4月26日はWorld IP Day（世界知的財産の日）でした。今年は「Women and IP: Accelerating innovation and creativity」（女性と知財：イノベーションと創造性を加速する力）というテーマのもと、日本を含む世界各地で普及啓発活動のイベントが行われたようです。
このテーマに関しては、理系の女性枠を設ける大学が増えているという報道が最近ありました。研究者が極端に男性に偏っている日本の現状（女性研究者比率が17.5%でOECD加盟国では最低レベル）にアカデミアが危機感を抱いていることが理由の一つとのことです。理系の女子学生が少なければ研究者・開発者になる女性も少なくなり、科学技術分野で多様性が失われ、産業界におけるイノベーションに悪影響がでることも想像ができます。
この問題についてはジェンダーとイノベーション戦略というテーマで竹中俊子先生がコラムを書いておられます。アカデミア・産業界のみならず、知的財産の取得・活用を支える特許事務所もこの問題に向き合っていかなければならないように思います。
