ファミリー メンタル クリニック

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療育に関する意見書作成が続きます

2011年09月07日 | 児童精神医学
療育に関する意見書作成が続きます。

発達障害児童を診察する機会は他のクリニックよりは多いだろう。

10年前は考えられなかったが、障害年金でも発達障害に関連した項目が様式に掲載された。

発達障害でも薬物療法が必要でない子は多い。
以前なら、それでは次の学期に来てくださいと、説明していた。
説明するが、たいてい電話もなかった。それっきりのことが多かった。
気にはなるのだが、フォローの仕様がなかった。

ここ数年は特別児童扶養手当の申請をすると、受理されることもある。
金額はどの程度か把握していないのが、我ながらダメだなあと思うが。
診断書を勧めている。
診断とサービスが一体化したという意味で発達障害の臨床で画期的かと思った。

これも市町村、県で違いはあるのかもしれない。

また、薬物療法も必要で、なおかつ行動や対人関係で躓いている児童には児童デイサービスを勧めている。
とくに、ふぁみめ と同じ場所にあるNPO法人が運営しているデイサービスが勧めやすい事情はあるが。

特別児童扶養手当と、療育に関する意見書をセットで作成することが多くなった。
どちらも、月に1回ほど外来で診察することもないような児童を書類作成で年に1回程度は診察することできるので、
フォローが出来て診る側も安心な面がある。

次に考えるのは、療育と関連して学習支援かな・・・・
発達障害の診断はおいといて、学習の躓きを持つ児童は多い。

ひどい教師は「問題」行動がなければ学習がどのレベルにあるかは興味がないようだから。

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