花郎徒の庵 

目指せ楽隠居! 大長今ファン&歴史フリークの隠者・花郎徒による よろずつれづれ日記です。(*>∀・*) 

若さって…

2009-11-23 20:22:15 | 気になる事
 これまでたまにとは言え自転車通勤していた時、とても気になったことがあります。同じように自転車に乗っている人達の中で特に庵主が注目したのは通学する一部の高校生の姿でした。

 道交法改正により、雨中で傘を差して乗ることやヘッドホンなどで音楽を聴きながら乗ること、ケータイでの通話およびメール操作の禁止が罰則を伴うようになったのですが、これが意外と見逃されており、時々接触事故やニアミスを見かけたことがありました。
 またそれ以上に目に付いたのは、男女を問わず
"電動(アシスト)自転車に乗った高校生の異常なまでの多さ"でした。
当然、庵主が同じくらいの年頃には電動自転車そのものがまだ世に出てなかった(開発されていなかった?)ので乗っている人は100%いなかったことも影響してか、とても異様な光景に思えてなりませんでした。
たしかに電動自転車は様々のプラス面がある文字通り「文明の利器」ですが、あえて私が言いたいことは、その利用の仕方に問題がある点です。

 そもそも、10代半ばから後半の年頃で体力的には男女の区別なくピークへ向け上り調子のはず… しかしどう考えても彼らの分不相応な乗りっぷりを見ると「世の中これでいいのか?」と半ば腹立たしさすら覚えます。
 
 それが自分の小遣いをはたいて購入したものであっても、過保護な親や親族が買い与えたものだとしても、個人的にこういう傾向には断固反対したいです!
怪我・病気による重度の障害で体力的に厳しい人や行く道に長い上り坂など強烈な悪路があるか遠距離通学しなければならない人、あるいはもっと老齢の方が乗るのであれば納得もゆきますが、それら例に何ら該当せず明らかに健康そのものの若者が朝な夕なに「疲れる~」とか「ダルぅ~」とか言いながら乗っている姿はどうにもいただけません。

 仮にごく限られた一部の子たちが前述の条件下で乗っているのであれば許容範囲と言えます。が、驚いたことに私が確認しただけでこちらみたいな田舎でもだいだい10人中3人くらいの割合で乗っている現状なのです。
(例えば、遠距離通学生があらかじめ駅の駐輪場に置いておき、家から電車でやってきてそこからせいぜい歩いても4~5分しかかからない場所にある高校へ向かう場合でも使っているから驚きです

というか、保護者も学校もこの世の中全体が不景気の時代に、当たり前のように未だ贅沢品ともいえる電動自転車に乗せていることが不思議でなりません。庵主が高校生だった頃は、腕時計一つ身につけて登校する程度でも学校や保護者が必要の有無を量ったものですが、時代が変われば価値観も変わるのでしょうかね。

そして彼らのどこかに

「暮らしの中で体力を使うことを億劫に感じる」
「お金で解決できることは何でも受容し、可能な限り何でも楽したい」

というような考え方が芽生えてしまっているのなら私はそれに空恐ろしさを覚えます。家計支出・防犯などの面も含めて本当にいろんな意味でこのままでいいんでしょうか? また、自分の足で立って歩くことや自力でこいでゆく普通の自転車での通学ってそんなに面倒くさいものでしょうか?

 せっかく若く健康な心身を持っていながら、それを使わないだなんて何かもったいない気がしますが、いかがなもんでしょうか?
乗ることを別に規制はしませんが、本来費やすべき力を使わないことでますます体力が衰えた若者が増えるんじゃないかと真剣に憂う私であります。

『過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し』ですよ。


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2 コメント

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素晴らしい♪ (悠菜)
2009-11-23 22:08:54
5歳児と一緒になって本気で遊ぶんじゃなかった・・
腰痛が・・!!

電動自転車ですか
ついぞ見たことなかったです
テレビでは知ってるけど現物は初めて。私の周りでも乗ってる人なんていません
でも、今の子っちは乗れるなんて・・若いって素晴らしい♪

な~んて
甘えているだけでしょうね
小皇帝なんですよ
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虚弱体質への道 (花郎徒)
2009-11-25 22:01:01
悠菜さん、こんばんは!
>私の周りでも乗ってる人なんていません
 へぇ、そうですか~
都会ならこちらよりももっと乗る人間が多いのかと思ってましたが…
私のほうの地元民は自他とも認める貧乏県の代名詞のくせに見栄っ張りが多いんでしょうか?

>小皇帝なんですよ
 なるほど、そういう見方も出来ますね。
経済的に余裕はないけど、わが子には苦労させたくないとか、人一倍愛情を注いでやりたいという一方的な愛情過多や受けるほうの際限ない欲求の現実化なのかもしれません。
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