このところ幾度か仔ガモの事を書いてきたが、今ここで話題にするのは、仔ガモではなくコガモだ。カモの種類の一種の、コガモというカモのことだ。
6月16日。地元の女子サッカーチーム”スフィーダ世田谷”の公式戦を見に行った。スフィーダは、チャレンジリーグという、なでしこリーグの下部リーグに参加し、現在トップを走っている。このまま優勝すれば、来期はなでしこリーグで戦うことになる。あの、沢や宮間や岩清水と一緒にプレーするようになるなんて…。と、サッカーファンの僕はワクワクしている。
さて、その帰り道、いつもの散歩道を少しのぞいてゆくことにした。
いつもの道を、いつもとは反対の道順で歩く。仙川脇の道に出たが、いつもとは違う景色に感じた。
しばらく行くと、先日1羽だけ仔ガモを連れたカルガモ親仔が居たあたりに差し掛る。
今日もいるかとキョキョロすると…、やはりいた。親ガモから少し離れて小さなカモが…。 いや、小さいことは小さいが、ちょっと大きい!
何を言っているのかよくわから名だろうが、ようするに、想像していたよりは大きいカモがいるのだ。
近づいてみる。
やはり大きい。わずか2日間でこんなに大きくなるはずはない。ということは別の家族ということか。同じように仔ガモが1羽だけの親仔がいるということなのだろうか? こんなこともあるのか。 サッカー観戦の帰りで、双眼鏡も、高倍率のカメラも持っていなかったので、とりあえず、手持ちの低倍率カメラで撮影をして帰った。
ちょっと大きめの仔ガモを連れた親子 2013-06-16 仙川
撮影したカモをパソコンで見てみた。
違う。違うのだ。カルガモの親子ではないのだ。それはカルガモと、おそらくコガモのようなのだ。
ということは、5月6日を最後に姿を消した、ひとりぼっちのコガモだろうか…?
「いいわよ、先に行って。ちょっと片付けものすましたら、すぐに追いかけるから!」とか言って、元気に北へ帰った。
そう宣言しよう。何よりも、僕の心の安泰のために…。
5月12日の記事の最後の一節だ。
1羽だけ残されたコガモの姿が見えなくなった時の顛末である。そのコガモということだろうか…?
カルガモの仔だと思ったのはコガモだった 2013-06-16 仙川
6月18日。散歩の途中に再度確認。今度は双眼鏡もある。高倍率のカメラも持っている。
果たして、その結果は…。
いた、今日も、まるで親子のように連れ添う2羽のカモの姿があった。その小さい方に双眼鏡の焦点を合わせる。背中の模様、黒い脚。翼の付け根付近のグレーの色調。そして、翼を持ち上げた時に覗いたグリーンメタリックの翼鏡。
翼鏡というのは、翼の途中(次列風切り)にある、メタリックに輝く羽の部分のことで、カルガモはブルー、コガモはグリーンなのだ。 間違えない。コガモだ。
コガモ グリーンメタリックの翼鏡がくっきり(左) 右の翼が不自然に下がる(右) 共に2013-06-18 仙川
しかも良く見ると、右側の翼がやや下がって見える。6月16日の写真を見直すと、こちらもちょっとおかしい。
元気に北へ帰ったのではなかったのだ。翼を痛め、仲間と別れ、1羽で留まることになってしまったのだ。
本当にひとりぼっちになったコガモは、心細さから、カルガモに近づいたのだろう。しかし、子育ての時期は警戒心が強く、追い出され、ひとり、ひっそりと過ごすしかなかった。そして、繁殖が終わったこの時期、何とか一緒に過ごすことが許され、付かず離れず、なんとか行動を共にすることができるようになった、というところだろうか。
次の冬、仲間が再びこの地を訪れるまで、カルガモと一緒に過ごしてくれることを願いたい。
6月16日。地元の女子サッカーチーム”スフィーダ世田谷”の公式戦を見に行った。スフィーダは、チャレンジリーグという、なでしこリーグの下部リーグに参加し、現在トップを走っている。このまま優勝すれば、来期はなでしこリーグで戦うことになる。あの、沢や宮間や岩清水と一緒にプレーするようになるなんて…。と、サッカーファンの僕はワクワクしている。
さて、その帰り道、いつもの散歩道を少しのぞいてゆくことにした。
いつもの道を、いつもとは反対の道順で歩く。仙川脇の道に出たが、いつもとは違う景色に感じた。
しばらく行くと、先日1羽だけ仔ガモを連れたカルガモ親仔が居たあたりに差し掛る。
今日もいるかとキョキョロすると…、やはりいた。親ガモから少し離れて小さなカモが…。 いや、小さいことは小さいが、ちょっと大きい!
何を言っているのかよくわから名だろうが、ようするに、想像していたよりは大きいカモがいるのだ。
近づいてみる。
やはり大きい。わずか2日間でこんなに大きくなるはずはない。ということは別の家族ということか。同じように仔ガモが1羽だけの親仔がいるということなのだろうか? こんなこともあるのか。 サッカー観戦の帰りで、双眼鏡も、高倍率のカメラも持っていなかったので、とりあえず、手持ちの低倍率カメラで撮影をして帰った。
ちょっと大きめの仔ガモを連れた親子 2013-06-16 仙川
撮影したカモをパソコンで見てみた。
違う。違うのだ。カルガモの親子ではないのだ。それはカルガモと、おそらくコガモのようなのだ。
ということは、5月6日を最後に姿を消した、ひとりぼっちのコガモだろうか…?
「いいわよ、先に行って。ちょっと片付けものすましたら、すぐに追いかけるから!」とか言って、元気に北へ帰った。
そう宣言しよう。何よりも、僕の心の安泰のために…。
5月12日の記事の最後の一節だ。
1羽だけ残されたコガモの姿が見えなくなった時の顛末である。そのコガモということだろうか…?
カルガモの仔だと思ったのはコガモだった 2013-06-16 仙川
6月18日。散歩の途中に再度確認。今度は双眼鏡もある。高倍率のカメラも持っている。
果たして、その結果は…。
いた、今日も、まるで親子のように連れ添う2羽のカモの姿があった。その小さい方に双眼鏡の焦点を合わせる。背中の模様、黒い脚。翼の付け根付近のグレーの色調。そして、翼を持ち上げた時に覗いたグリーンメタリックの翼鏡。
翼鏡というのは、翼の途中(次列風切り)にある、メタリックに輝く羽の部分のことで、カルガモはブルー、コガモはグリーンなのだ。 間違えない。コガモだ。
コガモ グリーンメタリックの翼鏡がくっきり(左) 右の翼が不自然に下がる(右) 共に2013-06-18 仙川
しかも良く見ると、右側の翼がやや下がって見える。6月16日の写真を見直すと、こちらもちょっとおかしい。
元気に北へ帰ったのではなかったのだ。翼を痛め、仲間と別れ、1羽で留まることになってしまったのだ。
本当にひとりぼっちになったコガモは、心細さから、カルガモに近づいたのだろう。しかし、子育ての時期は警戒心が強く、追い出され、ひとり、ひっそりと過ごすしかなかった。そして、繁殖が終わったこの時期、何とか一緒に過ごすことが許され、付かず離れず、なんとか行動を共にすることができるようになった、というところだろうか。
次の冬、仲間が再びこの地を訪れるまで、カルガモと一緒に過ごしてくれることを願いたい。