初めの一歩

日々のことを思うままに

朝からご飯食べさせてもらってない

2018年12月10日 07時00分00秒 | 認知症

 

 訪問したのは、午後1時。

 開けていただいて、息子さんが用事を済ますまで、ご本人と私。

 

 畳にごろんとなって、 

「朝から、何も食べさせてもらってない、 ここまでやっと歩いてきた」

と 小さな声で、 元気がないように 答える

 「え? 本当?」

 「嘘をつくわけないでしょ。 もう、動けない、力が出ない」と言う

 何か買ってきましょうか?と言うと

 お金も持っていないと言う

 

  冷蔵庫にも何も入っていないと言う

 

 そうこうしている間に、息子さんが別棟から、来た。

 何も食べていないと言ってますが、

 

 「嘘ですよ、今さっき、食べて、戻ってきたところです。」

 「食べたことも覚えていないんです」

 

 

  そうだ、 短期記銘力はない。

 けど、ご飯食べていない、食べさせてもらっていないと言う 人は、比較的元気で、

 元気いっぱい言うので、 食べたのを忘れていると思うのだけど。。。

 

 あまりに、演技と言ったら わるいのだろうが、

 迫真の演技だった。

 

 本当に、朝から食べさせてもらっていないと思った。

 

 まだまだ、 だな。