「同伴者」

「蜷川演劇に欠かせない俳優」　と表される、我らが高橋洋さん。

やっぱり、私は洋さんが大好きだ。　そして、洋さんが共に歩み、尊敬する演出家、蜷川さんが大好きだ。　

何度も言ってるけど、何度だって言いたいくらい、やっぱり大好きなんだ。


「レプリークbis」での、洋さんの言葉。

「でも、蜷川さんがよく言うんです。無駄なところも全部ひっくるめてひとつの世界なんだと。話の進行に関係ないからって、いろんなものを削ぎ落としていくと、人間のすべてを取り込んだシェイクスピアの猥雑な面白さがなくなってしまう。だから、逃げないで見せていくべきなんだって。それは納得できますよね。」

蜷川さんのこの言葉は、「演劇の世界」だけでなく、きっと「全世界」に通じる・・・私にはそう思えてならない。

悲しいニュースばかりが相次ぐこんな毎日だからこそ、蜷川さんのこの言葉が、共鳴する洋さんの思いが、世界中に響けばいいのに・・・と思う。

この世界に、無駄な「存在」なんて、ひとつもない。　一見、無駄に見える、思えるものもあるかも知れない。でも、それら全てを含めて、この世界は初めて成り立っている。　

すべてのものに、必ず「価値」が、「意味」があるのだ、と。　迷える子供たち、若者たちに伝えたい。

洋さんの、蜷川さんの、言わんとしていたこととは、もしかしたら、かなりかけ離れているかも知れないけれど・・・　ちょっとそんなことが頭をよぎった。

そして、この言葉・・・

「新しい風に背中を押されて前へ進む旅を好む演出家にとって、いつもの同伴者の存在は必要不可欠。　信頼すべきスキルと経験。必要な理由はそれだけではない。先に進む勇気を与えてくれるから、声をかけるのだ。・・・・・・」

蜷川さんの、洋さんへの「絶大なる信頼」・・・　それを感じて、ものすごく嬉しかった。

やっぱり・・・「ただひとつ言えることがあるとすれば・・・」　例え、どんなことがあろうとも、この時代に生きることができて、幸せです・・・

なんて贅沢！

やっとやっと手にした「レプリークbis」　

ページをめくると、「蜷川演出という魔法」の文字。 この見出しからして、もう最高に魅力的！　　

そして、さらにパラパラとめくると、大好き＆気になる「役者さん」　そして、「舞台」の記事が盛りだくさん！　これが驚くほどに・・・！　　

なんて贅沢な雑誌！

ずーっと心待ちにしていた、大好きな高橋洋さんの記事のためだけであっても、なんの迷いもなく買ったであろうことは、200％以上の自信がある。

でも、それにさらにプラス・・・が、またとっても嬉しかった。　

もう、待った甲斐があった！というものです　こんな素敵な記事盛りだくさんのレプリークbisに、心から感謝！

心を落ち着けて、じっくり読みたいと思います