高橋洋さんを大好きになって、数ヶ月・・・。
振り返れば、たった一度の「間違いの喜劇」で、洋さんを大好きになりました。
幸せなことに、初・洋さん、初・蜷川演劇が、通路側の席だったため、役者さんが真横をばんばん通りまくり!
洋さんは、この舞台で初めて知った役者さんだったのだけど、その演技のうまさ、長セリフを自在に操る姿、滑舌のよさ、ドローミオの軽快な動きや腹話術・・・etcに
ものすごく感動した。
しかも、他の出演者さんをフォローしてる場面もあって。あれだけのセリフの量と激しい動き・・・自分の役だけでも大変そうなのに(いや、絶対大変だよね・・・!)、他の人のフォローまでできるなんて!
なんてすごい役者さんなんだ!って思った。同時に、たぶん
すごく優しい人なんだなぁ~と思った。
そして、何より、横を通ったとき、もう圧倒されるくらいの
熱気 と
気迫 と、
魂 を感じた。
横を通っただけで、ものすごい
オーラをビシビシと感じた。
私の記憶の中での一回目、横を通ったときは、小栗旬くんと一緒に通ったのだけど、何かうまくいかなかったのか、もしくは、何かを確認したかったのか、全身で息をしながら(あれだけのセリフ・運動量! そりゃぁ呼吸も大変なことになると思う・・・!)ものすごく真剣な顔で、二人でものすごく手短に話をしていました。
内容までは聞こえなかったけど、ただその
真剣さと熱に圧倒されました。舞台の上では、あんなにコミカルに動いているけれど、当たり前なのかも知れないけど、私たち観客を笑わせて、楽しませてくれるために、こんなにも真剣で、こんなにも身体をはってくれているんだなぁ・・・と感動したのを覚えている。
その次に、洋さんと誰かが一緒に通ったとき・・・。 そのときは、芝居の続き・・・のように、会話を続けていたから、ああ、やっぱりさっきのは、何か違う会話だったんだね・・・って確信した。
その時の感想にも書いているけれど、この舞台、「喜劇」だから、たしかにすごく楽しくて、たくさん笑ったけれど、でも、演じている役者さんたちのあまりの真剣さに胸を打たれて、ただ単純におもしろい!・・・と笑ってばかりはいられなかった。(転びまくる洋さんを観て、ケガしないのか、身体は大丈夫なのか、と心配でもあったし・・・
)
真剣な想いが伝わってくるからこそ、こちらも、真剣に楽しみながら、真摯な思いで、この舞台を受け止めなきゃいけない・・・と思った。
舞台が終わったとき、私の中に渦巻いていた思いは、ただただ、この舞台をもう一度観たい、
高橋洋さんをもう一度観たい・・・ということ。(その翌日が、千秋楽だったので、1回分しかチケットを取らなかったこと、ものすごく残念に思ったな~)
その後、8月に「あわれ彼女は娼婦」を観たんだけど、あのときも、もうすでに大好きだったし、最大の目的は洋さんだったし・・・それでも、正直まだ、今みたいに、こ、これはなんかのビョーキなのでは
と思うほどには、洋さんが大好きだ~
と自覚してなかった気がする・・・。(それでも、やっぱりそのときの感想を振り返ると、完璧に洋さん中心ではあるんだけどね~
)
はっきりと自覚したのは、たぶん・・・「オレステス」の一回目の直後・・・。
「オレステス」は、私のまだ数少ない観劇人生の中で、初めての「完全なる悲劇」。見終わった後は、あらゆる感情が渦巻いて、とても穏やかな気持ちになんてなれなかった。 役者さんたちの体当たりの演技に胸が痛くなった。 自分なりに、いろんなことを考えて、考えて、考えた・・・。 ものすごく衝撃の大きかった舞台。
だからこそ、「観る側」、つまり自分も、もっと勉強しなくちゃいけない、これだけ「創る側」が命を懸けて演じているのだから・・・。 そう思った。
だから、ロビーに出て、開演前はちらっと覗いただけだったshop?に、まっすぐ向かった。 本を読もう、と思った。ほんの少しでも、勉強してから2回目の観劇に
臨もう、と思った。そこで、本を選びながら、横にちらっと目をやった途端、それまでめちゃくちゃ真剣!な気持ちだったのに、あ!洋さん
って、気持ちがふう~って、洋さんの方に行ってしまって。自分でもびっくりした~。
あのときだな~、もう自分は洋さんがめちゃめちゃ好きなんだ~
って改めて気づいたのは。 そして、我慢できなくなって、帰ってすぐ「幻に~」と「KITCHEN」のDVDを注文。
その後は・・・はい、もはや完全に洋さんの虜です~
「高橋洋」の3文字を見るだけで嬉しいし、誰かがちょっとでも洋さんのことを話してたり、書いてたり、褒めてくれてたりすると、もう自分のことのように、いや、もうそれ以上に嬉しい。
最近本当に、洋さんを観に行ってるのか、舞台を観に行ってるのか、わからなくなっていて、でも、たぶん、もはや完全に前者。 舞台をちゃんと観たい、作品と、それに関わるすべての方たちに、然るべき敬意を払いたい、という思いも強いので、そんな自分を不安にも思う、複雑な心境・・・。
でも、しょうがない・・・! 自分の気持ちには正直に!今は、洋さんにどっぷりはまってしまおう~
よし、ほんとにだいぶ元気が出てきたぞ。
今から、髪を切りに行って、気分もさっぱりしてきます
また一週間がんばれば、「タンゴ・冬の終わりに」!重夫ちゃんに会える!