ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク・・・
どの自転車でも各パーツの「ネジ」の増し締めは必要になってきます。
増し締めの必要な場所は・・・
・ステム
・ハンドル
・シートポスト
・クランク
・ペダル
・ディレーラー関係などなど・・・
特に多いのは、ステムのネジの緩みです。
ロードバイクの場合、ハンドルが下がってしまっているバイクを
よく見かけます。どうしてもレバーに力が入り前傾のポジションを
とらなければいけないので、ステムのネジが緩みやすいという
傾向にあります。標準のポジションは、レバーとハンドルが
まっすぐになっているところ。
(分からない場合はSTUFFまで聞いて下さい。)
ステムのサビにも要注意です。
雨の時に乗ってしまった場合、すぐに拭いて注油をしないと
サビだらけになってしまいます。錆びてしまったネジは
きちんとしたトルクもかけずらくて、時にはネジ山を
ダメにしちゃうこともありますので、
雨の日は乗らない!(レースはしょうがないですが・・。)
それが自転車の寿命を長くする最大のコツです。
それぞれ締め付けのトルクが表示されているものが
多いのですが、特に注意しなければいけないものは
カーボン素材の締め付けです。
締め過ぎてしまうと、パッキリいっちゃいます・・。
カーボン素材以外にも、締め付けすぎてしまうと
ネジが折れたり、クラックが入ったりという事もあります。
十分に注意しましょう。
ロードばかりではなく、MTBも増し締めが必要です。
特に下りをメインにやっている方。
冬場にオーバーホールで、いろんなバイクを
ばらしますが、「こんな状態で乗っていたのかぁ・・・」っと
思うバイクもちらほらと・・。
特にリンク部のネジの緩みはかなり危険です・・。
リアユニットにもダメージが行くパターンもあると思いますので、
2・3年に一度のオーバーホールをオススメします。
あと、手軽に出来ますが、重要な増し締め。
「クリート」の増し締めです。
緩んでいると力をこめても、ぐらぐらと動いてしまいます。
これでは固定のシューズを使っている意味もないので
きっちりとクリートを増し締めしましょう。
この増し締めも、締め過ぎ注意ですよ!!
そんなところでしょうか。
日々のメンテナンスで、自転車の寿命が決まります。
大切な自転車を、キレイにしましょう。
「いくら速いライダーでも自転車の汚いライダーは尊敬できない」
っと、自転車を始めたばかりのときに、よく先輩に
怒られていました・・。
それから、本などでメンテナンスの仕方を勉強したことを
思い出します・・(笑)。
分からないことがあれば、いつでもきいてください。
よろしくお願いします。
(長くなってすみません・・。)
写真・・・シマノのクリート達。