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Operation Musashi 6

2009-02-06 20:14:19 | 捕鯨騒動
頼んでないのにネタ満載状態になってる今シーズンの「調査捕鯨」。
今日も今日とて、Sea Shepherd と「調査捕鯨」団が今シーズン6度目の対決を迎えたのだが・・・。
・抗議船と調査捕鯨船が衝突、「前例のない攻撃」とシーシェパード(2009年2月6日 AFPBB.cpm)

連日 Sea Shepherd と「調査捕鯨」団の対決が続いてるので、もう何がなんだか訳のわからない俺。
とりあえず、AFPBB.com の記事を全文引用しておく。

---- 以下引用 ----

【2月6日 AFP】(写真追加)強硬派米環境保護団体「シーシェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は6日、同団体の抗議船スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号が、南極海で日本の調査捕鯨船と衝突したことを明らかにし、「前例のない攻撃」として捕鯨船団側を非難した。

 スティーブ・アーウィン号のポール・ワトソン(Paul Watson)船長はAFPに対し、「『第2勇新丸』(が捕獲したクジラ)の輸送を妨害していたところ、『第1勇新丸』が前に割って入った」「避けるためには、第1勇新丸に衝突せざるをえなかった。後退しようとしたが、第2勇新丸が移動したため衝突を避けることができなかった」などと説明した。

 ワトソン船長によれば、捕鯨船の手すりがわずかに損傷したという。

 シーシェパードは過去5年間にわたり、南極海での日本の調査捕鯨の妨害を続けているが、ワトソン船長は「今回は(捕鯨船が)今までになく攻撃的だ」と指摘。
「彼ら(捕鯨船団)は明らかに、(捕鯨ができず)利益が得られないことについて苛立ちがたまっている。われわれの妨害活動を阻止するためには、何をやってもいいと命令されているのだ」と述べた。

 一方、調査捕鯨を行う日本鯨類研究所(Institute of Cetacean Research、ICR)の広報官、グレン・インウッド(Glenn Inwood)氏は豪AAP通信(Australian Associated Press)の取材に、衝突についてはまだ情報を得てはいないとした上で、「どんな船も犯罪者に対して防衛する権利がある。日本が行っているのは、シーシェパードから身を守る行為だ」と話した。(c)AFP

---- 引用以上 ----

なお、上の記事で『第1勇新丸』は『第3勇新丸』の間違いだと思われる。
一応、日本鯨類研究所と Sea Shepherd の声明を両方読んでると、第3勇新丸と Steve Irvin 号が衝突したことになってるので・・・。

で、この件について、例によって日本鯨類研究所が動画を公開してたのだが・・・。
・ビデオ:スティーブ・アーウィン号が第2勇新丸に意図的に衝突した(1.95MB)(2009年2月6日 日本鯨類研究所;.wmvファイル)
・ビデオ:スティーブ・アーウィン号が第3勇新丸に衝突した(6.92MB)(2009年2月6日 日本鯨類研究所;.wmvファイル)

例によって、英語版のタイトルは以下のようになっている。
・VIDEO : Dutch vessel rams the Yushin Maru No. 2 from the stern side (1.95MB)
・VIDEO : Dutch vessel rams Japanese ship for second time (6.92MB)

英語版のタイトルから『第3勇新丸』が抜けてたりするのは、意図的なのかそれとも・・・。


話を戻す。
両方の映像を観てると、第二勇新丸と Steve Irvin号の追跡劇(?)の一部を除いた途中経過が抜けていて、Steve Irvin号が衝突した結果のみを残してるんだよな。
一昨日も書いたけど、2つの動画だけだと一体何がこの間に起こってたのか全然理解できないんだよな。
どう考えたって、「調査捕鯨」団に都合の悪い部分を意図的に隠してるとしか思えないっての。
それとも、例の動画2つだけで「調査捕鯨」団が正しいと思い込ませることができると勘違いしてんのか?
訳わからん。


それにしても。
この件に絡んで、日本鯨類研究所が英語版でもプレスリリースを出してるのだが・・・。
・シーシェパード妨害船が調査船に体当たり:危険な妨害活動がエスカレート(速報)(2009年2月6日 日本鯨類研究所)
・VIDEO SHOWS VIOLENCE OF DUTCH VESSEL(2009年2月6日 日本鯨類研究所;.pdfファイル)

英語版のプレスリリースでは、何気に Watson 船長を蔑視する表現が使われていた。
以下、それを窺える部分として、森本 稔氏のコメント部分を英語版から引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
“So-called “Captain” Watson is thumbing his nose at all international laws that are aimed at ensuring safety at sea”, said the Director-General of the Institute of Cetacean Research, Mr Minoru Morimoto.
“The Steve Irwin "captain" is completely ignoring the safety of crews aboard both the Dutch vessel and the Japanese research vessels and engaging in extremely dangerous behavior.”

“Due to Sea Shepherd's increasingly violent actions the risk of a more grave and serious accident happening is increasing by the hour,” he added.
(以下略)
---- 引用以上 ----

日本語と英語の違いって部分もあるだろうが・・・。
せっかくなら、日本語も英語版みたく Watson 船長をこき下ろして欲しかったわ。


なお、↓の記事のコメント欄は、ある意味日本における「調査捕鯨」への意見と全く対照的なものとなっている。
・Protesters ram Japanese whalers(2009年2月6日 news.com.au)

暇なら読んであげて頂戴・・・。


2009年2月8日追記:
以下の記事に trackback を送信。
・南極海捕鯨戦争勃発(2009年2月7日クジラ・クリッピング)


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