Rの会~楽覚生~ 今ここの気づき

ゲシュタルト療法を用いて、自分自身を見つめ、今ここを丁寧に感じていくワークショップのお知らせです。

<傘寿はすごい!>

2013-07-30 | 旅行

少し前の話題ですが、

三浦雄一郎さんが、傘寿80歳で、エベレストの頂上に立ちました。

本人の意気込みと体力・気力、そして、その計画性、

さらに周囲で支えている人たちの協力態勢がしっかりしていたからでしょう。

おめでとうございます。

下りが大変だったと言うことですが、

ゆっくりと時間をかけて、周りからの支えを十分もらって、

無事に帰還できたこと、本当に素晴らしいと思いました。

          

ここで、叔父を紹介したくなりました。

この7月のお盆に久しぶりに私の田舎、金沢のお墓参りに行きました。

颯爽とスポーツカーを乗りこなして、迎えに来てくれたのが、80歳の叔父です。

しばらく前までは、毎日のようにプールへ通っていたと聞いていました。

それもすごい事だと思っていましたが、腰を悪くしてやめたとのこと。

今はカラオケの教室に通っていると言い、

出演した晴れ舞台のヴィデオを見せてくれました。

派手な着物を着て、渋く演歌を歌う姿は、とても様になっていました。

またデュエットで、農家の青年に扮して女性と掛け合いをする姿は、

ユーモアにあふれていて、一緒に笑ってしまいました。

どうしてこんなに上手なのかしら?と問うてみましたら、

70歳の手習いで始めて、練習には練習を重ねているとのこと。

ヴィデオで自分の姿を、何回も繰り返し見て聴いて、

どのように歌えばいいか研究し、姿勢や振り付けを考えるとのこと。

それがまた楽しいと話してくれる叔父の顔は、生き生きと輝いて見えました。

それを聞いて、なるほどと思いました。

いくつになっても、興味のあることを楽しんで研究心を持ってやることができるし、

そうすれば、上達もし、ますます元気になるのだなあと。

さらに叔父を支えて、

叔母もプールに行ったり、家庭菜園で野菜作りに励んだりしており、

息子や孫たちも元気にそばにいます。

かわいいワンちゃんも同じくらい?年取ってしまいましたが、一緒に居ます。

毎月温泉に行く仲間たちもいて、それが楽しみだとのこと。

こうした周りの人たちとの交流もあって、

80歳をこれだけ楽しめるのだなあと感心しました。

このように話してくれる叔父の話し方がとてもさわやかで、

楽しませてくれる雰囲気を持っているのです。

それにもまた感激しました。これも年の功かもしれませんね。

 

お墓参りを済ませた時、胸がすっきりとさわやかになりました。

叔父も、「気持ちええわあ、すっきりした」とニコニコしています。

その叔父の笑顔を見て、私の方が元気をもらった気持ちがしました。

 

私も80歳まで生きられたら、どんなふうに過ごしているのでしょうか?

叔父のように、自分の好きなことをして、

温泉に度々行って、

気の置けない仲間たちと、飲んで食べておしゃべりしていたいなあ。

         

里英子

(写真は金沢の風景です。最後の写真、堂形のシイノキは樹齢300年と言われています。)


<マララさんに感動>

2013-07-23 | 日記

パキスタンのマララ・ユスフザイさんが、

7月12日に国連で演説したと新聞で読みました。

彼女の考えに共感した方も多いのではないでしょうか?

女子が教育を受ける権利があると訴えたことで、武装勢力に銃撃され、

手厚い医療と愛情深い家族や周囲の看護を受けて、生還してきた16歳の少女。

今回の体験でさらに自分の信念を強くすることができたとのことです。

『一冊の本と一本のペン。それが世界を変えることができる』

という信念は、私にも新鮮な響きを持って届き、心を震わせました。

 

教育の大切さ、そして教育をうける権利、ということを改めて考えました。

日本では、義務教育ということを、

「教育を受けなければならない」と誤ってとらえている人もいるとか。

「子どもには教育を受けさせなければならない」という大人への義務であること、

子供は教育を受ける権利が誰にでもあることを、もう一度確認したいと思いました。

男の子も女の子も、障害があってもなくても、経済的に困っていてもいなくても、

誰でも教育は受ける権利があるのです。

学校に行くことが難しくなっている子も、教育を受ける権利があります。

今は学校に行かなくても、フリースクールや、自宅学習を評価するといったような、

色々な方法を工夫することができるようになってきました。

それでも選択肢はかなり限られています。

 

マララさんの演説に接して、

世界の子供たちが、安心して勉学に励めますように、

と祈らずにはいられませんでした。

それと同時に、平和で経済的にも恵まれている日本で、

一人ひとり自分の意見を尊重できるような、より豊かな教育が実現していくように、

との思いも湧いてきました。

 

さらにマララさんは、自分を銃撃した人たちを憎んでいないこと、

その子供たちすべてに教育を受けさせたいと、語ったとのことです。

非暴力と愛の哲学。

胸が熱くなって、目がウルウルしてしまいました。

里英子


<期日前投票を済ませました>

2013-07-18 | 日記

先日、参議院選挙の期日前投票をしてきました。

 

是非入れたいという候補者がいるわけでも、

ぜひ頑張ってもらいたいと思う党があるわけではありません。

それでも、投票は欠かさずにします。

というのは、社会の中で暮らしている一人として、

自分の声を届けることができる、大切な権利ですから。

もちろん、自分の希望がそのまま通ることもないけれど、

言わなければ、それでおしまいになってしまいます。

 

投票率が50%を切ったら、その選挙は無効ということはありません。

そうした時は、私たちの声が全然反映されない人たちが、

国民の代表という大きな顔をして、政治を動かしてしまうことになります。

ですから、一人でも多くの人が、

少しでも自分の意見を反映してくれるだろう人を選んで、

投票してほしいなあと私は思います。

ベストは居なくても、ベターな人、

または、この人になっては困る人に入れないという、意思表示にもなります。

 

投票をしないということは、

今の生活そのままでいいという、意思表示になるでしょう。

 

私は、今の暮らしがいいとは思えないし、

政治家の言っていることが困った方向に行ってしまうように思えるし、

それに対して、違うのではないか?

もっと一人ひとりを大切にする社会に近づけないか、ということを言いたいのです。

 

憲法は、本来は、国民を統率者・政治家から守るためのものです。

今、政治家が勝手に自分の都合のよいように変えようとしているとしか思えません。

今このように自由にものが言えるのも、

戦争をしない平和な社会を作ることができるのも、

美しい前文を持つ、憲法があってのことだと思います。

又、福島原発の事故の処理が全然終わっていないことを、

もっと認識していく必要があると思っています。

事故現場は、まだ放射線量が強すぎて、中も確認できない状態です。

その周辺で働いている人たちの、被ばくの問題もうやむやになっています。

そこに住んでいた人たちが、今も避難生活をしていて、

充分に安定した生活から程遠いことは大きな問題でしょう。

これだけの大変な事故を起こす原発に依存すること自体が、

人間の生存を脅威にさらすことになるでしょう。

電気を創る手段は他にもいろいろあります。

もっと知恵と技術を使って、人間が平和に安全に生きる方法があるでしょう。

その様な私の考えを基準にして、投票しました。

 

皆さんも、自分なりにいろいろ考えることがあるでしょう。

自分の持つ一票の重みを感じていただけたらと思います。

 

里英子


<暑さと冷房にどのように付き合いましょうか?>

2013-07-09 | 日記

今年は急に梅雨が明けて、眩しい太陽が照りつけていますね。

暑さと湿度の高さで、熱中症になって病院に運ばれる人が多くなっています。

どうぞ皆さんも、気をつけてください。

報道では、熱中症にならないように冷房をかけることを勧めていますけれど、

いかがなものかなあ?と私は疑問に思います。

というのは、詳しく記事を読んでみると、

「熱中症で運ばれた人の半分が冷房をかけていないところで起きた」

逆の言い方をすれば、半分の人は冷房の中で、熱中症になったということですね。

冷房さえすればいいということではないでしょう。

 

こんなに急に暑くなっても、

今までと同じように働いていたり、活動しようとしたりしていないでしょうか?

自分の体からの信号を読み取っていますか?

少なくともこれを読んだ人は、今ここで、深呼吸をして、

体のメッセージに耳を傾けていただきたいと思います。

 

私の体は、今とても反応しています。

暑い日差しの中、10分ほど歩いただけで、

腕の皮膚に光線過敏のアレルギー反応が強く出てしまいました。

また、体がだるくて動きたくない、頭もゆっくりしか動かないよ、と訴えてきます。

しかたがないから、『休もうか』と体に言ってあげると、

「そうしよう、そうしよう」と体は喜びます。

南と北の窓を目いっぱい開けて、風の通り道に枕とうちわを持ってきて、

ごろりと横になります。

ふーっと息を吐くと、体から力が抜けて本当に楽になります。

日頃から読みたい本がたまっています。

少し読んでは、ボーっとして、その時間も楽しみます。

時々水やお茶を補給しながら、、、

とっておきの遊び、数独をしたくなりました。

これにはまると大変なのですが、今日は解禁!

というわけで、昼間から夜までずっと数独になってしまいました(笑)

お陰で、体は楽になり、皮膚もかゆみが収まって少しずつ良くなってきました。

この暑さにも、少しずつ体は慣れていくことができるでしょう。

それには時間がかかりますし、工夫も要りますね。 

 

昔の人の知恵を今の私たちは忘れてしまっていますよね。

夏暑い地方の家は、風が家の中を吹き抜けるように、夏様に建てられていました。

そして、団扇と蚊取り線香が夏の風物詩でした。

 

今はどこに行っても冷房。

強い冷房の中に入ると、一瞬は気持ちよく感じるかもしれませんが、

暫らくいると体がゾクゾクして、

逆に体の中から熱を出そうと頑張っているような反応がおこります。

皮膚の表面はとても冷たいのに、体の内部が暑い感じで、気持ちが悪くなります。

こういった感覚は、ジャケットを着ても、ストールを巻いても、続きます。

こんなときは、外に出るか、窓を開けて風を通すと、

体がほぐれて息ができるようになります。

 

昨年もこのブログに書きましたが、JRと地下鉄など鉄道関係の方にお願いです。

<弱冷房車>をもっと増やしてください。

2~3両に1両あれば、どこで待っていても、乗れますよね。

私の友人は、弱冷房車が込んでいるので、

ホカロンを体に張って、普通車に乗り込んでいるのです。

私は、弱冷房車が見つからないときは、乗るのをやめようかと思うことがあります。

それから、長距離で窓を開けられない、特急列車や新幹線には、

是非とも<指定席の弱冷房車両>を作ってください。

お願いします。

 そうすれば、もう少し安心して、夏も外に出ることができるようになるでしょう。

私に共感してくれる方も多いのではないかと思いますが、いかかでしょうか?

こんな暑いと、滝の写真で少しは涼しさ感じてもらえれば、、、

里英子