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知名度がモノをいう

2008-06-30 20:35:38 | 時事ネタ(国内)
今朝の NHK-G『おはよう日本』では、洞爺湖サミットを目前に開設された『市民メディアセンター』を紹介していたのだが・・・。
・G8市民メディアセンター札幌実行委員会(CMC札幌)

紹介時間としては多分2分もなかったけど、基本事項を一応伝えていた。
自分達の存在と対照的な CMC を紹介したのは、NHK の余裕かそれとも・・・。


それはともかく。
サミット目前になって、日本への入国審査が厳しくなっているっぺぇ。
そのあおりで、国外から来たメディア関係者(妙な用語だ)が長時間拘束されるなんて話も・・・。
・香港のメディア関係者3人が成田で一晩拘束~強制退去の危機も~(2008年6月28日 G8 Media Network)

この記事では、入管へ解放を求めるやり取りと解放後の裏話が載っている。
実はこの3人、一時「入国不適合」の烙印(?)を押されていたのだが、その後3人が語った色んな理由で「許可」が降りたという。
俺が気になったのは、色んな理由について述べている部分。
以下、『香港の~』からその理由に触れてる部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
(中略)
ところで、「入国不適合」から急遽、「許可」が出たのは何故か?
私は、「朝は一度、強制退去が決まっていたが、途中で変更になったようだ。
取調べの最中に何があったのか?」と聞いたところ、彼らは「アレだ!」と声を上げた。

彼らは午前11時前、30日の月曜日にインタビューを申し込んでいた国会議員の川田龍平氏の秘書の携帯電話番号を知っていたのだという。
その秘書の働きかけが効いたものと見られる。

しかし、何も悪くないのに、なぜ自分たちが拘束されたのか。
最初から最後まで疑問だったようだ。
彼らはG8関係の取材のほか日本の町「まちづくり」に興味があり、ずいぶん細かくリサーチしていた。
自分たちの話には耳を貸さない一方で、議員秘書のツルの一言で取調官の態度が急変したことに対して「日本の暗部を見た気がする」と語っている。
(以下略)
---- 引用以上 ----

議員バッジの破壊力をまざまざと見せ付けられた事例だな(違)。
流石の取調官も、川田氏の名前には態度を変えざるをえなかった模様。
もっとも、肝心の(会う予定だった)国会議員が無名に近ければ、「入国不適合」が変更されなかった可能性もあるが・・・。


それにしても。
これ以外にも、依然入管で足止めを喰らってる人達(政治家達は多分含まれてない)が少なからずいるってのはどういうことなんだろう?
意地の悪い視点で考えると、この一件は G8サミットが極一部の人達を対象に行われてることをよ~く示してると見た。
ま、そうでないと困る人達もいるんだろうが・・・。


2008年7月5日追記:
この件を週刊新潮(2008年7月10日号)が、『川田龍平議員に救われた「香港記者」』というタイトルで記事にしていた。
しかし、肝心の内容は、拘束→入国許可が下りた3人に対してどこか見下した視点だった・・・。
この記事を書いた人は、例の3人より偉いのかね?


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