なんか、イスラエルでは来年2月か3月に総選挙が行われることになったとか。
↓は、わざわざ2ページに分けるほどでもない長さの記事なのだが・・・。
・イスラエルが総選挙へ 与党党首が連立工作断念（1/2ページ）（2008年10月26日 asahi.com）
とにかく、連立政権を作ろうと色々工作をやってきた外相兼与党党首の Tzipi Livni 氏。
しかし、連立政権を作る際の条件交渉で見事に失敗したことで、総選挙をやるハメに追い込まれたとか。
ちなみに、総選挙が終わって次の首相が決まるまでは、Olmert 氏が暫定首相をやるっぺぇ。
ま、今回の総選挙を開くことになった責任の一端は Olmert 氏のもあるのだが・・・。
以下、Livni 氏が総選挙をやることになった理由について述べてるところを、asahi.com の記事から引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
リブニ氏は９月に党首に選出された後、国会定数１２０の過半数を目指して、オルメルト連立政権（６７議席）の各党と協議を始めた。
だが、強硬派宗教政党シャス（同１２）が、（１）支持者に多い子だくさんの家庭を救済するための手当拡充の実現（２）聖地エルサレムの占領を続けるため、パレスチナ側との交渉で帰属問題を取り上げない――との２点を要求。
リブニ氏は手当問題で一定の譲歩をしたが、エルサレムの帰属をそもそも交渉しないとの要求を退けた。
シャスは２４日、「条件が満たされなかった」と連立参加の拒否を決めた
（以下略）
---- 引用以上 ----
イスラエルの国内問題（教育・福祉とか）で揉めるってのはともかく。
Livni 氏のパレスチナ問題への姿勢を踏まえると、本当に小さな違いで交渉が決裂したものだと感心するわ。
もっとも、Livni 氏が「エルサレム全域を国際管理下に置くことも辞さない」とか言ってたら、もっと大変なことになってただろうが・・・。
ただ、イスラエルで総選挙をやる際にも当然金がかかる。
また、2009年度予算の審議にも影響が出る可能性があるとか無いとか・・・。
・Early elections likely to cost the economy NIS 2 billion （2008年10月27日 Haaretz.com）
更に、この件に限らずイスラエルの政党は資金難がデフォだとか。
以下、Haaretz.com の記事からこの辺りを伝えてる部分を引用しておく。
ただし、一部俺の判断で補足を加えた。
---- 以下引用 ----
（中略）
Many expect the NIS 2 billion estimate for election costs to grow.
As of now, each party will receive NIS 1.219 million per MK[イスラエルの国会議員].
But this is not based on the actual number of 120 MKs.
Instead, each party receives this amount based on an average of the number of its MKs in the present Knesset and the new one.
This was meant to make it easier on parties, which lost seats.
This means the number of virtual MKs who receive NIS 1.219 million each will be much higher than the actual 120 MKs.
The parties will also have to rely on their regular party financing, NIS 61,000 per MK per month, as most of them are seriously in debt.
As of December 31, 2007, the state comptroller estimated the parties' debts as the following: Labor, NIS 128 million; Likud, NIS 34 million; National Religious Party, NIS 21 million; and Kadima, NIS 3 million.
The Pensioners Party[Gil] had a surplus of NIS 6.6 million.
Party leaders and MKs will now have to start making the rounds, mostly visiting wealthy business people, on the hunt for donations.
Such a situation is not actually new, as it is very similar to the last election period in 2006.
Then, too, the budget was not passed until June 2006 after late February elections.
More worrying, especially in light of this year's world economic crisis, is the need for important decisions to be taken and not delayed.
---- 引用以上 ----
一見、各政党が抱えてる負債額はたいしたこと無いんだろうけどさ・・・（労働党でも約 30億円の負債）。
イスラエルの各政党が資金を工面するのに奔走する状況を招いてるのってなんだろう？
イスラエルの各政党に資金力がないのか？
それとも、政党の運営がザルだから？
イスラエル政府が余計なところに予算をつぎ込んでるから？
正直、俺には良くわからない（馬鹿）。
それにしても。
Livni 氏が総選挙をやると決めた件を見てると、麻生首相の総選挙に関するグダグダな態度と対比したくなるわ。
イスラエルと日本の状況が全然違うのは承知してるけどさ・・・。
つーか、さっさと麻生首相は衆議院を解散→総選挙しろってんだ。
↓は、わざわざ2ページに分けるほどでもない長さの記事なのだが・・・。
・イスラエルが総選挙へ 与党党首が連立工作断念（1/2ページ）（2008年10月26日 asahi.com）
とにかく、連立政権を作ろうと色々工作をやってきた外相兼与党党首の Tzipi Livni 氏。
しかし、連立政権を作る際の条件交渉で見事に失敗したことで、総選挙をやるハメに追い込まれたとか。
ちなみに、総選挙が終わって次の首相が決まるまでは、Olmert 氏が暫定首相をやるっぺぇ。
ま、今回の総選挙を開くことになった責任の一端は Olmert 氏のもあるのだが・・・。
以下、Livni 氏が総選挙をやることになった理由について述べてるところを、asahi.com の記事から引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
リブニ氏は９月に党首に選出された後、国会定数１２０の過半数を目指して、オルメルト連立政権（６７議席）の各党と協議を始めた。
だが、強硬派宗教政党シャス（同１２）が、（１）支持者に多い子だくさんの家庭を救済するための手当拡充の実現（２）聖地エルサレムの占領を続けるため、パレスチナ側との交渉で帰属問題を取り上げない――との２点を要求。
リブニ氏は手当問題で一定の譲歩をしたが、エルサレムの帰属をそもそも交渉しないとの要求を退けた。
シャスは２４日、「条件が満たされなかった」と連立参加の拒否を決めた
（以下略）
---- 引用以上 ----
イスラエルの国内問題（教育・福祉とか）で揉めるってのはともかく。
Livni 氏のパレスチナ問題への姿勢を踏まえると、本当に小さな違いで交渉が決裂したものだと感心するわ。
もっとも、Livni 氏が「エルサレム全域を国際管理下に置くことも辞さない」とか言ってたら、もっと大変なことになってただろうが・・・。
ただ、イスラエルで総選挙をやる際にも当然金がかかる。
また、2009年度予算の審議にも影響が出る可能性があるとか無いとか・・・。
・Early elections likely to cost the economy NIS 2 billion （2008年10月27日 Haaretz.com）
更に、この件に限らずイスラエルの政党は資金難がデフォだとか。
以下、Haaretz.com の記事からこの辺りを伝えてる部分を引用しておく。
ただし、一部俺の判断で補足を加えた。
---- 以下引用 ----
（中略）
Many expect the NIS 2 billion estimate for election costs to grow.
As of now, each party will receive NIS 1.219 million per MK[イスラエルの国会議員].
But this is not based on the actual number of 120 MKs.
Instead, each party receives this amount based on an average of the number of its MKs in the present Knesset and the new one.
This was meant to make it easier on parties, which lost seats.
This means the number of virtual MKs who receive NIS 1.219 million each will be much higher than the actual 120 MKs.
The parties will also have to rely on their regular party financing, NIS 61,000 per MK per month, as most of them are seriously in debt.
As of December 31, 2007, the state comptroller estimated the parties' debts as the following: Labor, NIS 128 million; Likud, NIS 34 million; National Religious Party, NIS 21 million; and Kadima, NIS 3 million.
The Pensioners Party[Gil] had a surplus of NIS 6.6 million.
Party leaders and MKs will now have to start making the rounds, mostly visiting wealthy business people, on the hunt for donations.
Such a situation is not actually new, as it is very similar to the last election period in 2006.
Then, too, the budget was not passed until June 2006 after late February elections.
More worrying, especially in light of this year's world economic crisis, is the need for important decisions to be taken and not delayed.
---- 引用以上 ----
一見、各政党が抱えてる負債額はたいしたこと無いんだろうけどさ・・・（労働党でも約 30億円の負債）。
イスラエルの各政党が資金を工面するのに奔走する状況を招いてるのってなんだろう？
イスラエルの各政党に資金力がないのか？
それとも、政党の運営がザルだから？
イスラエル政府が余計なところに予算をつぎ込んでるから？
正直、俺には良くわからない（馬鹿）。
それにしても。
Livni 氏が総選挙をやると決めた件を見てると、麻生首相の総選挙に関するグダグダな態度と対比したくなるわ。
イスラエルと日本の状況が全然違うのは承知してるけどさ・・・。
つーか、さっさと麻生首相は衆議院を解散→総選挙しろってんだ。
