昨年の10月、浜松のワークショップが25年目を迎えたことを、ブログに書きました。
今年も10月19~20日、浜松でワークショップをしました。
毎年呼んでくださる、K子さんとそのグル―プの方たちに感謝です。
一年に1度しか会わないのに、
顔を見るといつも会っているような気がしてくるから不思議です。
和やかな親しみ深い雰囲気のなかで、まずは一人ひとりから、
この一年間のお話をしてもらいます。
仕事が変わったり、家族の変化が起こったり、病気をしたり、など、
一年間で、びっくりするくらい、いろいろな出来事がそれぞれに起こっています。
それに対して心も体も対応するのが大変だったことがわかり、
今日ここに生きて会っているこの瞬間がありがたく感じられます。
職業柄、人の話を聞くことが多い方たちなので、
皆の中で、日常生活では表現できなかった自分のこと、
一人で抱えてきて大変だったことなどを、
安心して表現できる場所と時間は大切だと思います。
自分の話しを皆に受け入れられる体験だけでなく、
言葉を通して表現することで、自分の気持ちや体も動くこともあり、
自分自身に気づき、自分を確かめるという体験も加わります。
さらに、自分の中でもう少し追求したいことを、
ゲシュタルトのワークで見つめていく体験をすると、さらに深い自分に出会い、
そこからまた新しい一歩を踏み出すことができます。
このように、一人ひとりのお話を聞き、
ゲシュタルトのワークの中で気づいて行く過程に一緒にいることができて、
私は一緒に胸がふさがれる思いをしたり、悲しく辛く思ったりしながら、
これだけの大変なことに正面から向き合って行く勇気や優しさに感激するのです。
そして、一人ひとりの方をいとおしく感じます。
私は年に一度だけ寄り添って、今ここにいることしかできませんが、
私がいることで、話す勇気を持ったり、気づくチャンスになったりするのを見て、
私自身も、本当に嬉しくなります。
ワークショップは2日間なので、一晩ホテルオークラに泊まりました。
浜松では一番高いビルディングで、部屋からの眺めがとても素敵です。
今回は、36階のお部屋でした。
天気は曇り時々雨でしたが、夜景も落ち着いた感じで美しい。
朝は、雲のかかった山々も、遠くの浜名湖も、また遠州灘の海も見えて、
すがすがしい気分になりました。
写真では見えにくいかもしれませんが。
そして、今回はもう一つ楽しいおまけがつきました。
スタッフの息子さんが開いているイタリアンのお店に、連れて行ってもらったことです。
<Trattoria Guido> という名前です。
お昼のコースで、パスタとサラダ、さらにスープとパンと飲み物がついています。
まずサラダ。オリーブオイルの香りがすばらしく、新鮮野菜がいきいきしています。
スープは、キャベツのポタージュでした。キャベツの甘みがあり、舌になめらか。
パスタは3種類あり、私はレンコンとしらすのトマトソースのパスタを選びました。
レンコンがシャキシャキして歯ごたえもあり、
レンコンとしらすとトマト味の取り合わせが、意外な美味しさを醸し出していました。
一つ一つの料理に工夫があって、とっても美味しかったです。
次回は、夜にワインを飲みながらお食事しましょうと、話が弾みました。
<追記>
<Trattoria Guido>、お勧めです。
浜松駅から離れていますが、夫婦でやっている小さなお店なので、
昼食時も夜も混んでいるようです。
お店に電話で予約してから行かれるとよいでしょう。
℡053-523-9436
里英子