山-木-人@育てる.川本/

西部農林振興センター 県央事務所 林業普及第一課・第二課 からの情報提供

vol.23 川本西小学校森林教室

2006年11月13日 | 森林教室


11月10日(金)、

 川本町立川本西小学校で、1,2年生を対象にドングリなどを使った森林教室を行いました。昨年は1年生を対象に森林教室を行いましたが、今年度は、2年生にも行いました。


【1年生】
まず、1年生への森林教室です。
昨年と同様の内容で行いました。


 「どんぐりの木」が生物や人間にとって深い関わりがあるということを紙芝居を使って説明しました。みんなとても熱心に聞いていました。


 その後、自分たちで拾ってきたどんぐりを使って、どんぐりコマ、やじろべえづくりを行いました。


 どんぐりコマは、一人で10個作った児童もいて、みんな夢中になっていました。


 やじろべえはバランスをとるのが難しいみたいです。顔を描き入れたりして、色々な表情のやじろべえを完成させていました。



【2年生】
次に、2年生です。
去年はみんなでコマややじろべえを作ったので、今年はそれを発展させ、「森のアートを楽しもう」というテーマで行いました。


 まず、「森林のはたらき」のお話をしました。
 森林は人の生活を守ってくれる様々な働きがあることを、実際に小道具を使い話しました。


●森林は水をたくわえ、きれいにします
森林の土の中は、小さなすきまがたくさんあいていて、スポンジのようになっています。大雨  が降ってもいっぺんに流れ出さず洪水にはならないし、反対に日照り  でも水  は簡単にはなくなりません。



●森林は山から土砂が流れ出るのを防ぎます
 森林の土の中にはりめぐらされた木の根は、土や石をしっかりつかんではなしません。だから、少しくらいの雨  では崩れません。それに、森林に降った雨は、地面に落ちている葉っぱや下草に抱き留められます。そのため、土が流れ出ていくのを防いでいます。
 手入れされた森林から出る土砂の量は、裸地から出る量の1/150におさえられるという話を実際に土の量を見せて話しました。


 森林について勉強した後、ドングリや木の実、小枝などを使って動物や昆虫をつくりました。特に、男の子はカブトムシやクワガタ作りに夢中でした。


 円盤(丸太を輪切りしたもの)に作った動物や昆虫などを自由にかざりつけていきました。

 みんな夢中になって作っていたので大作となり、授業時間内には完成できなかったため、残念ながらみんなの作品をこのブログ上に掲載することがでませんでした。先生からお聞きしたところ、昼休み中も一所懸命取り組んでいたそうです。
 川本西小学校では、ドングリで物作りをして親しむだけでなく、ドングリから育てていく活動も併せて行っておられます。 







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