私の温泉好きについては、何回か書きました。
体の方が、時々行きたいと訴えてくるのです。
今回は、群馬県の法師温泉、長寿館に行きました。
温泉の魅力は、まず東京から離れることです。
法師温泉に行くには、上越新幹線で上毛高原駅下車、
そこから、猿ヶ京温泉行きのバスで終点まで行き、
法師温泉行きのバスに乗り換えます。
標高800メートルの山の中の一軒宿。
宿に覆いかぶさるように迫る山の緑。
川の音が耳に飛び込んできます。
さわやかな空気を胸いっぱい吸います。
そして温泉の魅力の一番は、やはり温泉の質と量。
源泉かけ流しは、最高ですね。
法師温泉には、3つの源泉があり、一部かけ流し、一部循環で、
加温はしているけれど、加水はしていないとのことでした。
最近はこのような表示がきちんとしているので、温泉に入る楽しみが増えました。
また酸性、アルカリ性、中性によって、肌に感じる感覚が違いますし、
中に含有する成分はそれぞれの温泉の特徴が出ていて、
成分によって、色が変わったり、匂いが異なったりするのも、また面白いです。
法師温泉は、弱アルカリ性で、無色透明で、匂いはありません。
単純温泉と、カルシウム・ナトリウム硫酸温泉があるようです。
お風呂のしつらえ。
露天風呂では、外の気持ちよい空気を吸いながら浸かっていられるので、
気持ちよく何度でも入ってしまいます。
内風呂も木造が大好きで、優しく包まれた感触と、木の香りにうっとりできます。
法師温泉には、3つのお風呂があり、
一つは有名な屋根が高く、しっかりした梁がある、大きな木造の建物。
浴槽の床は砂利になっていて、中からぷくぷくとお湯が沸いてきます。
基本的に混浴ですが、女性タイムもあって、楽しめました。
もう一つは、露天風呂のついた、木造の建物のお風呂。
こちらは女性専用タイムと男性専用タイムに分かれていました。
さらに、女性のための小さなお風呂がありました。
こちらも木造で、浴槽の床の砂利からぷくぷくとお湯が沸いてきます。
泡が一緒にわいてくるので分かるのですが、
それが肌に当たって気持ちがよいのです。
お湯の温度は、ぬるめで、ゆったりと入っていられるのですが、
しばらくすると、体中が温まり、汗が出てきます。
入ったり出たりして、ゆっくりと楽しめました。
3つのお風呂、泉源もお風呂の作りも違うので、それぞれ楽しめました。
お風呂に入るときには、やはり静かにゆったりと入りたいですね。
知らない人と一緒になるときには、あいさつはしますけれど、
それ以上は、そっと気遣いするくらいがいいでしょう。
大きな声や高い声、込み入った話は、聞きたくないなあと思ってしまいました。
お風呂という場所は声が響くだけに、気になるものだということがよく分かりました。
自戒の意味も込めて、、、、、
現実的な温泉効果として。
実は、昨年の夏、皮膚にアトピーが突然出て、困ったのですが、
今年も夏になって、少しアトピー性の発疹が出ていました。
それが、法師温泉で、きれいすっきり無くなったのです。
素晴らしい温泉効果でした。
里英子