プラハに行きました。ほぼ10年ぶりです。
上の写真は、モルダウ川(チェコ語ではVltava ヴルタヴァ)とカレル橋Karluv most、
そして後ろはプラハ城Prazsky Hrad です。
毎年5月12日からプラハの春音楽祭があります。
チェコ・フィルが創設50周年の1946年に、ラファエル・クーベリックの指導のもと、
第1回が開催され、今年は第72回とのことです。
音楽祭は、スメタナの命日5月12日に始まり、3週間続きます。
5月12日と13日、スメタナホールで、スメタナ作曲の<我が祖国>が演奏されます。
今年はバレンボイム指揮のウィーン・フィルです。
ウィーン・フィルも、音楽祭には今まで7回出演していますが、
オープニングの<我が祖国>を演奏するのは初めてとのことです。
その演奏を聴くことができたのです。
友人でチェコ在住のヴァイオリニスト、石川静さんのお陰です。
スメタナホールは、前に見学したことがありましたが、コンサートを聴くのは初めて!
行く前からふたりの友人とドキドキです。
ホテルから歩いて行かれる、市民会館Obecni Dum の中にあります。
プラハの街は美しく、その中にあるこの市民会館も、アールヌーボー建築の建物で、
観光名所でもあります。
中に入っても写真は取り放題なので、
日本のコンサートホールとの違いに戸惑ってしまいました。
そして、席に着いてまたびっくりしたことは、
私たちの周り、右も左も前も後ろも、日本人だったことです。
演奏は、これ以上のものはないと思われるくらい素晴らしいものでした。
プラハに来て、ヴルタヴァ川を見て、スメタナホールで<我が祖国>を聴く、
幸せを十分に味わいました。
里英子