Rの会~楽覚生~ 今ここの気づき

ゲシュタルト療法を用いて、自分自身を見つめ、今ここを丁寧に感じていくワークショップのお知らせです。

<小さなサロンで聴く音楽>

2015-11-16 | 音楽

クーベリック・トリオの演奏を毎年聴いています。

石川静のヴァイオリン、クヴィータ・ビリンスカのピアノ、

カレル・フィアラのチェロ。

チェコ在住の3人ですが、毎年日本に来て、演奏します。

前にも書きましたが、石川静さんとは中学の同級で、友達です。

そのおかげで、クヴィータともカレルともお友達になってしまいました。

と言っても、静さんの通訳付きですけれど(笑)

今年は演奏会の場所がとても小さなところで、

それは私にとって、新しい発見でした。

 

10月24日は、狛江市のエプタザールという160席の小さなホール。

プログラムは、

ベートーヴェン;ピアノ三重奏曲 ハ短調Op1-3

スーク;ピアノ三重奏曲 ハ短調Op2

ドヴォルジャーク;ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op21

 

エプタザールは、木をふんだんに使った、天井の高いホールです。

そしてステージの段差がなく、

演奏者と観客が同じ高さにいるという親近感があります。

天井が高いので、音が直接響くのではなく、

巡ってきた音も同時に聴けるような造りになっています。

ピアノは、茶色のベーゼンドルファーです。

 

私は左側の一番前に座って、静さんのヴァイオリンを弾く姿を見ながら、

トリオの音にうっとりして、いつまでも聴いていたい!!!

と終わった後も、椅子からなかなか立ち上がれませんでした。

心に染み入る、素敵な演奏でした。

 

 

10月31日は、個人宅尾上邸の音楽室、30人でいっぱいの広さ。

プログラムは、前半がピアノとヴァイオリンで、後半がトリオでした。

ベートーヴェン;ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 

             第1番ニ長調 作品12−1

ドヴォルジャーク;ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス ヘ短調作品11

ドヴォルジャーク;ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 作品90

 

ここでは、一番後ろに座って、聴きました。

と言っても、小さなお部屋なので、

演奏者とも他の観客の方たちとも、とても近い距離です。

モーツァルトの時代には、きっとこんな風に、

個人のサロンで演奏することが多かったのだろうなあと想像しながら、

久々の、静さんのベートーヴェンのソナタを堪能し、

また、このトリオの十八番である、ドヴォルジャークのドウムキーを

楽しみました。

とても贅沢な時間と空間を体験しました。

 

写真は、エプタザールのベーゼンドルファーです。

里英子

 

 

 

 


<リンゴ園のおにぎり>

2015-11-09 | 旅行

10月下旬、今年も信州のTさんのリンゴ園に行きました。

<里英子の紅玉>の木が大きくなっていて、びっくりでした。

しかも今年は60個も実をつけたとのこと、昨年の3倍です!

ひとつひとつ、紅玉とは思えないほどの大きさです。

Tさんの話によると、最初は大きな実をつけるけれど、

年々、数も多くなり、大きさも普通になっていくとのことでした。

毎年会いに来たいと思ってしまいます。

 

早速もいで、いただきます。

美味しいこと!!!

香りも良く、上品な甘さと酸味が口いっぱいに広がります。

もぎたての美味しさは、格別です。

紅玉の他に、秋映、信濃スィート、信濃ゴールド、

試食として、皮をむいてくれました。

秋映は、深い赤のリンゴで、食べるとその甘さが口に広がります。

信濃スィートは、赤の中に黄色の筋の入る美しい姿で、

実が柔らかくその甘さも上品です。

信濃ゴールドは、ゴールドという名のように、金色に輝く肌をしていて、

食感がシャキシャキしているのが特徴です。

とういうわけで、次から次に食べてしまいます。

食欲の秋のせいにしておきましょう。

 

Tさんはリンゴ園の入り口に小さなお店を開いていて、

リンゴ狩りを目的にした車が立ち寄っていきます。

新潟ナンバーの人たちも多く、

山越えしてきた人は、山の上に雪が降っていたと、

びっくりするような情報ももらいます。

私もお店の人のような顔をして、一緒に皆さんの話を聞いていました。

リンゴに対する思いもそれぞれなのが興味深いです。

あるおじさまは「リンゴは紅玉でなくっちゃ!」と紅玉を求めていきました。

ある家族は車を降りた途端に「フジ、フジ」と連呼して、

「フジはまだ、もう少し後が食べ頃」と聞いてがっかりしていました。

ところがあれこれ試食してみると、

これが美味しいあれが美味しいと言いながら、

目を輝かせて籠を持って、リンゴ園に行きました。

子供さんがいると、Tさんは、

小さな姫リンゴのなるアルプス乙女を勧めて、

子供にもリンゴ狩りを楽しんでもらいます。サービスだよと。

 

近くに、新幹線が走るようになりましたので、

時たま大きな音を立てて走り抜けていきます。

それ以外には、鳥のさえずりだけが聞こえる、のどかなところです。

近くの山、高社山(こうしゃさん)は、上の方が黄色に染まっていました。

 

その夜は、日帰り温泉に連れて行っていただき、

お宅で手作りの美味しいお食事と<北光>というお酒をご馳走になりました。

この名前、私が通った北海道の小学校と同じ名前、

という話で盛り上がってしまいました。

3匹の猫ちゃんたち、ユキちゃん、モモちゃん、ミッキーちゃんも、

ちゃんと挨拶に来てくれました。(写真はミッキーちゃんの寝姿です)

 

翌日もまた、一緒にお店に行って、試食リンゴをご馳走になって、

のんびりとスケッチをしました。

お昼には、手作りのおにぎり。

新米のツヤツヤ光ったご飯と、中には手作りのきゅうりの漬物。

お店の前の椅子に座って、ポカポカと日光浴をしながら食べるおにぎり!

もう最高!!!

外で食べるおにぎりって、何にも代えがたいご馳走ですね。

里英子


<気楽に参加できるワークショップを始めました>

2015-11-04 | ワークショップ

Rの会—楽覚生では、参加した方々のご希望をうかがって、

仕事帰りに参加しやすいような、

または半日用事を済ませてから参加できるといった、

参加者の生活の中で気軽に参加できるワークショップを企画しました。

土曜日または祝日などの半日だけの<アフタヌーン・気づきのセッション>

平日の夜2時間の<夜のショートワーク>です。

 

前もってのお申し込みがなくても参加可能ですので、参加した方からは、

「その日に早く仕事を終えられたから参加しました」

「ちょうどその日に嫌なことがあって、それに対する気持ちを整理したくて参加しました」

という声が聞かれ、企画した目的が果たされているように思っています。

 

内容は、その時参加した方々の希望に沿って、毎回変わります。

体ほぐしをすることもあれば、

一人ひとり話したいことを話してもらう中で、

自分自身に少しずつ気づいていくようにファシリテートすることもあれば、

ゲシュタルト療法のチェアテクニックで、自分自身の葛藤を見つめていくこともあります。

何れにしても、緊張をほぐしリラックスして、

今ここにいる自分に気づいていく時間と空間です。

これまでの数回では、皆さん、疲れた様子で参加しても、

帰る時には爽やかな笑顔でした。

これからも、<オープン・ワンディワークショップ>とともに、

続けていこうと思います。

 

             Rの会—楽覚生    俵 里英子