ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

植え田

2024-05-26 21:13:18 | フォト俳句

 

風そよぎ  植え田を滑る  列車かな

 

この週末は天気が良く、遠出には最適だった。

滅多に閉まらない踏切で、列車に出会った。

自宅のそばの東北線の踏切が閉まるといまいましいが、何故か得したような気分になった。

真岡鉄道を見るといわむらかずおの「ひとりぼっちの最終電車」を思い出す。


麦の秋

2024-05-25 21:00:42 | フォト俳句

 

ハード系の  パン噛みしめて  麦の秋

 

Googleで見つけたパン屋さんに行った。

すれ違う車もない人里離れた所にあった。

ドアを開けると、思った以上にたくさんのパンが並んでいた。

 

ハード系の美味しいパンだった。


夏の風

2024-05-23 21:06:11 | フォト俳句

 

一里塚  戊辰の道に  夏の風

 

獣道に近いような山路が「戊辰の道」だった。

幕末にここを通って会津にのがれたのだと思うと、感慨深かった。

途中のガッカラ橋は、橋はなかった。

 

この沢の先に崖がある。

通るのが怖い。


牡丹

2024-05-22 20:52:09 | フォト俳句

 

塀の中  牡丹ひそかに  崩れ落つ

 

お隣は、屋敷の周りに塀を巡らせている。

外から庭は見えない。

我が家の二階の窓から、四季折々の花が咲く素敵な庭を見ることが出来る。

 

いつも覗いているわけではない。牡丹の花が知らぬ間に朽ちていた。