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皇居一周カモウォッチング

2013-12-19 | フィールドノート(その他)
更新の無い間も、多くの方にフォローしていただき。ありがとうございます。まずはお礼申し上げます。
予想以上のフォローの多さが、嬉しくもあり、更新しなくてはというプレッシャーでもあり、複雑な2週間半を送りました。僕の仕事は、納期が年度末と言う役所の仕事がほとんどのため、今後も、忙しくなり、更新があまりできなくなる事があるかもしれませんが、ご容赦ください。


久しぶりにログを書く。
突然小笠原に行くことになり、その直前に更新したのが12月1日。それから2週間半も開いてしまった…。今週の頭で、大きな山を越え、仕事が一息つける状況になった。これで、やっとブログにも手を付けることができた。
実は、小笠原に行っている間に更新をしようと思っていたのだが、なんと、パソコンの電源ケーブルを忘れてしまった。しかも、本体内のバッテリーは50%ほどしかないという状況になり、ログの更新は諦めた。その後向こうの友人を通じて、ケーブルを借りることはできたのだが、時すでに遅し、心のバッテリーが空になってしまったようだ。

さて、言い訳はこれくらいにして、今日の話題は、皇居のカモ。
実は、明日、学生の実習で、皇居一周カモカウントを実施する。皇居の周りを約3時間かけて一周し、出現したカモやその他の水鳥をカウントするというものだ。学生を数人ずつ6チームに分け、それぞれ設定された6ヶ所のスタートポイントから出発する。つまり、同じ場所を、約30置きに6回カウントすることになる。

それに先立ち、下見を、一昨日(12月17日)してきた。13種275個体が確認できた。
このデータは、整理して、いずれ紹介しようと思っている。概要としては、オオバン、ヨシガモ、ハシビロガモ、ヨシガモが多く、13種275個体が確認できた。さらに出現場所にかなりの偏りがあることが分かった。また、おもしろかったのは、コガモ、マガモ、オナガガモが一個体も見つからなかったことだ。

皇居の堀は、東側環す面が近く、西側、北川は、堀が深く水面までが遠い。この東側の堀端の道を歩いていると、鳥たちが寄ってくる。ちょっと立ち止まると、鳥もこちらを見ている。、目が合うと、餌をもらえると思って、鳥たちがすぐに近づいてくる。カモだけでなく、コブハクチョウもいて、その大きな姿がスーッと近付いてくると、ちょっとドキドキする。すぐ足もとまで来たので覗きこんでみると、そこには、堀の縁からロープがぶら下がっていた。その先には木の箱が付いていた。コブハクチョウは、その箱の縁やロープを咥えて、引っ張り出したのだ。

 
ロープを引っ張るコブハクチョウ 2013-12-17 皇居(大手壕)

この箱はハクチョウの餌を入れるためのものなのだろう。たまたま僕がロープの前に立ち止まったので、餌をくれるのだろうと思い、近付いてきたようだ。しかし、一向に餌を入れてくれないので、早くよこせと、ロープを引っ張って、請求しているということなのだろう。
ついでにキンクロハジロも、おこぼれの餌をもらているようで、同じように近づいてきた。

もっと図々しいのがユリカモメ、こちらは、僕が立ち止まると、すぐ脇の手すりに舞い降りてきた。手を伸ばせば届くような位置だ。そして、すぐさま2頭目、3頭目が…。

  
手の届くような位置に舞い降りてきたユリカモメ 2013-12-17 皇居(馬場先壕)

桜田壕には、オオバン、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモがいた。こちらは、堀脇の道から水面場で20m位の高低差があり、さらに堀幅も広いことから、しっかりした光学機器が無いと楽しめない。この日は、下見のため、コンパクトカメラしかもっていなかったので、あまりきれいには撮れなかったが、なんとかヨシガモの美しい姿を収めることができた。ハクチョウやカモメのように、近くでしっかり見ることはできないのだが、やはりヨシガモの方が美しく感じてしまうのは、僕のひいき目なのだろうか、それとも、物理的、心理的距離がそうさせているのか…。


ヨシガモ 光の当たり具合で頭部の輝きが変わる 2013-12-17 皇居(桜田壕)

明日は、一眼のカメラを持って行こうと考えていたのだが…。天気が怪しい。
次のログで、さらに美しいヨシガモの写真を乗せられれば良いのだが…。