教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

メンタルモデルと”裸の王様”

2013-06-18 | 研修・セミナー・講演など
6月18日に、SoLジャパンのセミナー”メンタルモデル”に参加しました。

メンタルモデルとは、知らない間に身についてしまった思考習慣や思い込み(こうあらねばならない、〇〇とはこういうもの)のことです。

今回は、前半で「裸の王様」のエピソードを思い出し、この物語のどこにメンタルモデルがあるか(家来や王様)をグループでシェア→全体シェア
後半で、再度「裸の王様」についてのエピソードが紹介され、自分の周囲すなわち日常の職場や家庭でこれと似たメンタルモデルがないかをグループでシェア→全体シェア

という形で進行していました。(写真)


メンタルモデルは心の葛藤があったときに抽出しやすく、例えばノートに縦線を一本引き、実際のセリフを右側、働いている心理状態や本音を左側(左側のセリフ)を書いてみる。
そうするとわかりやすく整理されます。

裸の王様の場合、家来も王様自身も、うすうす間違っているとは思っているのに本音を言えない、プライドが邪魔する、自分の身が危険にさらされるなら言わない といったメンタルモデルがみてとれるわけです。
大事なのはメンタルモデルに気づき、味わい尽くすこと。きちんと味わえば なおそうと努力しなくても自然に消えていくと言われています。
それでもなおかつ、メンタルモデルが修正されていかない場合、もっと奥深くにさらに根深いメンタルモデルが隠れている可能性があると思います。
それを観ていく必要があるのでしょう。

========裸の王様 ストーリー ======Wikipediaより=========

新しい服が大好きな王様の元に、二人組の詐欺師が布織職人という触れ込みでやって来る。彼らは何と、馬鹿や自分にふさわしくない仕事をしている者には見えない不思議な布地を織る事が出来るという。王様は大喜びで注文する。仕事場に出来栄えを見に行った時、目の前にあるはずの布地が王様の目には見えない。王様はうろたえるが、家来たちの手前、本当の事は言えず、見えもしない布地を褒めるしかない。家来は家来で、自分には見えないもののそうとは言い出せず、同じように衣装を褒める。王様は見えもしない衣装を身にまといパレードに臨む。見物人も馬鹿と思われてはいけないと同じように衣装を誉めそやすが、その中の小さな子供の一人が、「王様は裸だよ!」と叫んだ。ついに皆が「王様は裸だ」と叫ぶなか、王様一行はただただパレードを続けるのだった。

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