇に連れられ、海の底の竜宮城へ行き、もてなされる。そしておみやげをたくさんもらって帰ってくる。
日本の場合、玉手箱を開けると白い煙が出て青年はおじいさんになってしまう。
ベトナムの場合、白い煙は出てこず、おじいさんにもならない。代わりにその高価なおみやげを盗まれてしまう。しかし以前助けた犬と猫が協力しておみやげを取り返し、めでたしめでたしとなる。
勝手な想像だが、この話は元々中国の昔話ではないだろうか。中国から日本へ、あるいは中国からベトナムへ伝わる過程で各国独自のアレンジが施されたのではないかと思う。
時間があれば中国の昔話から浦島太郎のオリジナルを探したい。
荷造りを終えて一息ついていると親から「気持ち悪いからベトナムへ行く前にあれを処分してくれ」と言われた。あれとは、クチトンネルで購入して部屋に飾ってある蛇の酒である。透明な酒瓶の中に一匹の蛇がとぐろを巻いている代物だ。そういわれても、どう処分すればいいのだろう。
写真:処分に困っている蛇の酒