昨日,(平成27年5月20日(水))、森川特別支援学校で講義。
発達障害に関して講義の準備をしていた。
先週の土曜日,自分が聴講した鈴木先生の講義が大きなヒントになった。
精神科の臨床がメンタルヘルスの名の下に,旧来の精神分裂病,躁うつ病を中心とした精神病院臨床とはかなり離れてきている.
精神科医自身がメンタルヘルス臨床という未知の大海に投げ出されて、どこを目指しているのか迷っている。
発達障害なんて研修医の頃にも教えてもらってない、
復職の判断は外来主治医の判断すべき事じゃないし
休職の診断書を作成してくれと,初診時に うつ病を患っているフリをする人達をどう見極めるのか、
性同一性障害、これも大学病院で研修中に指導医が診ていなかったので、目の前に現れても治療方針が立たない・・・・
などなど精神科医は、自ら研修医の間に学んでない事態に遭遇する.
医者の場合は,いざとなれば、専門じゃないのでお断りします と必殺技を出す事が出来る。
で、支援学校での講義だ。
全く同じ構造が教師にも起きている。
大学の教育学部でも習ってない,先輩教師も実際にリクツが分かっているわけじゃなくて,独善的に対応していることがらが多い。
ベテラン教師は,発達障害に関して十分に理解と対応がないまま特別支援教育が文科省の旗振りで始まった。
一人ひとり能力の違う子たちに全国一斉の学力テスト,しかも行政でそれになんだかんだ干渉する者,
あるタイプの保護者への対応なんて教育学部では教科書にも載ってない、
子どもと過ごすために教師になったのに,書類作成ばかりで、子どもと接する時間は皆無.
しかし、医師と違って公立の小中学校では生徒を選ぶことは出来ない。(逆は言われる、担任を選べないから・・・と)
医者のように、専門じゃないからお断りしますの必殺技が出せない。(特別支援教育がはじまってちょっと様相が変わったが)
メンタルヘルス概念で精神科医が混沌としている様に、教師も同じように特別支援教育の導入、国家が教育に大きく介入し、どこに教育のゴールを置くのか大きく揺れてきた。
精神科医は学校教育現場で役に立つことは出来ない、教師も現場で精神医学の知識に乏しい。
だからといって、責任をなすりつけあっても、何も生まれない。
ここは、お互い力不足を認めた上で,困った者通しが連携して、ちょっとでもお互いにレベルアップができるようにしていくことが大切だ。
そんなことを考えながら、講義の準備をして、話をしてきた。
ちゃんと伝わったかな~
精神科医が現在の多様なニーズに応えることは無理だ というところは強調したので伝わったと思うけど。
発達障害に関して講義の準備をしていた。
先週の土曜日,自分が聴講した鈴木先生の講義が大きなヒントになった。
精神科の臨床がメンタルヘルスの名の下に,旧来の精神分裂病,躁うつ病を中心とした精神病院臨床とはかなり離れてきている.
精神科医自身がメンタルヘルス臨床という未知の大海に投げ出されて、どこを目指しているのか迷っている。
発達障害なんて研修医の頃にも教えてもらってない、
復職の判断は外来主治医の判断すべき事じゃないし
休職の診断書を作成してくれと,初診時に うつ病を患っているフリをする人達をどう見極めるのか、
性同一性障害、これも大学病院で研修中に指導医が診ていなかったので、目の前に現れても治療方針が立たない・・・・
などなど精神科医は、自ら研修医の間に学んでない事態に遭遇する.
医者の場合は,いざとなれば、専門じゃないのでお断りします と必殺技を出す事が出来る。
で、支援学校での講義だ。
全く同じ構造が教師にも起きている。
大学の教育学部でも習ってない,先輩教師も実際にリクツが分かっているわけじゃなくて,独善的に対応していることがらが多い。
ベテラン教師は,発達障害に関して十分に理解と対応がないまま特別支援教育が文科省の旗振りで始まった。
一人ひとり能力の違う子たちに全国一斉の学力テスト,しかも行政でそれになんだかんだ干渉する者,
あるタイプの保護者への対応なんて教育学部では教科書にも載ってない、
子どもと過ごすために教師になったのに,書類作成ばかりで、子どもと接する時間は皆無.
しかし、医師と違って公立の小中学校では生徒を選ぶことは出来ない。(逆は言われる、担任を選べないから・・・と)
医者のように、専門じゃないからお断りしますの必殺技が出せない。(特別支援教育がはじまってちょっと様相が変わったが)
メンタルヘルス概念で精神科医が混沌としている様に、教師も同じように特別支援教育の導入、国家が教育に大きく介入し、どこに教育のゴールを置くのか大きく揺れてきた。
精神科医は学校教育現場で役に立つことは出来ない、教師も現場で精神医学の知識に乏しい。
だからといって、責任をなすりつけあっても、何も生まれない。
ここは、お互い力不足を認めた上で,困った者通しが連携して、ちょっとでもお互いにレベルアップができるようにしていくことが大切だ。
そんなことを考えながら、講義の準備をして、話をしてきた。
ちゃんと伝わったかな~
精神科医が現在の多様なニーズに応えることは無理だ というところは強調したので伝わったと思うけど。