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秋には貴重な紫の花をつけるツルボ

2019年10月23日 07時20分26秒 | 

ツルボの名前の由来は不明である。参内傘の別名は、宮廷用の柄の長い傘にみたてたもので、下から順に咲いていく花が、傘のようにみえるのでつけられたのだろう。なぜか納得してしまう。群生しているのを見かけることも多い。秋には貴重な紫の花である。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

ツルボ [蔓穂]
開花時期 5月、6月、7月、8月、9月、10月
花の色 赤、紫
名前の読み つるぼ
分布 北海道から沖縄にかけて分布。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布。
生育地 山野など
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 10~20センチ
分類 ユリ科 ツルボ属
学名 Scilla scilloides
花の特徴 葉の間から20センチから40センチくらいの花茎を立て、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花は密につき、薄い紅紫色をしている。
花被片は6枚、雄しべも6本である。
葉の特徴 葉は線形で、2枚が根際から生える。
葉の長さは10センチから20センチくらいである。
開花時期には葉はないこともある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この花について 属名の Scilla は「シーオニオン(Urginea scilla)」の名を転用したものである。
種小名の scilloides は「シーオニオン(Urginea scilla)に似た」という意味である。
その他 和名の由来は不明である。
別名を参内傘(サンダイガサ)という。
これは、宮中に参内するとき貴婦人が使った柄の長い傘を畳んだ形に見立てたものだそうである。



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