私の研究日記(映画編)

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『ダイアナの選択』(Theater)

2009-04-14 23:05:44 | た行
監督 バディム・パールマン
原作 ローラ・カジシュキー
脚本 エミール・スターン
撮影 パベル・エデルマン
美術 マイア・ジェイバン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムリ
製作 2007年(アメリカ映画)
時間 90分

 シネスイッチ銀座にて鑑賞(2009年3月15日)。

 あらすじ。「コネチカット州郊外の小さな町の高校で銃乱射事件が起きたとき、17歳のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は親友のモーリーン(エヴァ・アムリ)と女子トイレでたわいないお喋りに興じていた。そこへ銃を持ったクラスメイトのマイケルが現れ、『どちらかひとりを殺す。どっちにする?』と非情な選択を迫り、ダイアナは『殺さないで』とつぶやくのだった…。15年後、教師をしながら夫と娘と閑静な住宅街に暮らすダイアナ(ユマ・サーマン)は事件の悪夢にいつも苦しんでいた」(『映画生活』からの引用)。



 ネタばれになるので、ストーリーを説明することはできないが、ラストでは、「えっ! そういうことだったの!?」と素直に驚いた。余りにも切なく悲しい。胸の痛む場面だった。ある意味、ものすごく優れたファンタジー映画だといえるのではないだろうか。こういうラストは、評価が賛否両論に分かれそうだが、私個人としてはありだと思う。これまでユマ・サーマンというと、私のイメージは『キル・ビル』から抜け出ていなかったが、この映画を見てようやくイメージが変わりそうだ。映像の美しさも申し分なし。良い映画だった。