東福岡の優勝と

休日で高校サッカー選手権決勝戦を見ていた。
沖縄県では、キー局の関係で決勝戦しかライブ放送がない。
地元の那覇西高校の試合も深夜に録画。
負けたことが分かっていてわざわざ深夜に見る人も少ないだろう。
録画していても翌日に見るのは那覇西関係者くらいか？

知っている人は知ってるだろうが、Ｊリーグには高校生年代のユースチームがある。

一方高校サッカー選手権は、高校サッカー、部活動の大会。
高校サッカー選手権の裏で、高円宮杯サッカー大会がある。
決勝戦はＪリーグユース ガンバが優勝した。
ユースチームも、高校サッカー部も参加して文字どおりのこの年代の日本一を決める大会だ。
知らない人も多いだろうが。
一つは高校サッカー選手権のお祭り的テレビ局の扱いが関係しているだろう。
おそらくテレビ局がサッカー版の甲子園を狙っているだろう。

Ｊリーグユースと高校サッカーの差が多くなってきたのだ。
ちなみにヨーロッパでは部活がない。
クラブチームのユースしかないし、高校生年代と分けずに、17歳でもトップチームのスタメンで出場する。

本田も中村もジュニアユースからクラブのユースに上がれなかった。
そこで、高校チームに入り直して、Ｊリーグに入団した数少ない日本代表選手だ。
Ｊリーグユースと高校サッカーの差がどんどん広がっていく。
Ｊリーグユースのある地域では、優秀な選手はユースに。
ユースに上がれなかった選手、もしくは沖縄のようにＪリーグユースのない地域や、盛んでない地域では高校サッカー部に入部する。

サッカーエリートという言葉があるなら、高校サッカーをしている時点で、エリートではないとみなされる。（そんな見方もある）

Ｊリーグユースと高校サッカーの差が大きくなるので、どちらも併せて東西でプレミアリーグを構成している。
高校チームは優勝は難しい中で、東福岡は西地区で準優勝。
Ｊリーグユースと戦いレベルを上げている。
力をつけ、高校の中では横綱相撲並みの強さを誇った。

高校サッカー選手権で優勝したチームは知っていても、高校生年代の真のチャンピオン 高円宮杯優勝チームは知られてない。
そして、ユース年代のプレミアリーグを構成するチーム、Ｊリーグと高校部活の比率を知っている人たちは、どれくらいいるのだろうか？

そして日本がワールドカップ 決勝トーナメントに出られない時に、下手くそ！ とか叫んでいる人たちは、Ｊリーグ100年構想が順調に進歩していることを知ってるだろうか？

何が言いたいか、
サッカーだけでなく、今のままでは中学高校、いや大学の部活の存在意義を考えないといけない時期だろう。