Rの会~楽覚生~ 今ここの気づき

ゲシュタルト療法を用いて、自分自身を見つめ、今ここを丁寧に感じていくワークショップのお知らせです。

<温泉の魅力――法師温泉>

2012-07-26 | 旅行

私の温泉好きについては、何回か書きました。

体の方が、時々行きたいと訴えてくるのです。

今回は、群馬県の法師温泉、長寿館に行きました。

 

温泉の魅力は、まず東京から離れることです。

法師温泉に行くには、上越新幹線で上毛高原駅下車、

そこから、猿ヶ京温泉行きのバスで終点まで行き、

法師温泉行きのバスに乗り換えます。

標高800メートルの山の中の一軒宿。

宿に覆いかぶさるように迫る山の緑。

川の音が耳に飛び込んできます。

さわやかな空気を胸いっぱい吸います。

 

そして温泉の魅力の一番は、やはり温泉の質と量。

源泉かけ流しは、最高ですね。

法師温泉には、3つの源泉があり、一部かけ流し、一部循環で、

加温はしているけれど、加水はしていないとのことでした。

最近はこのような表示がきちんとしているので、温泉に入る楽しみが増えました。

また酸性、アルカリ性、中性によって、肌に感じる感覚が違いますし、

中に含有する成分はそれぞれの温泉の特徴が出ていて、

成分によって、色が変わったり、匂いが異なったりするのも、また面白いです。

法師温泉は、弱アルカリ性で、無色透明で、匂いはありません。

単純温泉と、カルシウム・ナトリウム硫酸温泉があるようです。

 

お風呂のしつらえ。

露天風呂では、外の気持ちよい空気を吸いながら浸かっていられるので、

気持ちよく何度でも入ってしまいます。

内風呂も木造が大好きで、優しく包まれた感触と、木の香りにうっとりできます。

法師温泉には、3つのお風呂があり、

一つは有名な屋根が高く、しっかりした梁がある、大きな木造の建物。

浴槽の床は砂利になっていて、中からぷくぷくとお湯が沸いてきます。

基本的に混浴ですが、女性タイムもあって、楽しめました。

もう一つは、露天風呂のついた、木造の建物のお風呂。

こちらは女性専用タイムと男性専用タイムに分かれていました。

さらに、女性のための小さなお風呂がありました。

こちらも木造で、浴槽の床の砂利からぷくぷくとお湯が沸いてきます。

泡が一緒にわいてくるので分かるのですが、

それが肌に当たって気持ちがよいのです。

お湯の温度は、ぬるめで、ゆったりと入っていられるのですが、

しばらくすると、体中が温まり、汗が出てきます。

入ったり出たりして、ゆっくりと楽しめました。

3つのお風呂、泉源もお風呂の作りも違うので、それぞれ楽しめました。

 

お風呂に入るときには、やはり静かにゆったりと入りたいですね。

知らない人と一緒になるときには、あいさつはしますけれど、

それ以上は、そっと気遣いするくらいがいいでしょう。

大きな声や高い声、込み入った話は、聞きたくないなあと思ってしまいました。

お風呂という場所は声が響くだけに、気になるものだということがよく分かりました。

自戒の意味も込めて、、、、、

 

現実的な温泉効果として。

実は、昨年の夏、皮膚にアトピーが突然出て、困ったのですが、

今年も夏になって、少しアトピー性の発疹が出ていました。

それが、法師温泉で、きれいすっきり無くなったのです。

素晴らしい温泉効果でした。

                                  里英子


<冷房が怖い>

2012-07-17 | 旅行

建物の中に入ると、ビューンと冷たい風が、襲ってきます。

暑かった外で汗をかいている体は、すぐに対応できず、ぶるぶるっと震えます。

電車に乗る時<弱冷房車>を探しますが、見つからないと乗るのが怖くなります。

 

どうしてこんなに強い冷房をかけるのでしょうか?

暑い外から、冷たい風の当たるところに入った瞬間は、

気持ちよいと感じる人もたくさんいるのでしょう。

しかし、そこに長時間いたら、とても不愉快になってきます。

しばらく冷房の中にいると、皮膚は固くなってきて、

体の内部は、なんだかかっと熱くなって、気持ちの悪さを感じます。

体の中に暑さが残っていて、それを汗などで発熱出来ずに、

こもってしまうからかもしれません。

メカニズムはよくわかりませんが、

同じような感覚を感じている人もいるのではないでしょうか。

こういった感覚は、いくらジャケットを着ても、ストールを巻いても、

何も助けにならないのです。

 

冷房を止めて、窓を開けて風を通すと、ふっと息ができるようになります。

皮膚もホッと緊張を解いて、汗腺が開いて、汗もかけるようになります。

体が元気になることは、体が教えてくれます。

窓から風を入れることを、皆さん忘れてしまっているのではないでしょうか?

昔の優れた旧家は、夏向きに、風がよく通るように建てられていました。

今は、密閉する方向へと建物が変わってきたこともあるでしょうね。

 

電車にも、窓を開けられる<ノン冷房車>が欲しいですね。

<弱冷房車>も2~3両に1両あれば、どこで待っていても、乗れますよね。

今の様に少ないと、乗りたくても乗れない人がたくさんいると思います。

また、長距離で窓を開けられない、特急列車や新幹線には、

是非とも<弱冷房車の指定席>をと願っています。

 

こんなつぶやきを聞いてくれる人は、いないかしら?

 

里英子          


<七夕の願い>

2012-07-09 | 日記

七夕は、あいにく雨でした。

<星に願い事をする>こと、皆様は雨でもできましたか? 

どんな天気でも、私は今までもひそかに、心に願iってきたように思います。 

今年は、人間が自然の一部として自然とともに生きて行けますように、と願いました。

 

人は体を持った自然の一部であり、自然から離れては生きていけません。

最近東京に暮らしていると、

あたかも人工物だけで生きていけるような錯覚に陥ってしまいます。

その究極が、原子力発電ではないでしょうか?

私は、<原子力の平和利用>と言う言葉に惑わされてきましたが、

3.11の事故によって、目が覚めました。

やはり人間の力でコントロールできるものではないのです。

福島の事故後の処理も進んでいない中、

福島の人たちが、避難生活を強いられ、先々の不安を抱えている段階で、

あらためて安全対策を講じることもなしに、

大飯原発を再稼働してしまったのはどういうことでしょうか。

今、大規模地震が発生したら、何が起こるのでしょうか?

さらに、ゴミ問題があります。

何万年もの危険なごみを、自分の家の横に置いておきたい人はいないでしょう。

いまだに、最終処理場を決めずに、うやむやにしている状態です。

 

電気を湯水のように使うことを奨励されてきた生活。

もう少し考えれば、電気をそれほど使わなくても、生活できるではないでしょうか?

もっと知恵を出しあえば、人間らしい自然な生活を豊かにできる工夫が、

たくさんあるのではないでしょうか?

 

一人ひとりが、自分も自然の一部であることを考え、

周りの人々や環境を害することなく、

自然とともに生きて行くことができますように。

それぞれがその人らしく、心豊かに暮らす工夫ができますように。

それが七夕の私の願いです。              

             里英子


<鳥の鳴き声と名前が結びついて>

2012-07-04 | 日記

今年も6月、浜松の森の家で合宿ワークショップをしました。

朝、いろいろな小鳥が鳴いています。

誰かが、「あれはなんという鳥?」

耳をすましてみると、強くて高い声で、変わった抑揚をつけて鳴く鳥がいます。

「カッケン、キョキョキョキョ」

「<テッペンカケタカ>って聞こえるよ。」と言われて初めて、

私の頭の中の隅っこの記憶がよみがえってきました。

「<テッペンカケタカ><東京特許許可局>って歌うのは、ホトトギスです」

と言ったのは、小学校の遠足のバスのガイドさんだったこと。

こんなことが記憶に残っているのに、

私は一度もホトトギスの鳴き方をそれと認知していなかったことに、気づきました。

「それホトトギスではないかしら?」というと、

よく知っている仲間の一人が、確認してくれました。

わかってみると、ホトトギスがとても身近に感じて、うれしくなってきます。

 

ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる

 

♪ 卯の花の匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて ♪ ~~~

 

名前はいつも聞いたり、口ずさんだりしていたのに、

それまで鳴き方がわからなかったのです。

 

同じような体験を、東京の家の近くでもしました。

道を歩いていたら、頭の上からかわいい鳴き声が聞こえました。

ツピーツピー ツツピーツツピー

電線に一羽、スズメより小さな小鳥が停まって、体全体を使って、さえずっています。

見上げていたら、一人の男性がにこにこして近づいてきました。

「美しい声ですね」と。

「なんの鳥でしょうか?」と聞くと、

「そうですね、シジュウカラではないかと思いますが、はっきり見えませんね」

と、とても丁寧に柔らかい口調で教えてくれました。

 

それからは、朝すずめの声に交じって、シジュウカラの声が聞こえます。

名前がわかると、とてもうきうきとしてくる自分がいます。

 

今回のことをきっかけに、

インターネットの野鳥図鑑で、鳴き声も聴かせてくれるサイトを見つけました。

これからも活用させてもらって、

少しずつ鳥を身近に感じていきたいと思います。

                  

里英子