ちうわけで、今回は精巣腫瘍と転移したがん細胞治療の中間報告みたいなモン(謎)
これを書いてる時点で、俺は病院から脱走先もとい一時外泊中。
とにかく色々過酷な3週間だった・・・。
この3週間で一番つらかったのは、抗がん剤の副作用にどう対処するかだった。
事前情報で、副作用として吐き気や脱毛などが起きる云々と聞いていたが、見事に大当たり。
とりわけ精神的にきつかったのは、抗がん剤投与開始翌日から発生した吐き気。
投与開始3日目から4日間連続で何も食べられなかった、というレベルのヤバさだ。
酷い時は水分すら飲み込めずほぼ胃液のみを吐き出す、という日もあったくらいで・・・。
一応、吐き気止めの薬も投与されていたが、焼け石に水というレベルにもならない効果。
それだけ厳しい副作用に直面した俺は、あっさり病院から脱走する気力を失ったさ。
先日の脱走するかも云々という書き込みは何だったのか(謎)。
この吐き気がある程度収まってきた頃、抗がん剤治療で肉体的に問題となる副作用が俺に襲いかかってきた。
骨髄抑制(myelosuppression)である。
要は、血液中の白血球・赤血球・血小板などが極端に減少するって奴。
特に厄介なのは、白血球(特に好中球)の減少により感染症にかかるリスクが大きくなること。
抗がん剤投与による治療で、医者側が一番懸念してるのがこの副作用に伴い生じることがある発熱性好中球減少症だとか(治療スケジュールに大きな影響を与えるため)。
↓参照。
・V章 副作用のマネジメント
1.骨髄抑制(2013年10月7日 medical.nikkeibp.co.jp)
・がん薬物療法開始7~14日くらいに1回でも発熱したら主治医に速やかに連絡を(2013年6月 medical.nikkeibp.co.jp)
この骨髄抑制、俺自身はあまり自覚症状がなかった。
しかし、ほぼ毎日行われる血液検査は、俺の身体の中で骨髄抑制の影響が出ていることをきっちり示していた。
一番酷い時は、2日間ほど好中球の数字が1000/mm3を下回っていた(この状態で38℃以上の高熱が出たら死ねる)。
ここまで来ると、がんそのものより抗がん剤の副作用であの世行きになりかねないレベルだ。
骨髄抑制が発生してから地味に痛かったのは、食事制限。
具体的には、生野菜や果物、ヨーグルトなどの生ものが食べられなくなったこと。
そのため、病院が出す食事において、他の人達は果物やヨーグルトが提供される傍ら、俺はゼリー(加熱処理済み)やフルーツ缶の中身を食べるハメになった。
↓ゼリーの一例。
果物くらい食べさせてくれよ・・・(無理)。
ちなみに、納豆も食事制限の対象になっていた。
・・・そんなこんなで、以上2つの副作用に対処しつつ3週間が経過した。
(腹部リンパ節に転移した)がん自体の症状を一切感じないまま抗がん剤の副作用ばかりに苦しめられた、ってのが正直な感想。
これじゃ、「がんとの闘い」じゃなく「抗がん剤との闘い」だわな(謎)。
え、この3週間の治療効果?
それは・・・お察し下さい。
つか、こんな3週間を少なくても2回過ごさないと退院できないってのがなんとも。
しかも、2周目は地獄、という言い伝え(?)を踏まえると、来週以降の治療はもっと大変な事態になる悪寒・・・。
おまけ:今回の治療スケジュールに関して
今回俺が受けている治療は、BEP療法と呼ばれているもの。
ブレオマイシン(Bleomycin)、エトポシド(Etoposide)、シスプラチン(cisPlatin:CDDP)、という3つの抗がん剤の頭文字から名付けられたと思われる。
↓3週間内の投与スケジュール。
火曜日にブレオマイシンを投与しているのは、月曜日に休日が2回(体育の日・勤労感謝の日)入るのを考慮したためと思われる(月曜休日には俺の担当医がいないため)。
実際は、これら3つの抗がん剤だけでなく、栄養補給やらシスプラチンの副作用対策(腎機能低下防止)のため大量の輸液を点滴で投入している。
そのため、1週目は抗がん剤と大量の輸液の点滴にやたらと時間がかかり、2日目に至っては朝8時過ぎ~翌朝4時に点滴終了という始末。
どうしてこうなった。
これを書いてる時点で、俺は病院から脱走先もとい一時外泊中。
とにかく色々過酷な3週間だった・・・。
この3週間で一番つらかったのは、抗がん剤の副作用にどう対処するかだった。
事前情報で、副作用として吐き気や脱毛などが起きる云々と聞いていたが、見事に大当たり。
とりわけ精神的にきつかったのは、抗がん剤投与開始翌日から発生した吐き気。
投与開始3日目から4日間連続で何も食べられなかった、というレベルのヤバさだ。
酷い時は水分すら飲み込めずほぼ胃液のみを吐き出す、という日もあったくらいで・・・。
一応、吐き気止めの薬も投与されていたが、焼け石に水というレベルにもならない効果。
それだけ厳しい副作用に直面した俺は、あっさり病院から脱走する気力を失ったさ。
先日の脱走するかも云々という書き込みは何だったのか(謎)。
この吐き気がある程度収まってきた頃、抗がん剤治療で肉体的に問題となる副作用が俺に襲いかかってきた。
骨髄抑制(myelosuppression)である。
要は、血液中の白血球・赤血球・血小板などが極端に減少するって奴。
特に厄介なのは、白血球(特に好中球)の減少により感染症にかかるリスクが大きくなること。
抗がん剤投与による治療で、医者側が一番懸念してるのがこの副作用に伴い生じることがある発熱性好中球減少症だとか(治療スケジュールに大きな影響を与えるため)。
↓参照。
・V章 副作用のマネジメント
1.骨髄抑制(2013年10月7日 medical.nikkeibp.co.jp)
・がん薬物療法開始7~14日くらいに1回でも発熱したら主治医に速やかに連絡を(2013年6月 medical.nikkeibp.co.jp)
この骨髄抑制、俺自身はあまり自覚症状がなかった。
しかし、ほぼ毎日行われる血液検査は、俺の身体の中で骨髄抑制の影響が出ていることをきっちり示していた。
一番酷い時は、2日間ほど好中球の数字が1000/mm3を下回っていた(この状態で38℃以上の高熱が出たら死ねる)。
ここまで来ると、がんそのものより抗がん剤の副作用であの世行きになりかねないレベルだ。
骨髄抑制が発生してから地味に痛かったのは、食事制限。
具体的には、生野菜や果物、ヨーグルトなどの生ものが食べられなくなったこと。
そのため、病院が出す食事において、他の人達は果物やヨーグルトが提供される傍ら、俺はゼリー(加熱処理済み)やフルーツ缶の中身を食べるハメになった。
↓ゼリーの一例。
果物くらい食べさせてくれよ・・・(無理)。
ちなみに、納豆も食事制限の対象になっていた。
・・・そんなこんなで、以上2つの副作用に対処しつつ3週間が経過した。
(腹部リンパ節に転移した)がん自体の症状を一切感じないまま抗がん剤の副作用ばかりに苦しめられた、ってのが正直な感想。
これじゃ、「がんとの闘い」じゃなく「抗がん剤との闘い」だわな(謎)。
え、この3週間の治療効果?
それは・・・お察し下さい。
つか、こんな3週間を少なくても2回過ごさないと退院できないってのがなんとも。
しかも、2周目は地獄、という言い伝え(?)を踏まえると、来週以降の治療はもっと大変な事態になる悪寒・・・。
おまけ:今回の治療スケジュールに関して
今回俺が受けている治療は、BEP療法と呼ばれているもの。
ブレオマイシン(Bleomycin)、エトポシド(Etoposide)、シスプラチン(cisPlatin:CDDP)、という3つの抗がん剤の頭文字から名付けられたと思われる。
↓3週間内の投与スケジュール。
火曜日にブレオマイシンを投与しているのは、月曜日に休日が2回(体育の日・勤労感謝の日)入るのを考慮したためと思われる(月曜休日には俺の担当医がいないため)。
実際は、これら3つの抗がん剤だけでなく、栄養補給やらシスプラチンの副作用対策(腎機能低下防止)のため大量の輸液を点滴で投入している。
そのため、1週目は抗がん剤と大量の輸液の点滴にやたらと時間がかかり、2日目に至っては朝8時過ぎ~翌朝4時に点滴終了という始末。
どうしてこうなった。
>30代で腫瘍ができるのは、精神的にもつらいですよね・・・
なんとか治療が終わって今日退院できましたが、実はこれからが大変かもしれません。
今日の記事でも触れましたが、当分の間定期的に経過観察で腫瘍が再発してないかどうかを検査する必要があるんですよね。
困ったことに、医師曰く今回私がかかった精巣腫瘍は比較的再発しやすいタイプらしく、経過観察が欠かせないんです。
それを踏まえると、今後は腫瘍が再発するかもという不安にさいなまれそうで怖いです・・・。
30代で腫瘍ができるのは、精神的にもつらいですよね・・・。