つい先日、地元の某大型ショッピングセンターに出かけたところ、思わぬ今どき珍しい言葉を耳にした庵主。それはそこの野菜売り場であった出来事でした。
発言の主は、見た目70代後半~80代前半くらいの人の良さそうな顔立ちをしただいぶ腰の曲がったハルモニで、小さめの買い物カートに身を預けながら一人でショッピング中のようでした。
たまたま庵主は昼食で作ろうと思っていた焼きビーフン用の具材を買うために来てたんですが、ニンジン&ピーマンを買おうと野菜売り場を物色してたらその場面に遭遇と相成った訳であります。
売り場にはちょうど商品を並べる作業をしているパートさんがいて、小さなコンテナに満載された野菜類をせっせと並べだいぶ忙しそうでした。
が、ハルモニはそんなことおかまいなしに一言尋ねました。
ハルモニ「あんたさぁ、めやぐだばって、玉菜だばどごさあるべ?」
(標準語訳:そこのあなた、申し訳ないけど、玉菜はどこにありますの?)
パートさん「あら、お婆ちゃん。玉菜ですか? ほらこっちですよ~」
かなり忙しそうだったのにもかかわらず、笑顔で接客するパートさん。仕事の成り行きでサービス第一なんだとは知ってますが、頭が下がる思いでした。
んでもって… 最初、それを聞いた時、正直申して庵主はしばらく頭の中で「玉菜(たまな)」なるものが何か思い出せませんでした。しかし、パートさんとハルモニが一緒に行った方向を注視してみたら、一気に記憶が蘇りました。
ハルモニが所望していた謎の野菜「玉菜」とは…
キャベツのことでした。
後でオモニにそのことを尋ねたら、昔は地元では普通にそう呼んだのらしいですが、今ではやはり高齢者やよほど鄙びた地域に住む人間でもない限りほとんど使用されなくなったようです。
たしかに数年前に亡くなった青果商だった母方の祖父も、今も農業を営む大叔父・大叔母たちも、庵主が小学校低学年くらいの頃にそう言ってたような… いささか記憶が曖昧ですみませんが…
皆さんの地域でもキャベツを玉菜って呼ぶことあるんでしょうか?
それにしても、今は普通に原種の名前で通用している野菜なども、昔の名前や別の名前って意外と残っているみたいです。
例えば、地元では極稀にトマトを「赤茄子」、じゃがいもを「馬鈴薯」と言う人もいますし、方言ですが一般にとうもろこしは「きみ」と呼びます。
他にも、落花生は「南京豆」とか「関東豆(より方言的に言うと「かんと豆」)」って言う場合も人によってあります。
年代で違う言い方もあれば地域的な呼び名もあるのでしょうけれど、できればこういうものって細々でも残してゆきたいものですね。
追記:ちなみに庵主が近年、それを知って納得したものに…
"チシャとはレタスの別名(しかも実は和名)"というものがありました。皆さんはご存知でしたか?
発言の主は、見た目70代後半~80代前半くらいの人の良さそうな顔立ちをしただいぶ腰の曲がったハルモニで、小さめの買い物カートに身を預けながら一人でショッピング中のようでした。
たまたま庵主は昼食で作ろうと思っていた焼きビーフン用の具材を買うために来てたんですが、ニンジン&ピーマンを買おうと野菜売り場を物色してたらその場面に遭遇と相成った訳であります。
売り場にはちょうど商品を並べる作業をしているパートさんがいて、小さなコンテナに満載された野菜類をせっせと並べだいぶ忙しそうでした。
が、ハルモニはそんなことおかまいなしに一言尋ねました。
ハルモニ「あんたさぁ、めやぐだばって、玉菜だばどごさあるべ?」
(標準語訳:そこのあなた、申し訳ないけど、玉菜はどこにありますの?)
パートさん「あら、お婆ちゃん。玉菜ですか? ほらこっちですよ~」
かなり忙しそうだったのにもかかわらず、笑顔で接客するパートさん。仕事の成り行きでサービス第一なんだとは知ってますが、頭が下がる思いでした。
んでもって… 最初、それを聞いた時、正直申して庵主はしばらく頭の中で「玉菜(たまな)」なるものが何か思い出せませんでした。しかし、パートさんとハルモニが一緒に行った方向を注視してみたら、一気に記憶が蘇りました。
ハルモニが所望していた謎の野菜「玉菜」とは…
キャベツのことでした。
後でオモニにそのことを尋ねたら、昔は地元では普通にそう呼んだのらしいですが、今ではやはり高齢者やよほど鄙びた地域に住む人間でもない限りほとんど使用されなくなったようです。
たしかに数年前に亡くなった青果商だった母方の祖父も、今も農業を営む大叔父・大叔母たちも、庵主が小学校低学年くらいの頃にそう言ってたような… いささか記憶が曖昧ですみませんが…
皆さんの地域でもキャベツを玉菜って呼ぶことあるんでしょうか?
それにしても、今は普通に原種の名前で通用している野菜なども、昔の名前や別の名前って意外と残っているみたいです。
例えば、地元では極稀にトマトを「赤茄子」、じゃがいもを「馬鈴薯」と言う人もいますし、方言ですが一般にとうもろこしは「きみ」と呼びます。
他にも、落花生は「南京豆」とか「関東豆(より方言的に言うと「かんと豆」)」って言う場合も人によってあります。
年代で違う言い方もあれば地域的な呼び名もあるのでしょうけれど、できればこういうものって細々でも残してゆきたいものですね。
追記:ちなみに庵主が近年、それを知って納得したものに…
"チシャとはレタスの別名(しかも実は和名)"というものがありました。皆さんはご存知でしたか?
今日こちらは、穏やかで汗ばむほどの陽気です。
そちらは、もうそろそろ冬支度でしょうか?
キャベツを「玉菜」って言うんですね、初めて知りました
馬鈴薯なら、そりゃ知ってますけど、「赤茄子」「きみ」「チシャ」もお初です。
こちらではキャベツを、お年寄りは「かんらん」(甘藍)と普通に言っています。
かんらんと言うと私なんかは、ラン科の寒蘭を思い浮かべますが…。
あとは、皇太后様が苦手なにんにくの事を、”ひる”と呼びます。
ひる=血を吸う生物しかイメージしないです
ちなみに、遠州地方で栽培が盛んな早採りらっきょう=「エシャレット」(お洒落!)
この名付け親は青果卸業者で、仏産の「エシャロット」とは全く別物だそうです。
ずっと同じ物だとばかり思っていました
それより何より、私は方言の方が興味深いな~
>めやぐだばって とは、申し訳ないけどと翻訳()するのですね。
あ~~面白い!東北弁って、濁点が多い?
庵主様、時々方言使ってみて下さいな。
ほのぼのあったかくて、楽しいです
お姉様、ちゃん、勇気付けてくれて×です。
いつも明るく前向きに!がモットーの私です。
さんにも励まして頂いたし、大丈夫だと信じています。
チシャ・・・懐かしいです。
私の両親は、今でもそう呼んでいます。
が・・・。
実を言うと、私の両親が チシャ と、呼んでいる野菜は、本当のレタスとは違っていて、葉の色が紫がかっていて、レタスやキャベツみたいに葉っぱが巻いていないもののような気がしたんですね。
そこで不思議に思って、調べてみたところ、私の両親や妹夫婦が チシャ と呼んでいる野菜は、レタスはレタスでも葉が巻かない
リーフレタス
とか、
チリメンヂシャ
とか呼ばれているものでした。
ちなみに、私の両親は、ジャガイモを時々 キンカイモ と、呼びますし、薩摩芋は琉球芋と言ってます。
カボチャは、南京・・・ですね。
地域地域によっての呼び名。
なくならないで欲しいです。
でも、玉菜 = キャベツ とわかる、スーパーの店員さんスゴイです。
私もパートでスーパーのレジに立っていますが、きっとわからなかったでしょうから
おもしろいね~ 馬鈴薯は知ってた。 けど後はさーっぱり
が聞いたことあるのはサツマイモのこと「唐イモ」とか・・・
オンニ
「いつも明るく前向きに!」
うん うん うん 大好きです。ほんとにいつも強く優しいオンニです。
「がんばりぃーよ~ ピッピの大切なオンニ」
博多弁より
>そちらは、もうそろそろ冬支度でしょうか?
いえいえ、さすがにまだ大丈夫ですよ~
ただ、山も里もだいぶ紅葉が進み、日一日と暮れるのが早くなり、朝晩の最低気温が低くはなってきてます。
>お年寄りは「かんらん」(甘藍)と普通に言っています。
それも聞いたことあります。どちらかというと言葉の響きからしたら漢語っぽいですね。
>あとは、皇太后様が苦手なにんにくの事を、”ひる”と呼びます。
よく道端や畑の隅に生える野蒜はちっちゃなにんにくっぽい小たまねぎですが、形状からして似てるから「ひる」って呼ばれたのかもしれませんね。
☆玉篠さん
>ちなみに、私の両親は、ジャガイモを時々 キンカイモ と、呼びますし、薩摩芋は琉球芋と言ってます。
カボチャは、南京・・・ですね。
キンカイモも琉球芋は実は初めて聞きました。サツマイモは琉球経由だったのはどこかで聞いたような気がします。
かぼちゃ=南京 はどうやら関西方面で主に通じる呼び方みたいです。
>でも、玉菜 = キャベツ とわかる、スーパーの店員さんスゴイです。
恐らく実家が農業をやっているとか、周りにそう呼んでいる人がいるとかで憶えていたんでしょうね。若い人は当然知らないでしょうし、年の功(?)が思わぬところで役に立ったんじゃないかと思います。
☆ピッピ姫
>キャベツは葉がぎゅっと玉になってるもん
たぶん見た目そのままが語源でしょうね。
キャベツは洗練されたイメージですが、玉菜だとちょっと可愛らしい感じがします。
>サツマイモのこと「唐イモ」とか・・・
これも世間一般には聞く呼び方ですね。
地元ではあまり聞きませんが…
一番にコメントしてるのは~ オンニだよ~ アハハ アネゴじゃないから
アネゴもきっと来てくださるでしょうけどね
ハイハイ が
あつあつの濃い~~ぃお茶 どーぞ
三杯も飲んだら ほらおめめパッチリに・・・
今日 朝から仕事よゆー のでした~
一足早めの 庵
薩摩いも…「唐いも(からいも)」中国というより、外国から伝わった、位の意味か?全国的には、薩摩(南九州)から広まったから、薩摩いもなのかな。
かぼちゃ…「南蛮(なんばん)」上と同じ発想かな。
玉蜀黍…「とうきび」北海道もそう呼びますよね。
対して、砂糖黍…「きび」または「さときび}
レタス…うちの母、「ちしゃ」っていってました。
小麦粉・・・やはりうちの母、メリケン粉。うどん粉ともいってた。
大根…でこん。「大」を「で」って読むの、韓国と同じです。
他にも韓国と似た言葉は結構あって、だいたい・おおよその意味で「てげ」「てげてげ」(「大概」がなまったのかな?)、全部の意味で「ぼど」と言います。
会話のイントネーションもよく似ていて、テレビで韓国語のインタビューなど聞くと一瞬宮崎弁かと思ってしまいます。
>一番にコメントしてるのは~ オンニだよ~ アハハ アネゴじゃないから
はい… いくら寝起きだったとは言え、やらかしてしまいました。
ほんと申し訳ないです。
チニ・ジニさん、もしこのレスご覧になってましたら、ほんとご迷惑おかけしました。どうかいつものスットコだと思って広いお心にてお許しくださいませ。
チャンチャ花さんにも同様にお詫び申し上げます。(平身低頭)
>三杯も飲んだら ほらおめめパッチリに・・・
ありがとうございます。おかげですっかり目が覚めました。
☆まなかりさん
>玉蜀黍…「とうきび」北海道もそう呼びますよね。
たぶん、地元の呼び方もこれが訛った結果じゃないかと…
>メリケン粉。うどん粉ともいってた。
あ~たしかにそうもいいますね。
今は価格がだいぶ上がりましたけど、小麦粉関係は庶民の味方でした。水剌間ではかなり貴重品でしたが…