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NYT's curious Interview with Shimon Peres(Jan 13, 2013)

2013-01-13 20:53:11 | パレスチナかイスラエルか
今回は小ネタ・・・というには重い話。


何か知らんが、シモン・ペレス(Shimon Peres)イスラエル大統領が「パレスチナ解放戦線(PLO) の故ヤーセル・アラファト(Yaser Arafat)議長は暗殺されるべきでなかった」なんて趣旨の発言を行ってたらしい。

元ネタは、NYTimes が今日付で公開したインタビュー記事。
Peres 大統領とのインタビューは去年7月25日に行われたらしいが・・・。
・Shimon Peres on Obama, Iran and the Path to Peace(2013年1月13日 nytimes.com)

インタビュー時期が時期だけに、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benyamin Netanyahu)イスラエル首相と バラク・オバマ(Barack OBAMA)米国大統領との関係やイランとシリアへの対応が話題に上がった。
無論、Netanyahu 首相とパレスチナ暫定政府(PA)のマフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)議長との関係そしてパレスチナ占領政策も話題に上がったけど・・・。


問題の発言は、Gaza 地区を〆る Hamas への対処に関する発言の後。
以下、2013年1月13日分 nytimes.com『Shimon Peres on Obama~』からその部分を(略
ただし、聞き手側のコメントは斜文字。

---- 以下引用 ----
(中略)
You didn’t think that Arafat should be assassinated.

No.
I thought it was possible to do business with him.
Without him, it was much more complicated.
With who else could we have closed the Oslo deal?
With who else could we have reached the Hebron agreement?
On the other hand, I tried to explain to him, for hours on end, a complete educational course: how to be a true leader.
We sat together, with me eating from his hand.
It took courage.
I told him he must be like Lincoln, like Ben-Gurion: one nation, one gun, not innumerable armed forces with each firing in a different direction.
At first, Arafat refused, he said, “La, la, la” [Peres does a fairly convincing imitation of Arafat saying “no” in Arabic], but later he said, “O.K.”
He lied right to my face, without any problem [regarding promises to fight Palestinian militias and insurgencies].
(以下略)
---- 引用以上 ----

・・・「暗殺されるべきだと思ってなかった?」って直球過ぎる質問だけど、それに対し "No[, I didn't]" と馬鹿正直に回答した Peres 大統領も Peres 大統領だ(謎)。
そこは、"I don't know whether he was killed or not..." みたく適当にはぐらかしとけばよかったのにね。
この言い方だと、イスラエル政府は故 Arafat 議長の死因が病死じゃないことを結構前から知ってたという疑いを持たれるとしか思えない。
現在、故 Arafat 議長の死因についてフランス政府が(故 Arafat 議長の遺体解剖で)調べてるけど死因が確定してないってのを踏まえると、Peres 大統領の発言は迂闊だわな。
無論、Peres 大統領にしてみれば、「イスラエル政府は 故 Arafat 議長の死について責任はない」って言い張るつもりだったんだろうが・・・。
(このインタビューで Peres 大統領はヘブライ語で回答した可能性が高いが、実際の所は不明。仮にインタビューの質問も回答もヘブライ語で行われたなら、英語に翻訳した NYT の責任も出てくるかもしれん)


それはそうと。
日本のイスラエル大使館が、イスラエルを PR する ゆるキャラを募集してるらしい。
・イスラエル大使館が「ゆるキャラ」募集 「身近に感じてほしい」(2013年1月10日 MSN産経ニュース)

色んな意味でリアクションに困るこの話。
以下、2013年1月10日分 MSN産経ニュース『イスラエル大使館が~』を全文(略

---- 以下引用 ----
在日本イスラエル大使館が公式キャラクターとして「ゆるキャラ」を募集している。
昨年11月に着任した広報官が「日本ではイスラエルのイメージが『ない』という人が多い」と気付き、「日本のサブカルチャーである『ゆるキャラ』を通じてイスラエルをもっと身近に感じてほしい」(広報室)と企画した。

 採用されれば、大使館の公式ホームページやツイッター、フェイスブックで使用するほか、大使館職員の名刺や各種イベントのポスターなどでの“活躍”を期待しているという。

 未発表作品であれば特に条件はなく、2月14日の締め切り後、大使館のフェイスブック上の人気投票で最優秀賞など上位10位を決める。
詳細は、大使館フェイスブック(https://www.facebook.com/IsraelinJapan)へ。

 在日本の外国公館では、フィンランド大使館が昨年7月に公募した「フィンたん」を公式ツイッターのプロフィル画像に採用している。
---- 引用以上 ----

パレスチナの人達に対し長年人権侵害を繰り返してる、ってのが日本におけるイスラエルの(略)
つか、ゆるキャラって日本のサブカルチャー?


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